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・14・尋問本番

 アルミナントさんがクラブ風のスペース、ナイフ突きつけてた人が森みたいなところ、一番偉そうなひとが真ん中に座って、尋問が始まった。


「さてと、君の尋問だね。えーと、罪状は?」


誰かが説明するのを待ってるみたいだ。


「あれ?スタンレーは?今日の会議室当番あいつだよね?」


「死んだ。」


「え?なんで?」


「殺された。こいつに」


「は?」

 

 さーて、ギャンブルだ。この人がアルミナントさんとおんなじ感じだったら多分これだけじゃ殺されない。さっきも言い訳しなかったら多分攻撃されてなかったし。



「ほんとに?一応スタンレーって家でNo.10くらいの強さだよね?そんなに簡単に殺されるとは思えないんだけど。」


「そんなこと言ったって。実際死んでたんだからそんなこと言ってらんないでしょ。嘘だと思うなら機関室行ってみなよ。あるよ、死体。」


「いや、良い。えーと君、かな?スタンレー殺したのは。別に攻めないからどうやって殺したのか教えてくれないかな?」


 よし。とりあえずギャンブルには勝った。あとはこの問題に正解できればクリアだ。でもどっちにしろ心読まれてるんだよね。あとさっきアルミナントさんに色々ばれたからな。隠さなくてもいいか。


「どうやってって言っても。手をかざして、光線打っただけです。足上げるのと変わらない。あ、周りのものに当たったらまずそうだったから、光線が細くなるイメージはしました。」


 どうやってって言ったって困る。呼吸の仕方聞かれたって答えられないだろう。しかも僕だってそう何回も使ったことがあるわけじゃないんだ。


「うーん。その程度であいつ死ぬかなぁ。あ、そうだ。あいつ能力発動してた?」


「能力ってなんですか?僕にも理解できるように質問してくださいよ。」



「あのー、あれ。手が飴みたいに伸びたり、足がバネみたいになったり」


 なってなかったと思う。いや、なんか手のあたり光ってたからそれかな?でも聞いた感じ肉体変形の能力っぽかったし、、、、ってあの人ずっと見てきててかなり怖い。いや、尋問してんだから当たり前かもしれないけど、考えるじゃまになる



「なんか、きみ、あれだね」


「なんですか。」


「お調子者だね」


 は?いきなり何言い出したんだ?このひと。


「いや、尋問始まる前すごくビクついてたのに、喋りだした瞬間こっちの事舐め始めたもんだから。すごいなぁと思って。」


 やば。全く気づいてなかった。自信はまだシフトには入ってなかったと思ってたのに。無許可で休日出勤してきやがった。


「あの、ごめんなさい。ほんとに。」


「いいよいいよ。それよりさっきの質問の答え聞かせてくれないかな」


「あ、えーと使ってなかったと思います。でも手のあたりが光ってたような」


「あーなるほどね。いきなり大技使おうとしたわけだ。んで君はそのチャージが終わる前に攻撃してアイツ殺したと。なーるほどね」


 なんかぶつぶつ言いながら考え始めた。どうしよう。尋問が全く再開する気配がない。


「ねえ。兄さんが聞かないから僕が聞くけど、そもそも君なんでこの船に入ったの?」


 森みたいなスペースにいた人が喋った。初めてよく見たけど、すごく地味な見た目してる。身長160くらいだし、全身黒だし、マッシュにしてるけど前髪長すぎて目がほとんど見えてない。しかも片足抱えてうつむき気味に座ってるから中二病みたいにも見える。で、何聞かれてたんだっけ。ああ、なんでこの船に入ったかってことか。あ、そういえば聞かれてなかった。多分これもともとそれ聞くためのやつだったよね。


「えーと、お風呂入りたくて」


「は?ふざけるんだったらこの場で僕が首飛ばすけど。」


 手のあたりで黒い何かがうずまき始めた。やばい。目が本気だ、アルミナントさんより沸点低いぞ、この人。


「いや、毎日お風呂入れる環境探してたんです。そしたら軍艦見つけたから、ラッキーと思ってたんですけど、甲板に居た人に撃たれたんで安全確認してから正式に訪問しようと思って。」


「んで、侵入したと。」


「はい。自分でも判断力が休暇を取っていたんじゃないかと思ってます」


 あ、ちょっと笑った。なんとか乗り切れたらしい。・・・・だれ?もう質問終わり?なんか尋問ってもうちょっと色々詰められる印象だったんだけど。


「よし、決めた。」


 びっくりした。いきなり叫ぶもんだから聴力と永遠におさらばすることになるかと思った。隣にいた弟(?)たちの方が近かった分きついみたいで、耳を抑えて椅子の上でうずくまってる。


「何を、ですか?」


これ、僕が聞いてよかったんだろうか。でも隣の二人はあと五分くらい動けなさそうだし、僕が聞くしかないよね?


「僕と戦おう!!!」

いや、そんな爽やかに言われても・・っは?まってまってまって。この人ってアルミナントさんの兄だよね?てことは当然それより強い。勝てるわけないじゃないか。


「いや、流石に無理があるんではないですか?僕そんなに強くないですし・・」


「大丈夫。手加減するから!!!ハーバート、この人飛行甲板に案内して。僕先言ってるから。」


 そう言って部屋から出ていってしまった。他の二人は未だに回復しきってないし、入ってきた少年も何も喋らない。さっきの人悪意もなさそうだし、手加減するとか言ってたけど、断言できる。僕、絶対、死ぬ!そもそも戦うって言ってる時点でどっちか死ぬじゃないか!!何でこうなるんだよ・・・・

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