エンドレスと夢の国
毎週、土日に更新することにしました。
コンビニを出ると、真白さんが待ち構えていた。
「おそいですよ。」
「だって、コンビニの店員がチンパンジーだったから。」
「え?そんなわけないでしょう。きっと頭が混乱しているんですよ。私が確かめに行きましょうか?」
「同じような展開になる予感しかしないので、遠慮しておきます。」
「そうですか。あ、買ってきてくれました?」
「僕は買ってきた下着を真白さんに渡す。
「正気ですかジャスティスさん。」
「え?」
「なんで下着しか買ってきていないんですか。私のワイシャツはビチャビチャですし、もちろん替えのワイシャツなんて持っていないんで、私に下着だけで外を出歩け、とでも言うんですか。」
ああ、やってしまった。
「すいません、もう一度買いに行ってきます。」
「いや、待ってください。」
真白さんは僕に話しかけて、僕は動かそうとしていた足を急停止する。
「このままでいきましょう。」
「は?」
いやいや、なにをいってるんだ。そんなものなのか。北海道の人はそんなものなのか。寒すぎて、逆に下着で外出するのも常識なのか。逆に。
「ジョークですよ。」
真白さんは僕の動揺した顔を見て、クスッと笑いながら答えた。
「よかった。」
「嘘ですけどね。」
「あわわ。」
「あざとい。」
「ぁゎゎ ヽ(゜○゜ ;ヽ)三(ノ; ゜□゜)ノ ぁゎゎ」
「顔文字をつかってもダメですよ。」
「あやや。」
「懐かしいですね。」
「絢香」
「それは水嶋ヒロと結婚した人ですよ。」
「アナル。」
「ド下ネタじゃないですか。」
「……。」
「ネタギレがはやいですね。」
「僕は頑張った方だと思うけど。」
「自分に甘すぎです。」
真白さんは濡れているワイシャツを脱いで、スカートも脱いだ。
「それで、」
真白さんは脱いだワイシャツとスカートを絞りながら言った。
「行きましょうか。私の家に。」
……結局、服はどうなったのだろうか。今の状態は、濡れた下着を身につけた真白さんと、北海道は北にあるから、真夏でも寒いだろうと思って無駄に着込んできた僕が居る。
常識的に考えるならば、僕の服を真白さんに貸すのが正解なのだろうが、僕が今着ているのは、ボタンがないタイプのカーデガンなので、それを着せたら、よりエッチな感じになってしまう。男物なので、丈のサイズ的にもエッチな感じを助長してしまう。
僕が考えていると、真白さんは痺れをきらしたように叫んだ。
「もう裸で行ってやる!!!」
「待って真白さん!」
「なんですか。」
「次章にしましょうか。」
「次章ですね。」




