ターゲットは時を越える
けっこう続いてますね。
さて、さてさて、さーてさてさて、
ここで一転して、エロ描写に入ってみるのはどうだろうか。
僕は今、人生の大きな決断を迫られている。
いきなりこんなことを言っても、意味が分からないだろうから、順を追って説明していく必要があるだろう。
まずは、前章を振り返ることにしよう。
前章で僕は、滝で休憩を取っていた。
滝の近くにあった手頃な石に腰かけていた。
そして、僕は喉が渇いたので、滝からでる水を飲もうとして、滝によって発生した大きな水たまりとでも言うべき場所へ向かった。
そこでは、真白さんが泳いでいた。
僕は真白さんに話しかけられて、前章は終わった。
さて、その後どうなったのだろうか。
と、言ってしまうと、あたかも話が凄く進んだような感じを受けるだろうが、そんなことはない。全然進んでいない。
もっと言ってしまうならば、僕は真白さんを見つけてから、1センチたりとも動いていない。
もう、ここまで来たなら、分かる人には分かるだろう。だが、僕は決して、この情報から内容を推測しなさい。ということを言うつもりはない。ただ、今までの話の展開的に、こうなるだろうな、と、予測がついてしまうだろう。
おいおい、引っ張りすぎじゃないか。と、思う人もいるかもしれない。
この引っ張りは、僕の心の迷いを表している。エロ展開に入ってみるか、それともギャグ路線でいくか。迷っている。
この状況から、純情ラブコメに進むことも可能なのかもしれないが、はたしてそんな展開になって、誰が喜ぶのだろうか。純情ラブコメが見たいならば、そういう小説やマンガがあるだろう。なにより、僕が喜ばない。そもそも、真白さんは祖父の知り合いなので、祖父になんて報告されるかと思うと、恐ろしくて、純情ラブコメなどできない。
さて、僕がなぜこんなことを言っているかの答え合わせをしなくてはいけない。
それは簡単なことで、真白さんは、ワイシャツのままで泳いでいたため、透けていたのであった。
「真白さん。」
「なんですか?」
「透けてますよ。下着。」
「透けさせているんですよ。」
「魔性の女だ!」
「痴女と言わないところに好感が持てますね。」
「大人っぽい黒の下着を付けているところに、見た目とのギャップがあっていいですね。」
「いや、これはイカスミで染めたんですよ。」
「絶対嘘ですよね。」
「嘘でした!」
「やっぱり!」
「それよりも、私の下着を冷静に分析しないでください。恥ずかしいです。」
「見られるのはいいのに、分析されるのは恥ずかしいんですか……。」
「それより、替えの服を持っていないんですけど、どうしましょうか。」
「ええ、なんでそこまで考えていないんですか。」
「いや、そこにコンビニあるんで、最悪そこで買えばいいかなと思いまして。」
真白さんが指さした先には、ジャングルとは不釣り合いなサークルKサンクスがあった。
「という訳で、私の下着を買ってきてください。」
「ええ。」
「次章で。」
「しかも次章。」
次章は、いよいよ僕が書きたかったところです。




