2,味気を出して行こう!
まずは、『ただの事実』を『綺麗ぽく書いてみる』練習をしてみましょう。
はい、いきなりですが以下の文章をですね、なるたけ綺麗さを意識して書き直してみてください。え? なに? いきなり何も語らずに始めるな? 言ったでしょ? スラはスパルタカスだと!(え
街に雪が降った。道は雪でうまっていて足がうまく動かせない。ぼくはため息をついた。
はい、これだけです。スパルタでもなんでもありませんねー(蹴
意識して欲しいのは『街に雪が降った』や『足がうまく動かせない』『ため息をついた』という事実をどう表現するか、です。一文でもいいですし文を重ねて表現してもいいです。
書けました? ではスラの答えを出しましょう。
しんしんと雪の粉が舞い降りた。街灯の上に居座るもの、落ちて踏まれるもの、木に乗っかって倒そうとするもの、みんな静かで。
ぼくも黙って足を進める。けれど、いかないでとでも言うように道に佇む雪は邪魔をする。
ついたため息は白く空気に溶けていった。
ざっとこんな感じです。まあ俺の書き方はすっげー独特なんでね…………え、ちょ、引かないでくださいすみませんすみません。
でもですね、違いはだいたいわかってくれたかなーって思います。
ぶっちゃけ言うと綺麗な描写とは婉曲的表現です。ぶっちゃけ『無駄』な部分です。でもですね、味気ないと思いますよ。たまにはこういう文章が無いとモッタイナイです。
いいですか? 情景描写はそのまま世界観に繋がります。それくらい大事なんです。今まで軽く見てた人は反省してください。
特にVRMMOや異世界モノを書いているそこのアナタ! きちんとその世界観を描けていますか? どうですか? 上のような文章で風景を描写するだけでかなり違うと思いますよ? 風景ってそのまま動作にも応用できますし。心理からこの先の物語の方向性、それにそれに雰囲気! 文章の雰囲気! 文体! 全ての地盤は情景描写にある! ……と思いまーす。
では次からそういった綺麗な描写をする為のコツってやつと練習方をですね、紹介して行きたいと思います。




