9月8日 AM5:15 まぁそりゃそうなるわ。
ここまで書いて思った。
この話の中の魔術って所謂スキルに近いわ……と。
9月8日 AM5:15
「私達も行くって...どういう事!?」
シルフィンはショウヘイの提案に問いかける。
「どういう事って...言葉通りの意味だよ。お前のつかう魔術に有効範囲があって魔力をアリノに送れることが出来なくなる可能性があるのであれば俺たちが動いて半強制的にその範囲を広めたらいいだろ。」
「...は?」
シルフィンはショウヘイの提案に顔をしかめ、不満を表す。
いや、分かっている。
この方法でしかアリノをサポートできないことぐらい。
しかしショウヘイはそんなシルフィンをほっとき喋り続ける。
「ニメ=フルフィアって上から見るとやや歪んだ円形で街の中心から放射状に道路が形成されているよな。」
「そうですね。」
受付嬢が頷く。
「それならそこを目指すぞ。あ、あとスミスも連れて行く。」
この声に反応したのはシルフィン。
「なんで?スミスは関係ないじゃん!それにスミスは足を満足に動かせないんだよ!?
相手はこの国をテロリストなのに殺してくださいって言っているようなものじゃん!!」
なんとかショウヘイのことを説得しようとするシルフィン。
だが、彼は彼女の声など耳に入ってこないかのように宿屋のドアに向かって歩く。
「ねぇ!聞いてるの!?」
シルフィンはショウヘイの肩を力強く後ろから掴む。
「...あぁ。勿論聞いているさ。多分アリノだけだったらタナカ大魔王とか言う奴には勝てない。
下手したらこの街の冒険者全員が束になっても勝てない。」
ショウヘイはシルフィンの顔を見ようともせずに淡々と話す。
「え?何言って...」
「アイツの怪我が治るスピードが尋常じゃない。最早アレは人間とか生物とかそんな存在を遙かに超えている。あらゆる物理攻撃が効かない。」
「「......」」
黙り込んで聞くシルフィンと受付嬢の二人。
「魔術って一人に付き一種類と制約があるはずだ。なのにあいつは違う。
見た限り何種類もの魔術を使っているように思える。
身体能力向上、治癒力向上、遠距離近距離関係なく任意の人物を爆散...
もしかしたらまだ使っていない魔術があるかもしれない。」
「出来るだけ早くアイツを何とかしないとヤバいんだ。」
ショウヘイは手を固く握りしめ、声を絞り出す。
「スミスの魔術でアイツを麻痺させている内にその身を拘束する。
今はこうするしか方法が無いんだよ。」
「なるほどね。分かったわ。なら私も協力するわ。」
どこかで聞き覚えのあるかのようなオネェ言葉。
声の方を見ると宿屋の入口にもたれ掛けるように立つスミスがいた。
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アスガードの港町である『ニメ=ヴァハム』
とある居酒屋で酒を仰ぐ一人の男性がいた。
彼の着る衣服は擦り切れており、到底裕福であるようには見えない。
彼の日課はこの居酒屋で安酒を飲み、仕事の鬱憤を晴らすことである。
いつもは一人で飲んでいたが、今日は違った。
たまたま隣に座った人物とすっかり意気投合し、不満を吐きあった。
ほろ酔い気分で気を良くした男性の前に話しかける。
「大体生まれ持った魔術でこの先の人生が決まるのがナンセンスなんですよ。」
「そうだそうだー」
隣の客の文言にガハガハ笑いながら同意する男性。
「教養も何も持たない、魔術がなんの足しにもならない人は高給取りの職業に就けることはない。
死ぬまでこき使われるまま。」
「うんうん」頷く男性
「で、ですね。」
ここで声を落とす隣の客。
「その状況から脱する可能性があるとしたらどうします?」
その声と共に男性の前にアンプルに入った赤い液体が出される。
「新たな魔術を獲得して新たな人生をスタートしませんか。」
はい。どうもこんにちは。おっさんです。
まぁそりゃ書いてて違和感あるわけです。
それ、スキルじゃん。魔術ちゃうやん。
...今更書き直すのは面倒なんでこのまま突っ切りますが。
スミスの魔術って強すぎるから戦闘不能にさせるようにムガルにガブリンチョさせたのに速攻でスミスが必要に思ってなかった...
まぁ私スミス結構好きなんでまた出せてうれしいけどね!
はいはいじゃあしょうもないことを吐き出すだけの後書きもこの辺で。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
それでは!!




