9月8日 AM4:51 時間稼ぎ
よし、さっさと二章終わらせるかと思い始めてきたけふこの頃。
9月8日 AM4:51
急にショウヘイはギルドのドアを向く。
その瞳は大きく開かれており、動揺が隠されていない。
「...少し目を離した程度なんだがな。」
彼は苦々しく悪態をつく。
「...またあいつが来たのか。」
俺はドアを見つめたままの少年に訊ねる。
ショウヘイは無言で頷く。
人間と獣の狭間の存在となりつつあるソレは日の上りつつある街を闊歩する。
ソレは何もかも忘れて動き続ける。
最後の最後まですがり続けたその人間性でさえも失って。
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9月8日 AM4:51
「おい!ちょっとどうするんだよ!」
俺はみっともなく、一人で騒ぐ。
「...ここで食い止めよう。」
ショウヘイは呟く。
「食い止める!?いや、無理だろ。直接戦う俺のみになってくれよ。」
俺はショウヘイに言いよる。
「......。」
ショウヘイは何が考えるのか俺の話を聞いていないように見える。
「おい!ショウヘイ!!」
「...分かった。俺が戦う。」
俺の声とショウヘイの声が被る。
「...えっ?」
「俺が出る。ギルドに弓かなんか遠距離攻撃できる武器は無いかな。」
ショウヘイは受付嬢に訊ねる。
「は、はい!!」
受付嬢はギルドの奥へと入っていった。
「お前...なんで...」
「何、俺が見てお前に指示するより俺が直接戦った方がいいと思ったからな。どうせこの様子じゃお前魔術使えないんだろ。」
チラリとこちらを見ながらショウヘイは言う。
「......」
「足手まといはいらないんだよ。お前らが宿に帰ってそれをセッティングする時間を稼げばいいだけだ。
なに、上手くいくさ。」
「弓矢、持ってきました。あの、貸し出し用なんでショウヘイさんに合うかどうか分からないですけど。」
と言いながら受付嬢が差し出したるは木製の小型の洋弓と大量の矢が入った矢筒。
「が、頑張ってください!」
「ホイホイ。」
受付嬢からの応援を適当に答えながらショウヘイは矢筒を肩にかけ、弓を手に取る。
「もう一回言うが、俺がタナカ大魔王とか言う輩を足止めしている間に宿屋に受付嬢さんと一緒に帰れ。
受付嬢さんの声が届く範囲がどれほどか分からないからできるだけ街の中心にいたいが、今度はシルフィンが魔力の使い過ぎで倒れる場合もあるし宿で待機しといてくれ。
近所迷惑になるかもしれないけど...まぁ犠牲がつきものだから仕方ないな。
お前らはこの街の地図を準備しているだけでいい。
後あれだ。そうだな...30分、いや40分しても帰ってこないのなら俺は死んだと諦めてくれ。
まぁここで死ぬわけにはいかないんだけどな。」
ショウヘイは早口で一気にしゃべりきった。
「...あのさ、お前って弓使えるのかよ。」
何となく俺はショウヘイに聞く。
「ん?ああ。こっちに来て金を稼ぐために冒険者として武器を一通り使ったからな。
人並みには弓を使える。」
「...そうかよ。」
「......なんだよ。もう聞くことは終わりかよ。俺がそっちに帰ったらノンストップで作戦実行するぞ。
俺は忙しいからな。」
「...まぁそのなんだ。頑張れよ。」
「おう。男のツンデレは需要無いんだけどな。」
ショウヘイはそう言い残し、目を瞑りゆっくりと頭を回し首を鳴らす。
「ハ~」
ゆっくりと息を吐きだし、ショウヘイはゆっくりと瞼を開ける。
「よし、行ってくる。」
一言だけ言い残し、彼はドアから出ていった。
はい。どうもこんにちは。おっさんです。
なんやかんやで70話近く書き続けてきて物語の本筋にも入っていない(3章辺りから大きく動くんで多少はね?)小説をのんびりまったり書いている人です。
取りあえずは2章終わるまでは頑張って書きたいなー。
(というより戦闘シーン全部飛ばしたら次回で終わるんですけどね。
俺の目の前にタナカ大魔王が現れた。
勝った!
₋2章終わり― みたいな感じで。
しょうも無いこと書かずにさっさと書き溜めるか...
そんなわけで後書きもこの辺で終わりに。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
それでは!!




