9月8日 AM4:25 それぞれの心
虫歯になたよ~
9月8日 AM4:25
明かりが一つも付いていない部屋の中で動く影が一つ。
「.......。」
暗い部屋の中で衣擦れの音が微かに鳴る。
服を着替え終わったのだろう。
ゆったりとしたローブを着たその人物は足音がしないように慎重に歩く。
そして音がしないようにドアを閉めた。
......あの人は察しが良いからこんな細かいことも注意しないと。
その人物は夜の街へと消えていった。
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9月8日 AM4:25
「この身に宿る魔力を振るうのは大義のために。」
この言葉を信じてヒトの命を殺めても果たして罪にはならないのだろうか。
心は痛まないのだろうか。
今日俺ははきっと目の前の人物を殺すだろう。
その時俺はどんな顔で立っているのだろうか。
甘美な勝利の美酒に溺れるのではないか。
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9月8日 AM4:25
どれほど走ったのだろうか。
あとどれほど走ったら良い?
後ろに張り付くように追って来る冒険者が数人。
彼らはいずれも息が上がっている。
それなのに立ち止まる様子がない。
なんでこんなことに。
どうしたら彼らを振り切ることが出来るのだろうか。
(殺せばいいだろ)
どこかで声がした。
その声はどこかくぐもっいたが、はっきりと聞こえた。
私は小さく頭を振ってその声を頭からかき消す。
絶対に私は人を殺さないと選んだ。
もうそれは何があっても破らない。
そうじゃないと自分が自分じゃなくなりそうで。
人間らしさがどこかに消えそうで恐ろしいから。
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9月8日 AM4:25
人がまばらになったギルド。
そこでアリノとショウヘイはまだ飲んでいた。
時折、顔を上げ、ぐるりとギルドを見渡すショウヘイの姿に首を傾けながらも手に持つジョッキを空にする作業を淡々と続ける。
「ところでいつまでこの街にいるんだよ。」
俺はショウヘイに尋ねる。
こんな危ない街にいつまでも居座り続けるのは正気ではない。
早く出ていくのが得策ではないのか。
「ん?タナカ大魔王が討伐されるまで。」
ショウヘイは後ろを向いたまま答える。
「なんでだよ。すぐに出たほうが......」
「どうせ門は閉じられているさ。タナカ大魔王とか言う面白おかしい殺人鬼を何もせずに逃がすほどあの門 番はバカじゃないだろ。」
俺の反論は即座に切り捨てられる。
「俺たちはタナカ大魔王とか言う奴を倒さない限りこの街から出ることはできない。
つまりは今もあいつにコロコロされる危険をはらんでいるということだ。」
ショウヘイは横を向いたままチラリとこちらを見る。
「俺達で倒さないか?」
はい。どうもおっさんでございます。
それぞれの心(ただし主要人物については書かない。)
まぁいつも通りだし、仕方がないね。
それではここら辺で後書きの締めを。
ここまでお読みいただきありがとうございました。 それでは!!
(いないと思いますが、私の虫歯の症状を詳しく知りたい人は連絡ください。)




