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もしかしてこれって異世界転移?  作者: ぬか漬けプディング
第二章 始まりの地、ニメ=フルフィア
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9月8日 AM4:20 ギルドにて

インスタントラーメン作るのを失敗するとは思っていなかった。

9月8日     AM4:20


静寂が支配する夜の街。

その街から喧噪が漏れ出る。

場所は冒険者が集まるギルドの中から。

ギルドの中では戦闘が勃発していた。


ギルドの冷たく固い石床に体を丸めて倒れこむ一人の人物。

その人物は赤く染まったフードを深く被っており、顔を覗き見ることはできない。

その人物を狙うかのように冒険者の数々。

その冒険者がローブの人物に殺到する人の流れに押されて、椅子に座っていた俺は床に転がる。

が、そんなこと気にする人物は誰もいない。

床に転がる俺など一人も気にせずに誰も彼も俺の体を踏んでいく。

「痛い痛い痛い痛い!!」

余りの痛みから意識が飛びかけた俺の耳に悲鳴が入る。

床に倒れたまま、顔を上げる。

数多の足の間から見える光景が目に入る。

そこには血だまりの中に浮かぶ服と靴があった。

その直後、ドアが勢いよく開け放つ音が響いた。

外から聞こえる誰かが走る足音。

誰かがそれを追ったのだろう。

複数人の足音がそれに倣うように遠ざかっていった。


―――――――――――――――――――――――――――――――――――

9月8日     AM4:20


冒険者がこちらに向かってやって来る。

其の瞳がギラギラと光っていた。

私は恐怖心が内側に芽生えるのを感じた。

直感的に「このままでは無事にここから出ることはできない」と感じた。

其の刹那。

自分の右側から襲い掛かって来る人影が見えた。

その手には銀色に鈍く輝く物質が握られていた。

思わずその手を掴む。

自分の体に芽生えた何かを完全に忘れて。

右手に覚える感触と同時に後悔の念に駆られた。

瞬間。弾けるその体。

その体から溢れる赤い血液はそこら辺の石床にぶちまけられる。

どこからか響く悲鳴。


ああ。またやってしまった。

もう嫌だ。誰も殺したくない。

これ以上人の命を殺めたらきっと引き返すことが出来なくなる気がする。


私はギルドから飛び出た。


――――――――――――――――――――――――


「外の世界」からやって来た人物...つまりは「異世界人」が多く発見されているが彼らは如何なる経路でこの世界にやって来たのだろうか。

私は異なる世界に物質を転送するには途方もないエネルギーが必要である...と推測する。

が、その方法が未だに分からない。

何故人一人という情報をこちらに送り込めるのか。

何故途中でノイズのような要らない情報が入らないのか。

                             (研究者の研究ノートより一部抜粋)


はい。どうも。おっさんでございます。


後乗せかやくの中身をゴミ箱にポイして残ったビニールを丁寧にラーメンの上に乗せた直後、盛大な失敗をしでかしたと気付いた昨晩の出来事。

今日の言いたいことそれだけ。

本当にこれだけ。


……ここまでお読みいただきありがとうございました。(強引に終わらせていくスタイル)

                        それでは!!


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