9月8日 AM3:00 ヒトの定義
定義とか言っておきながら全く定義について話していない。そんな回。
あと何となく今までのあらすじ
よくわからん森で目が覚めた。記憶喪失でどうしようとしていた所、パーティー追い出された。
そんなお話。
9月8日 AM3:00
フードを被った一人の男が路地裏で震えていた。
それは寒さのせいじゃない。
恐怖だ。
あの惨劇は忘れることはできない。
何回も人の体が爆ぜるのを見た。
人の体が風船のように膨らみ、弾けるのを目の当たりにした。
何度も生暖かい血肉を頭から被った。
肉塊と化したそれが地面に崩れる様を何度も見た。
何度も何度も何度も何度も何度も。
この手で触れた人々は例外なく消えていく。
自分の意志に関係なく。
フードの男は地べたに座ったまま、開いた両手を見つめる。
まめだらけのボロボロの手だ。
見慣れた掌。
そう。見慣れたはずの掌だった。
それなのに数日のうちに見知らぬ物になったかのような気がした。
......触れるだけで人の命を奪うこの体は果たして人の体と言えるのだろうか。
自分が人間じゃなくなったかのような気がして怖い。
誰か助けてくれ。
誰か自分の身に何が起きているのか教えてくれ。
誰か自分がまだ人間であると証明してくれ。
誰か......
誰か......
フードの男は身を縮めるようにして膝を抱えて冷たい石畳に座る。
フードの男の掌が体に触れたが、男の体に一切変化が見られなかった。
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?月?日
空間に広がる闇に触れた瞬間に何かが起こった。
この世界に転移される前の一瞬、俺は確かに見た。
地面に膝を付いたまま、何かに懇願するかのように手を伸ばす俺の姿を。
少しずつ記憶が薄れつつある今でもあの光景だけは忘れない。
今でも思う。
あれは幻だったのか。
それとも実際に見たものだったのか。
......もし、実際にこの目で見たものだったとしたら。
この世界にいる俺は一体誰なんだろうか。
はい。どうもこんにちは。おっさんでございます。
足がものくさし。ふぁ〇りぃずをぶっかけても取れぬにほひ。こうず日々なり。(字余り)
あ~......話すことがない。
それじゃあここら辺で締めを。(変な一句を嗜んだだけで終わる後書きとは一体......)
ここまでお読みいただきありがとうございました。 それでは!




