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もしかしてこれって異世界転移?  作者: ぬか漬けプディング
第二章 始まりの地、ニメ=フルフィア
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9月6日 AM3:45 終わらねぇじゃん!!

終わる終わる詐欺。

9月6日    AM3:45


未だに太陽が出ず、闇が広がっている静かな街、「ニメ=フルフィア」

その一隅で二人の男性が対峙していた。

一人は動きが2倍に加速する魔術、「高速化」を駆使し、街の治安を守る憲兵。

一人は周囲の人物の場所、使用する魔術を把握できる魔術、「サーチ」を駆使し、何とかして生き延びようとする脱走犯。

相容れぬ存在が火花を散らしていた。


――――――――――――――――――


憲兵は焦っていた。

自身の魔術は高速化。

攻撃を受けたことは無い。いや、今までなかった。

脱走犯である目の前のローブの人物にたった今、攻撃を貰ったのだ。

(......コイツは油断できる奴じゃない。)

憲兵は悟り、静かに痛む右手を握りしめローブの男と距離を取る。

その時だった。

フードの男は行動に移った。

右手を静かに肩の高さまで挙げ、憲兵を指さす。

深く被り、見えることのない口からその言葉は紡がれた。

「お前の能力、弱点を完全に把握した。」

ローブの男のボロボロだった右手は数秒の間に完治していた。


――――――――――――――――――――――――


使用する魔術が知れ渡ること、それは死を意味する。

魔術が把握出来たらあらかたの攻撃方法も予知できるからだ。

そしてそれは「高速化」の魔術を使用する憲兵も例外ではない。

だからこそ憲兵は更に焦燥の念に駆られるのと同時に安堵も覚えていた。


―――――――――――――――――――――


使用できる魔術は一種類のみ。

そのルールからは如何なる人も脱することが出来ない。

勿論、私も目の前のローブの男も。

私は今までの闘争の中、ローブの男の使用する魔術を把握するために観察し続けた。

そしてようやく、ローブの男の使用する魔術を把捉した。

目の前のローブの男の使用する魔術は傷を完治させる等の魔術だろう。

その魔術を使用するというのなら今までの事象も頷ける。

なぜ数多の攻撃をその身に受けているのに平然と立っていられるのか。

なぜ肉は裂け、骨も砕けた右手が数秒の後に完治しているのか。

それは魔術を使用して傷を治しているからだろう。

私はここまで脳内で瞬間的に考える。

ここまで分かったのなら後は簡単だ。

魔力ありきの魔術だ。

魔力が切れてしまったらそれ以上の回復は見込めない。

私は勝利を確信し、フードの男を目指して走り出す。


――――――――――――――――――――――――――


憲兵の使用する魔術は「高速化」

それは自前の魔術によって分かっている。

では何故その魔術を使用して一瞬で決着を付けなかったのか。

それは体がスピードに追い付いていけないからだろう。

......説明が抽象的過ぎた。

身体が2倍に加速することによって生じる衝撃、その余剰の衝撃は体に耐えきれるものではないからではないか。

魔術は一つのことだけに特化している。

だからこそ魔術は完全なものではない。

「高速化」は確かに従来の2倍に体を加速させる魔術である。

しかしその魔術で加速に耐えうる体に作り替えることはできない。

......要するに「高速化」は常時発動できないということだ。

それさえ分かれば後はこっちのもんだ。


はい。どうもこんにちは。おっさんです。


終わりませんでした。


......さっさと続きかいてきます。多分明日の6時30までには決着がついていると思います。

ハイ。


それでは。

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