9月6日 AM3;45 結局終わんなかった戦い。
今回の話で無駄無駄に長いモブ同士の戦いが終わると思ってたんですけど。
9月6日 AM3:45
グシャリ。
肉が押しつぶれ、中の骨が砕け散る音が夜空に吸い込まれる。
その音が発したのは長大な壁で守られた街、「ニメ=フルフィア」の一角。
そこで二人の人物が文字通り、拳を交わしていた。
その拳から血が滴り落ちる。
「っ......」
二人は痛みに顔を歪ませる。
一人は青い軍服を纏った憲兵。
そしてもう一人は灰色の小汚いフードを被った人物。
治安のために戦う者、平穏のために戦う者
互いに相容れぬ者の闘争はそして佳境を迎える。
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憲兵の右拳に向けて繰り出した右の拳は正面から衝突する。
鈍い音を立てて拳が弾けるかのような感触を覚える。
どうやら憲兵の魔術、「高速化」によって加速されたパンチの威力により身体に激しい損傷を受けたようだ。
どれほどの損傷かは分からないが、とりあえず骨は折れているだろう。
「っ......」
痛みは体を燃やすような熱に代わり、拳を襲う。
ぶっちゃけて言うと無事とは言えないだろう。
だが、足りない頭を働かして辛うじて勝てるであろうプロセスはただの一つ。
自滅に近い所業であった。
骨が砕け、完全に形が崩れた拳を急いで引く。
そこから滂沱と溢れ出る血は赤い赤い帯を空中に描く。
一方憲兵のほうは怯んだのか、一、二歩と後退する。
その憲兵に向かい、力強く大地を蹴る。
そして懐に潜り込み、全体重の乗った重い一撃を憲兵に叩き込む
その一撃に耐えきれなかったのか、再び青の軍服の男は後退する。
だがそれだけで終わらす気はない。
その立ち位置のまま、腹に向かって蹴りを放つ。
ガードが疎かになった憲兵の腹部にその蹴りは真っすぐ入る。
耐えきれなかったのか、憲兵は腹部を手で押さえ、距離を取る。
その表情は痛みか それとも屈辱のせいか歪んでいた。
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目の前の脱走犯と言われている人物からの反撃に合い、私は焦っていた。
私の体に傷を一つでも付けたものは目の前のフードが初めてではないか。
未だに痛みが引かない右の拳を握りしめ、私はフードの男とゆっくり距離を取る。
気を付けなければ。
今まで慢心していた。こいつはそこら辺の有象無象な魔術を使う奴ではない。
きっとコイツは......近いうちに街を危険にさらう。
だから私がここでコイツを仕留めなければ。
と、その時フードの男は静かに右手で私を指さし、はっきりと口に出した。
「お前の能力、弱点を完全に把握した。」
その右手は完全に血が止まり、傷一つ付いていなかった。
はい。どうもこんにちは。おっさんです。
長いな。
今回の話はこれに付きます。
いや、今回の話の文字数は多くないんですよ。
どちらかと言うと比較的短いかなー程度。
長いのはお前だよ、モブ同士の喧嘩。
なーに5話も続けてやってんだよ。(6話だっけ?4話だっけ?まぁどうでもいいや)
ただでさえ影が薄い主人公が完全に忘れ去られてるじゃねーか
......と華麗な責任転嫁を見せつけておいてここで一つ。
多分 次の話で9月6日の戦いは終わります。(いや......伸びるかな?)←グダグダ
とここら辺でクソ茶番後書きも終盤。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
またどこかでお会いしましょう。 それでは!!




