9月6日 AM3:45 まだまだ続く。主人公のことを忘れないで上げてください
10秒間、自身の動くスピードが速くなるって どんなロマン能力......(ただし使えるとは言っていない。)
9月6日 AM3:45
バンッ
とある一軒家の壁に何かがぶち当たり、大きな音が夜の街にこだまする。
それは灰色でボロボロの布を纏っていた。
その布に包まれた物質は壁からゆっくりと地面に落ちる。
ベチャリ
と不愉快な音を立ててそれは地面に転がる。
「ぐぅぅぅぅ......」
地面の上で未だに転がっているそれは痛みからか小さなうめき声を上げる。
その生物を包んでいた汚い布はフードの付いたマント。
そして地面に転がる男性は浅黒い肌をしていた。
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男性は地面に転がりながら魔術を使用して周囲の確認をする。
憲兵は目の前に一人、それ以外には約500mほどの距離に一人......大体5分程度でここについてしまう。
それまでにこの場から立ち去らないと。
魔術で周囲を探索していたフードの男は異変に気付く。
「マズイ。こちらに走ってきている......」
どうやらさっきの音に気付いたのだろう。
男の使用する魔術によって脳裏にはこの街を上空から眺めた様子が描かれている。
建物の配置、歩く人の場所、スピード などなど。
それがリアルタイムで脳裏に浮かんでいるのだ。
歩く人物を表す白い点が急にスピードを上げ、こちらに近づいている。
音だけの情報だからその白い点がここまで来るのに時間はかかるだろう。
しかしだからと言ってここで ちんたらしていては必ず見つかってしまうだろう。
それまでに目の前にいる憲兵を倒すなりしてこの場から逃げなければ。
男は一瞬にして考えをまとめる。
相手の使用している魔術は「高速化」
10秒の時間制限内につき、自身のありとあらゆる運動のスピードが2倍になる魔術。
これは自分の魔術、「サーチ」を使用して把握している。
ここで男は気付く。
逃げている途中で気付くべきであろうことを。
......なんで目の前にいる憲兵は魔術を最初から使用して自分を捕まえなかったのか。
そうすれば無駄に長時間走ることもなかったはず。
仮に捕まえられなかった時のために魔力を温存していたのか?
それにもう一つ。
何で会敵してからすぐに魔術を使用しなかったのか。
その魔術を使用すれば一瞬にして片が付いただろう。
なぜそうしない?
殺してはいけないと上から命令が出ていたのか?
いや、違う。
仮にも自分は収容所から脱走した人物である。
脱走する人物に対して手心を掛けるような奴らではないとフードの男は考える。
それでは一瞬で勝負を決めることが出来ない理由があったのではないか。
様子見か?
いや、それじゃあここまでじっくりとなぶり殺しをする理由にはならない。
過度の魔力消費を控えるため?
ここで男に一つの結論に行きついた。
思わず口元がにやける。
逆転ののろしをここに上げよう。
フードの男は再び拳を振り上げている憲兵に向かい、拳を突き出した。
はい。どうもこんにちは。おっさんでございます。
本編のフードの人物の魔術の説明をここで。
名前:「サーチ」
効能:半径1km以内の人物の位置、使用する魔術の名前を把握できる
(分かりにくかったらハリポタに出てくるあの羊皮紙の地図+αな物だと思っといてください。)
書いていて途中で思ったんですが「高速化」、お前どんな魔術なんだよ。
速く動けるのは身体能力がただ上昇したのか。
それとも周囲の時間の流れが遅くなり、相対的に魔術の使用者が速く移動しているように見えるのか。
(私が数秒考えましたが、この魔術は身体能力が上昇して速く動けることに決定しました。
というより魔術を使う奴らで身体能力強化するの多いな。こいつ含めてもう3人目だよ。)
......と、まぁ設定的にガバガバな面が目立ちますがどうか寛大な心で流し見てください。
だいぶ余計なことを話しまくった......
それじゃあここら辺で締めに入ります。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
それではまたいつか、どこかでお会いしましょう。 それではまた!!




