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もしかしてこれって異世界転移?  作者: ぬか漬けプディング
第二章 始まりの地、ニメ=フルフィア
32/123

9月7日 PM0:15~0:20 不審者との会敵

おなか壊した。

9月7日    PM0:15


「やっと見つけたぞ。アリノ。」

こちらを睨みつける少年。

何で?完全に撒いたはずなのに。

「...あんたストーカーの資質があるよ...」

ここまで追いかけてくる根性と滞在場所を突き止める思考力、まさにストーカーに必要な能力を天から授かったかのような人物だ。

「...そういえばアリノって言っていたけど、もしかして俺の名前?」

俺は疑問を口に出す。

「あ?当り前だろう。何言ってんだお前。もともとバカだったのに2,3か月会わない内に更にバカになったのか?」

目つきの悪い少年はニヤリと笑いながら軽口を叩く。

...コイツはなんでこうもまたナチュラルに罵倒してくるんですかね。

若干怒りを募らせる俺に代わり、ベッドの上で体を起こしているスミスが口を開く。

「彼は記憶喪失なの。名前も出身地も個人情報の全てを忘れてしまっているみたいなの。」

「記憶喪失...ね。」

少年はどこか意味深な言い方でスミスの言葉を反復する。

「出身地が分かんねぇんだったら教えてやるよ。」

少年は口角を若干上げながら言葉を綴る。

「お前は俺と同じくこの世界の住民じゃない。」

...何を言っているんだ?目の前の目つきの悪い少年は。

「なぜなら...」

はよ言えよ。

「お前は俺と共に異世界転移したからだ。」

目の前の少年はドヤ顔でこう言いのけた。


――――――――――――――――――――――――

9月7日    PM0:15


異世界転移......?

何それ。

「異世界転移...ってなんだよ...俺はこの国で生まれ育った人間じゃねぇのかよ!!」

思わず声が荒くなる。

そりゃそうだ。異世界転移したぞと言われて はい、そうですか。と理解することが出来る奴がいるのか。

「...今はまだ信じることが出来ないことは分かるけどな。追求したいことがあったけど記憶喪失なら追求しても答えは出ないだろうから今日のところは帰るわ。それじゃあまた。」

この部屋に急に押し入ってきた少年は部屋を後にしようとこちらに背を向ける。

「待てよ。」

俺はその少年の肩を掴み、部屋を出るのを阻止しようとする。

「...なんだよ。」

こいつが記憶のあった時の俺と共にこの世界で過ごしていたとするならば、こいつにとやかく聞けば記憶が戻るのが早くなるだろう。

しかし俺は真実を知りたいという好奇心を感じると共に、真実を知る恐怖を同時に抱いた。

この反する二つの感情の存在。

俺はどちらを選んだのか。

「...これだけ教えろ。お前の名は?」

選ばれたのは恐怖心でした。


――――――――――――――――――――

9月7日    PM0:20


「良かったの?ショウヘイ君にあなたの記憶について教えてもらわなくて。」

スミスは俺に問いかける。

ちなみにこのショウヘイはさっき部屋に押しかけて来た...訪れた少年の名前である。

「う~ん...今はまだいいかな...」

俺はベッドの上で209号室の天井を眺めながら答える。

シルフィンが俺とスミスが話す様子を椅子に座り、じっと見ていた。


――――――――――――――――――――――――――

490年 6月21日   PM4:25


異世界転移してどれほど経ったのだろう。

記憶は摩耗し、千切れて消えていった。

いつになったら終わりが来るのだろう。

いつまで続ければよいのだろう。

世界を守るため壊し続けた。

          殺し続けた。

          汚し続けた。

そして今日も。

彼はゆっくりと森の中を歩き続ける。




ハイ。どうもこんにちは。おっさんです。

ボチボチゴールデンウィークですねぇ...

GW中暇で暇で仕方なかったら小説を投稿するので何もすることがなかったらぜひ読んでみてください。

(てめぇの小説なんて見たくもない?そんなー)


今更ですが三点リーダー…←これ って偶数個じゃないとだめらしいですね。(知らなかった...)

まぁ早速このルールを律義に遵守することは即効で諦めたんですが。


そんなこんなでボチボチこの辺で後書きも終了に。

皆さんここまでお読みいただきありがとうございます。(お疲れ様です。)

それではまたいつか会える日まで。        それではまた!!

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