9月6日 PM6:05 その獣の餌食となる者は。
そしてカントリーマアムのバニラ・ココア戦争が勃発するのだった。
9月6日 PM6:05
魔獣 ムガルの口が俺の目前まで迫る。
口の中に並ぶ鋭い牙が目に飛び込む。
生暖かい息が顔に、身体中で感じる。
ムガルが口を大きく開けてこちら側に跳躍する姿がゆっくりと俺の目に映る。
そして。
俺の身体に衝撃が走った。
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同時刻
目の端でシルフィンの身体を突き飛ばした少年の姿を捉える。
「??何を...?」
僕は目の前にいるムガルとの戦いもそっちのけで二人のいる方向に顔を向ける。
突如、木々の間から2人に飛び掛かろうとするムガルが現れる。
僕は自然と足が動いた。
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同時刻
俺の身体に衝撃が走る。
しかし、それは肉体をつんざく鋭い痛みではなく、誰かによって押されるかのような衝撃。
スミスが俺の身体を突き飛ばす姿が見えた。
その人の顔はどこか微笑んでいるかのように見えた。
「...え...?」この言葉はシルフィンの口から出た言葉なのか、それとも 俺が発した言葉なのだろうか。
それは分からない。
一瞬の静寂の後。
獣が人体に牙を突き立てる音が森に響く。
シルフィンはスミスのその行動に戸惑うかのように顔を強張らせる。
「ッグッ!!」
スミスは息を詰まらすかのように、腕を振り上げる。
それだけで、スミスの足を噛み千切ろうとしていたムガルが消し飛ぶ。
「ハァハァ...」
スミスは上がった息を整え、立ち上がろうと体に力を込める。
しかし、ムガルに噛まれた右足が痛むようで、立ち上がることができないようだ。
急いで俺は地面に倒れ込んでいる色黒の男のもとに駆け寄る。
「...なんでこんなことしたんだよ。」
スミスの安否を心配しているだけなのに、口から出てくるのは憎まれ口だけ。
「さぁね。なんででしょうね。」
スミスは微笑とともに、静かに答える。
「それよりも、ムガルの脅威はまだ去っていないわ。あと2匹 残っているでしょ?」
スミスの言う通り、目の前にはこちらに威嚇するムガルの姿があった。
「どうかあなたが、シルフィンちゃんを守ってあげて...」
なんだよその遺言みたいな物言いは。
スミスは へ垂れ込んでいるシルフィンに顔を向けて告げる。
「シルフィンちゃん。お願い。坊やに...あなたの魔術をかけてあげて...」
シルフィンはその言葉に頷き、俺のもとに おぼつかない足取りでやって来る。
まるで歩くのももうやっとという雰囲気で。
シルフィンは俺の身体にそっと触れる。
「頼んだわ。」
スミスがポツリと言葉を漏らす。
シルフィンの掌が俺の身体から離れるのを感じる。
それとともに、俺は走り出す。
目の前にいる獣 目掛けて。
はい。どうもこんにちは。おっさんです。
ちなみに私はココアのほうが好きです。(どうでも良い?知ってた。)
どこかでレンチン(レンジでチンの略)をしたらおいしいと聞いたことがあるけど、結局 欲望に負けてレンチンせずに貪り食う今日この頃。
(独特のしっとり感がレンチンによって消えてしまうのではないかと危惧してレンチンしないよと言う理由が若干含まれていたり いなかったり。)
なんでこんなに熱くカントリーマアムのレビューをしているんだ...
まぁいいや。それではそろそろ後書きの締めを。
ここまで読んでくださりありがとうございます。
もしよろしければまた次話でお会いしましょう。 それではまた!!!




