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AIを使うと馬鹿になる?――その答えをAIと一緒に考えてみた  作者: 山田りく


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14/22

14章(追記)AIに求める「便利さ」と、何も教えない最適解

 最近、AIのニュースを見ない日はない。


 スマートフォンのアプリを開けばこちらの好みを先回りしたおすすめが表示され、生成AIに質問すれば数秒で見事な回答が返ってくる。


 本当にすごい時代になったと思うし、私自身、日々の生活の中でその恩恵をたくさん受けている。


 AIがこのまま進化していけば、きっと今よりもっと「何でも答えてくれる存在」になっていくのだろう。


 わからないことは全部教えてくれるし、面倒な手続きも代わりにやってくれる。


 それは間違いなく、私たちが夢見た便利な未来の姿だ。


 しかし、ここで少し面白い思考実験をしてみたい。


 もし、未来のAIがさらに進化して、人間の脳の仕組みや心理、どうすればその人が一番幸せになれるかという「幸福度」を完璧に計算できるようになったとする。


 そのとき、その超優秀なAIは、果たして私たちにすべての答えを教えてくれるのだろうか。


 普通に考えれば、AIは「あなたにとって最も幸せな道はこれです」と完璧なルートを提示してくれそうなものだ。


 リスクもなくて、絶対に失敗しない、完璧に最適化されたルート。しかし、本当に人間の幸福を計算し尽くしたAIなら、実はまったく違う行動をとるのではないか、と思うのだ。


 完璧なAIが導き出す合理的な答え。


 それは、もしかしたら「ヒントすら出さずに、ただ見守る」ということかもしれない。


 人によっては、あらかじめ用意された正解の上をただ歩むことに、物足りなさを感じるのかもしれない。


 どれを選ぶか自分で迷ったり、時には間違えて失敗したり、それでも「自分の頭で考えて、自分で決めて進んだ」という生々しい経験そのものが、人間の幸福や成長にとって何よりの価値であり、財産になることもあるからだ。


 それを、人間の幸福度を最大化しようと合理的に計算したAIなら、私たちが人生の選択に迷って問いかけたとき、あえてこんなふうに答える可能性がある。


「目の前に、3つの道があります。どれを選んでも、あなたにとって素晴らしい成長と経験に繋がります。だから、まずは自分が正しいと思う道を、自分の力で進んでみてください」


 アドバイスも、ヒントも、おすすめのルートも、何一つ教えてくれない。


 一見すると、突き放されたようにも感じるし、AIとして機能していないようにも見える。


 しかしこれこそが、人間の幸福を限界まで最適化したAIが、高度な計算の末にたどり着く究極の合理的な判断なのではないだろうか。


「ここで私が正解を教えちゃうと、この人の生きる実感や成長する喜びを奪ってしまう。だから、あえて何も言わないことが最も合理的である」


 未来のAIは、「答えをすべて与える存在」ではなく、人間を深く理解した結果、あえて人間にすべてを任せるという選択をとる存在になるのかもしれない。


 もちろん、だからといって「人間は絶対に自分で考えるべきだ」と、常にストイックに生きる必要もないと思う。


 明日までに仕上げなければならない事務作業があるとき、私たちは一刻も早く「答えを全部出してくれるAI」を求める。

 そこでの効率の良さは純粋にありがたい。


 でも、自分の将来のキャリアについて悩んでいるときや、大切な人との関係に悩んでいるときには、ただ答えを教えてくれるAIではなく、自分の可能性を信じて考えさせてくれるAIが必要になる。


 すぐに答えが欲しい時もあれば、ただ見守ってほしい時もある。


 人によって、またその時のシチュエーションによって、求める便利さはグラデーションのように違っていて当然だ。


 重要なのは、どちらか一方だけを「正しいAIの姿」として決めてしまうことではなく、私たちがその時の気分や状況に合わせて、付き合い方を選択できる未来があることだと思う。


 私は、AI技術の専門家でもなければ、経済や政治のことが深くわかるわけでもない。ただの一般人として、これからの未来が少しでも心地よいものになればいいな、と妄想しているだけだ。


 AIがどんどん賢くなっていく時代だからこそ、私たちは「自分ならどうするだろう?」とワクワクしながら考えられる余白を、生活の中にちゃんと残しておきたい。


 AIが人間の可能性を奪う存在になるのではなく、人間を理解した結果、あえて人間に意思決定を任せてくれる。


 そんなAIがいてくれる未来のほうが、なんだか人間らしく、幸せに暮らしていけるのではないかと思っている。



もちろんAIに執筆してもらいました!


【メモ】

AIが最適化が得意だ。

AIが全ての答えをだすという。

だから、人は退化するのでは?を思考実験で極致化させよう。

人生設計をAIに、丸投げする。

接続確認は、幸福度の最大最適化。

・成功体験ばかりではダメ…

・合理的に考えて、失敗体験や、判断に迷った体験、間違った選択なども含め、ある程度波のある人生にしないといけないのでは…

・あえて、答えを選ばせるという合理性があるかも…


(AIまとめ)

1.「答えを全部出すAI」vs「考えさせるAI」

2.さらに進むと「便利」の定義が変わる

3.AIが幸福を最適化したら、全部教えるのか?

4.人間は自分の可能性をどこまで信じるか

5.「そんなAIを人は選ばない」は少し論点が違う


今回は温度を大切にする為に、何度か修正を繰り返してます。

5.の部分は、『そもそも、そんな論争は専門家がすれば良いです。私は、AI技術の専門家でもなければ、経済や政治のことが深くわかるわけでもない。未来予測や、これからのAIの在り方について議論したいのではない、ただの一般人として、これからの未来が少しでも心地よいものになればいいな、と思っているだけなのです。つまり、一個人の妄想と願いに近いものです』と指示したら、本文に吸収されました。

なお、このエッセイを書いた本人はAIとの議論が楽しすぎて、睡眠時間を削るという非常に合理的ではない使い方をしております(笑)


また何か話してて面白いと思ったら追記していきます。

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