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研修旅行1

ブックマークありがとうございます。嬉しいです。やる気が出ます。

研修旅行の日がやってきた。11時に新中央駅の新幹線乗り換え改札口に集合だ。この間のロングホームルームで地図付きのプリントを配っていたし、12人で行動する癖がついているみたいなので大丈夫だろう。


先日、あのでこチュー事件の翌日、私はドキドキしながら出勤した。アレックス先生はいつも通りで、それでもこちらを見てほほ笑むから、私の心臓は大忙しだった。そんな日々から二泊三日。仕事だけど二泊三日。せめて、生徒たちに私がドキドキしっぱなしなことがバレませんようにと願った。


乗り換え改札口に着いた。ちょっと早くついてしまったので売店に行く。お茶と良いおやつないかなっと。

買物を終えて、集合場所へ向かうと、アレックス先生がいた。サングラスをしている。ハリウッド俳優のようだ。こちらに気付いて手を挙げている。会釈をした。

「おはようございます。」

「おはよう。何かいいものありました?」

「お茶と新幹線の中でのおやつを・・・。」

「それはいいですね。」

二言三言話していると、アン先生と加瀬先生が来た。一緒に来たのかな?

「「おはよう」ございます」

「「おはようございます。」」

改札から新幹線の乗り場への導線を確認していると、ぞろぞろと生徒たちがやってきた。

新幹線の指定席のチケットを配る。座席は交代してもいいことにした。


新幹線に乗ると、生徒たちは、窓の外の景色に夢中だ。楽しそうで何よりだ。

一応、A組とB組分かれて座ったので、わたしもアレックス先生の隣に座っている。私が窓側だったので、

「アレックス先生、窓側のほうがいいですか?」

と聞くと、

「僕は新幹線に何回も乗っているので大丈夫ですよ。」

と言われた。そりゃそうか。

私は電車で長く座ると眠る癖がある。眠いなあと思っていると、

「水川先生、寝てもいいですよ。生徒たちは僕が見ているんで。」

お言葉に甘えて眠ることにした。


ふと目が覚める。頭が柔らかいものに支えられている。低反発枕のようだ。

あれ?わたし、低反発枕なんて持ってたかな?不思議に思って体を起こす。低反発枕の方を見ると・・・

なんと笑顔のアレックス先生と目が合った。そうだ。ここは新幹線の中で、今は京都に向かっている。そして仕事中。

やってしまった。

顔がカアッっと熱くなる。

「す、すみません。重かったですよね。」

「全然。いくらでもどうぞ。」

いやいや、無理ですー。って思って、ハッとした。今は仕事中!

生徒に見られていないか!?

っと思ったけれど、大きなアレックス先生に阻まれて私は見えていなかったようだ。覗き込むと、生徒たちもはしゃぎ疲れてか寝ていた。

ふう。一安心。



読んでくださってありがとうございます。

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