表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
24/31

日常

さあ、久しぶりの学校だ。そろそろ中間試験や体育祭と文化祭の準備などをしなければならない。これからも忙しい日々が続くぞと気合を入れて学校へ向かう。


「おはようございます。」

「「「おはようございます」」」

職員室には全員がそろっていた。ん?何か違和感を感じる。まあそれよりも仕事仕事。私は自分の席についた。

「アン先生・・・・」

加瀬先生の声が聞こえる。

「アン先生・・・」

「アン先生・・・・」

違和感の正体はこれだ!!加瀬先生がアン先生に話しかけまくっている。前を見ると困った顔のアン先生と目が合った。でもいやそうではない。加瀬先生よかったですね。

担任の二人が、朝のホームルームに向かう時間だ。加瀬先生が、なぜか席を立った。

「加瀬先生」

アン先生が笑顔で見つめると、加瀬先生は座った。吹き出しそうだ。アレックス先生があきれた顔で見た後職員室を出ていった。


久しぶりの授業だ。B組の教室に入ると、背中にふわっとしたものが当たる気配がした。ジンかな。わたしの癒しなので、他の先生には言わない。

GWに何をしてたのかとかを話しながら授業を進めていく。森で先輩とキャンプをしたりしていたそうだ。楽しそうだな。

そろそろ中間考査が近付いてきたよという話をする。試験範囲を説明していくと、頭に響く声がした。

―こんなとこやったか?―

「誰ですか?テレバシーを使ったのは。」

テレパシーは本当にびっくりするから、私にはとばさないでほしい。生徒たちがランスを見る。

「すみません。黒板掃除しときます。」

「もう。誰かのノートを見てもわからなかったら聞きに来てくださいね。」

テレパシーの返事をしつつ授業を終える。ジンのことを内緒にしているのでランスだけ黒板掃除をさせるのは気が引けるなと思ってリックを見てしまう。

「僕も手伝います。」

いい子だ。ありがとう。


6時間目は体育祭の話し合いだ。もう一度B組の教室に行く。

アレックス先生が体育祭の説明をする。体育祭はすべての生徒をくじ引きで四つの団に分ける。

団の色も団長が決めるらしい。先生は見守るだけ。なんて楽な・・・

クジには、A B C Dのどれかが書かれており、放課後にはそれぞれ別の部屋に分かれる。留学生科の1年生は校舎内に不案内なので、3年の留学生が迎えに来てくれるらしい。この割り振りさえ終われば、私たちは体育祭にノータッチだ。あとは全て生徒が主体になって準備するらしい。当日の進行でさえも。さすが、県内有数の進学校。

あとは迎えを待つだけというときにアレックス先生が言った。

「リック、ジンを寮に帰らせなさい。」

あ、バレてましたか。

教室の後ろのドアが勝手に開いて、閉まった。ジンが帰ってしまったのだろう。残念。


お迎えがきた。A組の子も一緒に連れていくみたいで、3人ずつになって付いていく。先輩もいるし心細くないよね。頑張ってね。気持ちは初めてのおつかいの子を見送る母だ。いってらっしゃい。


職員室に戻ると、加瀬先生もいた。珍しい。アン先生をニコニコ見つめている。うん。微笑ましいけど目のやり場に困るな。しばらくした後、加瀬先生は体育教官室に行った。

私はテストづくりを始める。早めに作って国語科の先生にみてもらうのだ。初めてのテスト作りなのでうまくいくか不安だ。頑張ろう。



読んでくださってありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ