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the bleeding echo  作者: りず
5/6

存在しない部屋



翌朝、エリアスから電話がかかってきた。


ミラは、三度目の呼び出し音で電話に出た。


「……もしもし」


『写真、全部消えた』


最初の言葉は、それだった。


ミラはベッドの端に座り直した。


「全部?」


『全部。ゴミ箱にもない。クラウドにも残ってない。撮影した記録まで消えてる』


「昨日、私に送った写真は?」


『君のところには残ってる?』


ミラは携帯電話を確認した。


画像は、残っていた。


ただし、どの写真も開こうとすると、画面が暗くなった。しばらく待つと、画像の代わりに白い画面が表示される。


そして、中央に小さな文字が浮かんでいた。


**ファイルが見つかりません。**


「……こっちも駄

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