デュヘイン皇国と新時代の幕開け
僕は風呂に入りながら紅羽さんとの連携を考えていた。
紅羽さんが使える魔法は・・・あれそう言えば聞くの忘れてたまぁ明日考えるとして
そろそろのぼせてきたし上がろうかな
風呂から上がった僕は部屋でゴロゴロしていた。
「凶夜ぁー、あーそーぼー」
「良いよ、何して遊ぶのベル」
「うん、前に遊ぶ約束をしていた遊〇王で遊ぼうよ」
「そう言えばそうだった、ちょっと待っててデッキ持ってくるから」
僕は部屋の端っこの方へ置いてある箱を取った。
この箱の中に僕のデッキと余ってるカードが入っている。
たくさんあるからそろそろ売ろうかと思っていたが、みんなが遊ぶようになってあまりカードがあって良かったと思っている。
「良し、ベル良いよ始めよう」
「はぁーい、言っとくけどたとえ凶夜でも手加減しないよ」
「僕だってベルだからって手加減しないよ」
僕とベルは目を合わせにらみ合う・・・そして始まりの挨拶
「「決闘」」
結果、僕の圧勝勝ちライフポイントは8000スタートで、僕は8000のまま
ベルは僕にダメージを与えられずに終わった。
「強すぎるよぉ~、もうちょっと手加減してくれたっていいじゃん」
頬をプクーと膨らませるベル、可愛い、涙目の所がなおグッド
「最初に言ったじゃんか、手加減はしないよって」
「そ、それでも少しくらい」
「だ~め、僕はカードゲームでは手を抜けないの」
「そう言えば、何で前の時みたいに、これが俺の仲間たちの力だとか言わないの」
グサッ、僕の心に光の護〇剣がぶっ刺さった。
「ベ、ベルさん、あれはその、もう一人の僕が表側にでてきただけであって
あれは僕であって、僕じゃないって言うかだから、忘れてもらえると嬉しいです」
「えぇ、あれって凶夜じゃないの、てっきり僕は凶夜が厨二病って奴になったんだと思ったんだけど」
みないで、そんな純真無垢な瞳で僕を見ないで、もうやめて凶夜のライフはもうゼロよ・・・
『決闘には勝ったが闇の決闘には負けってところか』
「凶夜ぁ~、ご飯よぉ」
リビングから蓮姉ちゃんの声がしてくる。
「はぁーい、今行く」
助かった、ナイスタイミング蓮姉ちゃん
「ほら、ベルも行こうよ」
僕はベルの手を引いてリビングに向かった。
リビングに着くと美味しそうな料理が並んでいた・・・
「なんで、ここに居る?」
美味しそうな料理が並んでいるテーブルにここにはいないはずの人物がいた二人も
「ひどいじゃない凶夜、自分の両親に向かってその言い草は無いんじゃない?」
「そうだぞ、両親は大切にするもんだぞ」
「はいはい、もういいよ」
僕はそう言いながら椅子に座った。
「凶夜、録画しておいた昨日の取材見る?」
「正直言うと見たくない・・・「えぇ私は見たいんだけどな」・・・みましょう」
ちょっとだけドスのかかった声で脅して来た。
こうして、僕達は夕食を食べながらテレビを見ていた。
夕食を食べ終わった僕は真っ先に自分の部屋に閉じこもった。
『あぁぁぁぁぁぁぁぁぁ、死にたい死にたい死にたい、恥ずかし恥ずかし恥ずかし恥ずかしぃぃぃぃぃ
なんであんなこと言ったんだ、馬鹿なの死ぬの』
「凶夜、開けてぇ、恥ずかしいのは分かるけど閉じこもらないでよ」
「そうだぞ、あんまり、蓮子を困らせるな大罪を纏めし王」
「かぁぁぁぁぁぁぁ、その名で呼ぶなぁぁぁぁぁぁぁぁ」
僕は布団に包まって忘れようとしていた。
しばらくたった頃、布団がもぞもぞと動いている。
なんで、ドアには固定を使って開かないようにしていたのに
気になって顔を上げると僕の使い魔のみんながいた。
「なんでここに居るの」
「ほら、前も同じような事が合ったじゃん」
そう言ったのはマモンだ、そう言えば前もこんな事があったな。
「私達はこのくらいの壁だったら潜り抜けれるよ」
「そうなんだ、ちなみにどれくらいの事だったら潜り抜けられないの」
「無の盾とかの魔法だったら潜り抜けられないかな」
教えてくれたのは、サタンだ
「そうなんだ、ありがとう教えてくれて、じゃあ無の盾」
みんながあぁぁぁぁぁぁぁぁって叫んでいる。
「五月蠅いな、ついでに完全封鎖」
この魔法はあらゆるものを遮断する、例えば光、音など・・・
流石にずっとこの魔法を使うのは疲れるけど、動かずにずっと寝転がっていると
消費する魔力も少ないし、魔力は自然回復するからこのままでいよう・・・
こうして僕の意識は暗闇に囚われた。
目が覚めると僕はまだ完全封鎖の中にいた。
そして、昨日の事を思い出し、また死にそうになる。
とりあえずいつまでも、気にしてられないから完全封鎖を解いた。
魔法を解くと周りにはみんながいた。
きっと、僕が魔法を解くまで待っていたんだろう、それでそのまま寝ちゃったってところかな。
多分、早くここから出ないと起きた時になんか言われるだろう。
僕は部屋に置いてある時計を見る。
時間はまだ午前五時だった、まだ起きるには早すぎるがまぁ、良いかな
部屋から出ていくときに、みんなが風邪をひかないように毛布を掛けて出てきた。
『全く、風邪ひいたらどうするのさ』
リビングに行ってテレビを付けた。
ニュースの内容はだいぶ前に捕まったテロリスト集団が刑務所から脱走したって話だった。
このニュースの内容は僕にとっては忌々しい内容だった。
『誰だよ、早起きは三文の徳って言った奴、朝からいやな気分だわ』
こうして僕の気分は悪くなった朝だった。
ちなみに、テロリスト集団の名前は(新時代の幕開け)って名前で、何でも魔法に代わる新しい力やら
なんやら、を使おうって言う一種の宗教的な組織だそうだ。
このテロリスト集団には昔、色々あって関わったことがあるが、思い出すだけでも吐き気がする。
チャンネルを変えて違うニュース番組を付ける。
『古来より伝わる魔法を継承する国、デュヘイン皇国の皇女 サラ・メロウ・クレハ・デュヘイン皇女が日本の
魔法学園への転入が決まりました』
今度のニュースは結構、気になる内容だった。
デュヘイン皇国、それは太古の昔より伝わる魔法を代々受け継いで来たらしい国で
このデュヘイン皇国が使用する魔法には現代の魔法とは違い、属性などの事が一切分かっていない
それを知っているのは皇国の皇族のみで彼らが使う魔法には失われし太古の魔法と分類されている。
僕は昔、両親に連れられ皇国に行った事がある、そのt機に一度だけその魔法を見せてもらったが
原理が全く分からなかった。
そんな、謎が多い魔法を使用する国の皇女が日本に来るって言うんだからきっと国際魔導士の人達は
大忙しだろうな。
そして、少しニュースを見た後時計を見ると六時だった。
そろそろみんなが起きてくるだろうから、先に弁当を作っておこうと思い弁当を作り始めた。
卵焼きと昨日の残りの具材を詰め終わり、時計を見ると六時四十分だった。
そろそろ起きないと遅刻するって時間だったのに誰も起きてこない
仕方ないから、起こしに行ってみるとみんなはまだ寝ていた。
『あれだな、きっと昨日の夜遅くまで起きていたせいでまだ寝てるんだろうな』
僕はキッチンから鍋とおたまを持ってきて全力で叩き合わせた。
カーンカーンカーン「お~い、起きろー、遅刻するぞぉ~」
みんなはビクっとなり、こっちを見た。
「「「「「「「「「「「あっ、おはよう」」」」」」」」」」」
「今何時だと思う」
寝ぼけている姿が可愛く、ついからかってしまいたくなった。
「何時なの」
蓮姉ちゃんが目をこすりながら聞いてきた。
「A五時 B六時 C六時四十分、どれでしょう」
「「「「「「「「「「「・・・・・・B」」」」」」」」」」」
「ざんねーん、Cの六時四十分・・・急いで準備しろぉぉぉぉぉぉ」
僕は腹の底から声を出して、みんなの眠気を吹っ飛ばせるようにした。
みんなは、ドタドタと部屋を出て行き、僕に部屋にいるのは僕だけとなった。
全員、十分くらいで身支度を終えて、一緒に学園に向かった。
学園に向かう時に街は今朝のニュースの事で大騒ぎだった。
「ねぇ、凶夜、何でこんなに騒がしいの」
頭に?を浮かべたレヴィが聞いてきた。
「今朝のニュースでね、外国のお姫様って言ったらいいのかな、多分そのせいでこんなに大騒ぎになってるんじゃないかな」
フーンっていかにも興味がなさそうにそっぽを向いた。
いつもより騒がしい街を通って学園に着くといつもより少し早いくらいに着いた。
僕はいつも通りに職員室によって今日の授業の準備を椎名先生に聞き、教室に上がった。
教室には、すでに龍野さんと先に教室に向かってもらうように言っといた使い魔のみんながいた。
「おはよう、龍野さん」
「あっ、おはよう月夜君じゃなくて大罪を纏めし王」
「グハッ、そ、その呼び方は止めてもらえるかな」
「フフフ、どうしよっかな」
この子黒かった、意外に黒かったよ
『はぁ、またからかわれるのかな、どうすれば良いかな』
「凶夜、どうしたんだそんな浮かない顔をして」
声をかけてきたのはルシフだ。
「まぁね、どっかの誰かさんがつけたイタすぎる二つ名の所為で結構困ってるんだよね」
「そうか、私は結構カッコいいと思うぞ、私達を従えてるって感じがすごいぞ」
「そうかな、でも流石に大罪を纏めし王は無いと思う」
「私も、かっこいいと思うよ」
ルシフに続きレヴィがそう言った。
「私も、かっこいいと思うわよ、それより最近私に冷たくないかしら」
すると、横から抱き着くように会話に入ってきたのはアスモで、確かに最近冷たくしていたと思うでもね
いけない発言をたくさんしているあなたと話していると、思春期真っ盛りの男子高校生としてはきついんだよ、分かってくれるかな
「そうだね、出来るだけ相手するからその代わり条件があるけど良いかな」
「良いわよ、何でも言ってちょうだい」
「じゃあ、まずその喋り方を変えてくれない、前にも言ったよね、それと思春期の僕に小屋って抱き着いてくるのは、うれしいんだけども、やめてくれるかな」
言いたいことを全て言うと、アスモは少し考えるそぶりをしてこう言った。
「へぇ、こうやって抱き着かれるのは嬉しいんだ、あとで蓮子に言っておこう」
なんで、こんな悪魔的な発言が出来るんだ、そっか悪魔か
「それは止めて欲しいです。分かった何も言わないから、それだけは止めて」
「えぇ、分かったわ」
ニッコリと微笑みながら僕の顔をじっくりと見てくる。
「どうしたの、何か顔についてる?」
「別に、何もついてないわよただちょっと気になることがあって」
アスモは、また僕の顔をじっくりと見てきてそう言った。
「どうしたの、気になる事って」
「なんで、今日は眼帯付けてないのかなぁって思って」
「・・・・・・・へっ」
僕は右目にそっと手を触れる。
「忘れてたぁぁぁ、何で言ってくれなかったの、気づいてたでしょなんで」
「ええ、気づいてたわよ」
すると何を当たり前のことを言ってるのかしらとでも言いたそうな顔をしたサタンがそう言った。
「なんで言ってくれなかったの」
「なにを恥ずかしがってるのよ、あれは私達と契約している証のようなモノなんだから
恥ずかしがる必要なんてないじゃない」
『確かに、そうだあれはみんなが僕と契約してくれた時にもらったみたいなもんだから
恥ずかしがる必要なんて全くないじゃんか、あぁ僕は知らないうちにみんなを不愉快にさせてたのかな』
「ごめん、そうだよね、あれはみんなが僕にくれたモノなんだから恥ずかしがる必要なんてないよね」
「分かればいいのよ、だからあんまり気にしちゃだめよ、世間が勝手に言ってることなんだから」
するとサタンの目つきがいつもの厳しそうなキリってしてる目つきじゃなくて優しい子を見守る母のような
眼差しをしていた。
いつも厳しそうでクールな感じだけど、こういった顔も出来るんだな。
「ありがとう、そしてこれからもよろしくねみんな」
「うん」「何を今さら」「ええ」「分かってるよ」「大丈夫ですよ」「よろしく」
なんか、朝からラブコメみたいな雰囲気を出している。
「あ、あの月夜君、そろそろやめないとみんなが砂糖を吐きたそうな顔をしてるよ」
周りを見渡すと、いつの間にか来ていたクラスメートのみんながこっちを見ていた。
「あわわわわ、そ、その、これは、そのええと」
「「「「「「「「「チェッ」」」」」」」」」」
一斉に舌打ちをした
「ちょ、ひどくない、ねえ、何でみんな舌打ちするのさ」
朝から、息の合ったクラスだった。
そして凶夜たちの絆がまた更に深まった。
これからも、頑張りますので感想ください




