第30話・制約の森・馬鹿二人
「おっちゃん滝が見えるぞ」
デカく高い木に登り辺りを確認すると滝が遠くに見えた
おっちゃん
「ヨシ、滝に向かうから降りて来い」
「ヨシ今度こそ脱出だ」
おっちゃん
「この制約の森を抜ければ何とかなる、何とか」
この森の名前が分かったのは、夕食時に話をしていた時に魔法の一つが使えないと何気なく言った事だ。
おっちゃんはそれなら間違いなく制約の森だと言っていた(制約の森はスキルの一つか二つ使えなくなる奇妙な森)が一つ気になり聞いた事が有る
「おっちゃんは魔法は何使えるの」
おっちゃん
「何も使えん水属性は有るらしいがな、前にチラッと言ったが身体が特異体質で大量の飯を食べないと身体を維持できんがその代わりに闘気や力に戦闘力がずば抜けている、セルゲイ王国には5人位は居るらしいが(お前も同じ匂いがするんだがな)....」
「ズルいナ、最初から強い何て」
おっちゃん
「そうでもないぞ、食費が掛かるしな戦争やモンスター討伐位しか役にたたんからな。さて行くか」
「おっちゃん行先が違うよ、この方向音痴」
おっちゃん
「何師匠に向かって失礼な」
「大食いの方向音痴さん、行くよ」
おっちゃん
「だんだん生意気になって来てるの全く」
「料理登板変わる?」
おっちゃん
「スイマセンでした、因みに調味料はまだ大丈夫なのか?」
「問題無しだよ、このペースで食べても10年も持つよ」
おっちゃん
「なら問題無いか」
(食い物話が離れないな、話すと長くなるし黙ろ)
場所はモルド商会本部
シルバが居なくなり3か月が過ぎた。
あの夜・ハルトヴィヒ =・フョン・シュタインドルフ侯爵邸にガルト大叔父さんとモルドが謝罪に行った、そこではシルバの件は直ぐに話し合いになり、侯爵から謝罪を受けた(モルドは驚愕するだけだった)
シュタインドルフ侯爵
「まさかあの少年が叔父さんの甥っ子とは本当に失礼しました」
ガルト大叔父
「いやいや本当に申し訳ない、侯爵殿には何ともほれモルド」
モルド
「侯爵様、我が弟が本当に失礼をしました、シルバを叱ったのですが家を出て行きまして帰宅した時に必ず謝罪に来ますので本当に申し訳ありませんでした」
シュタインドルフ侯爵
「その必要は無いぞ、良く話を聞けば我が家の執事に非が有るのは明白だそれに叔父さんが出て来た時点で話は終わってる、気にしないでそのシルバが帰って来たら是非にもう一度食事を食べに来てくれと伝えてくれ」
モルド
「本当に宜しいのですか?」
シュタインドルフ侯爵
「叔父さんには我が家は返せない大きな借りが有るからな、この家がこの家の資産が貴族の中で1,2を争ってるのは知ってるだろう、叔父さんにワシの父上が援助や協力をして貰い此処まで大きくなったんだ、今も色々となこれで話は終わりだ」
モルド
「有難うございます」
シュタインドルフ侯爵
「家の孫と護衛を助けて貰ったからな、それに傷の手当ても騎士達もシルバを許すように嘆願してきた。叔父さん話は変わるが国王様からの伝言です、「商人ギルドの会長を辞するのは良いが、国の為に財務省の特別相談役はそのまま続けるように」との事です、「年に3,4カ月は王都で過すようにと」
ガルト大叔父
「承知とお伝えください、」
シュタインドルフ侯爵
「これで肩の荷がおりました、騎士団と文官の間の話を纏めるのに叔父さんの存在は絶対ですからな、どうですか偶には一杯くらい」
ガルト大叔父
「確かに久しく飲んで無いナこの前は?」
シュタインドルフ侯爵
「1年近く前ですよ今用意します」
メイドに伝え酒を用意し二時間程で俺達は帰宅した
帰りの馬車にて
モルド
「ガルト大叔父さん、知り合いだったのですか?」
ガルト大叔父様
「生まれたばかりの侯爵様を抱いた事も有ったな、あの時は未だ子爵だったな懐かしい思い出だ」
宿に帰り皆が起きていた
モルド
「話は付いた、問題は無い」
さわ姉
「まぁ良かった、侯爵様に粗相したのですから何か有ると思いましたが?」
モルド
「ガルト大叔父さんが知り合いで直ぐに話は終わったよ、それに護衛の騎士様達が許すように嘆願したと聞いたよ、傷を治して貰ったりしたらしい本当に良かった俺は寝るよ本当に疲れたよ、暫くしたら戻って来るだろうからアイツも」
さわ姉
「そうですね直ぐに帰って来ますよ。お疲れさまでした、ごゆっくりお休みください」
場所は移り
「おっちゃん滝が見えたぞ、魚が食べたいな肉しか食ってないし」
おっちゃん
「確かに魚はヨシ分かったワシが取ってくるから食事の準備を頼むぞ」
「OK頼んだよ......アレあそこに居るのは煙蜘蛛ですか?」
おっちゃん
「げっ本当じゃい逃げるぞ」
「待て待ておっちゃん俺が倒す、大丈夫考えが有る《ブレード》行け」
(煙蜘蛛の周辺に《ブレード》(槍の刃先の形をした刃物長さは30センチ)を2000枚程を錬成し飛ばし辺り一帯は見る影もない程に)
おっちゃん
「何て凶悪な技を使うんだ、戦争で使えば簡単に勝てそうだぞ!それに剣術よりも魔術の方が上だなお前は」
「戦争なんて行かないよ、俺は冒険者だからそれにスノードラゴンにリベンジしないと」
(俺は冒険者だ、魔法も剣も両立してやる)
おっちゃん
「何だとスノードラゴンと戦ったのか」
「負けたけどね、腹に穴が空いたよ今度こそ確実に倒す一人でね」
おっちゃん
「一人でか....難しいぞワシは倒したがこの体質の御蔭でなまだまだ先の事だなお前が勝てるのはあいつ等は賢いし素早い」
「分かってるよ、だから毎日トレーニングもしてるし稽古付けて貰ってるんだよ」
おっちゃん
「この森を抜けたら本格的に鍛えてやろう」
そのまま昼飯の準備をしていると、おっちゃんが1メートル物デカいスッポン二匹持ってきた
「何そのスッポンデカいよ」
おっちゃん
「誰も取らんからデカくなったんだろう、コイツの料理は出来るか?」
「問題無いっす、もしかしてオレ料理のスキルも有るのかな」
おっちゃん
「確かに有るかも知れんのう、シルバの料理は美味いぞ中々な高級な料理じゃ無く楽しくてワクワクするのう子供に戻ったみたいに楽しいぞ」
「仕方ないナ、ワインでも飲む一本だけね」
おっちゃん
「何!ワインとな是非飲ませて下さい」
「それじゃあ、飲んで待って居てよ刺身も出すからさ」
おっちゃん
「さしみ?....何だそれは?」
「エッ!知らないの?」
おっちゃん
「初めて聞いたぞ?」
「刺身は生で食べるんだよ、スッポンは生でも美味いよ何度か食べたけど。貴族は生食べないの?」
おっちゃん
「ウム、スッポンは食べ無いナ、庶民の食べ物と言ってるがワシは若い頃に食べた事は有る、生は食べんな生ハムは食べるが美味いんだろ早く食べたいのう」
「ハイ、コレはスッポンの血だよ飲んで精力も尽くし、体力とかに良いんだって」
おっちゃん
「ほう、精力か色町に行きたいのうなッ!お前は精力が有りそうだな何回位出来る一晩に?」
「.........」
おっちゃん
「ン!......もしかして童貞か?」
顔が真っ赤になり何も言えなかったが
「悪いかよそうだよ、童貞だよだから絶対に死にたくないんだよ悪いかよ」
おっちゃん
「スマン、ならば色町の良いトコに連れて行ってやろう」
「マジか?本当にか嘘じゃないよナ」
おっちゃん
「これはマジだ、任せろ男にはやらねばならん事が有るそれが今だ」
「おっちゃん」
俺は涙が出て来た、これで童貞卒業だ男二人で抱き合ったが。後でキモイと思ったが言えないか.....
その後はすっぽん料理で楽しく美味しく食べ終わったが他にも魚にスッポン等をストックして置いた
おっちゃん(ごろ寝しながら)
「しかし何だのシルバは宮廷魔術師になれるの、あの火属性に・ブレードだったか?土魔術でアレだけやれれば問題無いだろ、初めて見たぞそれにゴーレムも暇さえ有れば錬成しとるしそのケントーリオのゴーレムは凄いの騎士だな完全に」
「俺は冒険者で居たいし家族を守れればそれで良いよ」
おっちゃん
「そうか、宮廷魔術師になれば国の中心に入れるぞ、それに大幹部だぞ重臣だそれでモルド商会を守れるぞ。ただし戦争やモンスター討伐等の仕事が有るがな、それに〈さわ〉だがな彼女も元宮廷魔術師だぞ!第三席で結婚して家庭に入りたいと辞めたがな。主席はワシの妹だ魔力が膨大で凄いゾ」
「は初めて聞いたよ、さわ姉がって本当にだからアンナに魔術が凄く上手いんだ。でも妹さんが宮廷魔術師主席って凄いね。さわ姉よりも強いんでしょ」
おっちゃん
「確かに強いな、それに〈さわ〉は妹の弟子だしの《爆炎のさわ》と呼ばれていたぞ、ぶっちゃけだが、創造魔法出来るんだろレアのレアだぞそれ、何でも出来るぞ属性何て自分で作ればいいんだ、それでな木を自由に動かす事が出来るハズだぞなっ」
「確かに出来るかも何でこの森出る為か」
おっちゃん
「馬鹿モン、男の夢だ温泉の壁を壁に穴を空け女湯を覗くのだ分かるか」
「おっちゃん、それは男のロマンだぞ!オレ頑張る」
バカが二人で!滝の行き先は制約の森の中心に近い場所だったが知らない二人は........




