236章 ショコ夕ン
秀一はチェリーに荷物を届けた。
「受け取ってきたぞ。」
「やったわ~!ついに買えたわ!『スィッジ2』!」
「『スィッジ2』だと!?抽選でしか手に入らない、あの入手困難な新作ゲームハードか!?」
「運を使い果たしたわ~!」
「すげぇな!」
「じゃあ早速あけてみるわ~!あら?電源が勝手に入ったわ!」
「え?新品は長押ししなきゃ電源は入らないはずだぞ?」
「最初からスリープ状態だったみたいね。」
「いや、おかしくないか!?誰かが動作確認したんじゃないか?!まさかお前…!」
「高額転売やフリマサイトでは買ってません!」
「じゃあ誰が動作確認したんだ!?」
「と、友達から譲ってもらったのよ!」
「いやお前、友達いないだろ!ていうか最初の『ついに買えたわ』って台詞は何だったんだよ!」
「ゆ、有償で譲ってもらったのよ。定価でね。だから高額転売からは買ってないわ!」
「じゃあ、『運を使い果たした』って言うのは?」
「友達から定価で譲ってもらえてラッキーだったって事よ。」
「本当かよ~?」
「さっそく、『ドラク工3』で遊ぶわ!」
1日後。
「ん?ゲームはやっていないのか?」
「一休み中よ!1日でラミーアまで行ったから疲れたわ!」
「嘘つけ!1日でラミーアまで行ける訳ないだろ!見せて見ろ!」
「あらあら!残念!データが消えちゃってるわ~!」
「いや!ショコ夕ンかよ!」
秀一はチェリーの顔面を蹴り飛ばして、さらに鉄球を顔面に激突せてツッコんだ。
「いった~い!!!」
「噓つきは朝日新聞の始まり」




