第6話 美のフランと才のゲル
???:フフーンですわ
2042年の8月初旬の午前9時、風吹と詩織はイールド校の港に来ていた。
「あぁ、なんで私まで国連の要人を接待しなきゃいけないの?」
「仕方ないだろう。この学校は孤島なんだから迷う人も一定数いるんだ。私たちが立っておかないと…」
「いや、風吹。灯台があるだろう。別によくない。」
そんな会話をしていると船がやってきて国連の男性らしき人が現れた。
風吹たちは生徒部会室まで連れて行き話をしていた。
「それでは、風吹さんと詩織さん。私たち国際連邦と使田海上幕僚長からの推薦により選ばれた美食倶楽部の3名の面談を…」
「分かってますよ。まぁ、落ち着いてください。」
「そうそう。酒でも飲んでさ…」
「お前は黙っとけ」
風吹が叱ると詩織はいじけていた。
「だ、大丈夫ですか…」
「喧嘩するほど仲がいいんですよ」
欠伸をしていると全校放送が流れる。
【美食倶楽部の皆さんへ早急に生徒部会室に来てください】
すると、ものの数分で金髪ロングの女性と銀髪で濃紺のメッシュの女の子が顔を出す。
「フフ~ン!!ですわ!!」
「あっ、おはようございます。」
「あれ、ルーは?」
詩織が聞くとフランが話し始める
「あぁ、寝ていますわ」
「あれは、午後まで起きませんね」
美食倶楽部の2人は笑っていた。
「そ、そうか。」
どうしますと言わんばかりに風吹は国連職員の方を見る。
「まぁ、この方たちだけでも話しておきましょう。」
そして、風吹はエーゲ海ロードス島の魔王城の話をする。
「ということなんだ。第4次世界大戦を防ぐためにもエーゲ海に隠されている禁書【パンドラ】とプルズが支配するエーゲ海と魔王城を奪還するために協力を…」
「えぇ~面倒くさいですわ~」
「そこをなんとか!!」
「いや、そう言うのは大人に私たちみたいな小童にはどうにも。」
ゲルもそう言いながらやんわりと断った。
「じゃあ、私たちは服を買いに行きますわ~ゲル行きましょう。」
「はい、フランさん」
風吹は焦り始め、突然立ち上がる。
「なんですの?風吹…」
「禁書【パンドラ】には、魔女が大好きだった料理が書いてある!!」
「えっ!?」
フランは急いで振り返り風吹の方を見る。
「そ、それは本当ですの!?」
「あぁ、本当だ」
「ちょ、フランさん。ルーさんの詭弁みたいな罠に引っかからないで…」
「そして、宇宙創造までの歴史が書き連ねている。」
「えぇ!!」
ゲルも振り返り風吹を見る。2人の目には星が輝いている。
「「そ、それは、本当ですよね!!」」
「あぁ、そうだが…」
「「行きます!!」」
フランとゲルはルンルンで部屋を出ようとする。
「フランたち明日行くからな!」
「はい!」
「は~いですわ!!」
フランとゲルが去り、風吹の息があれていると詩織が大笑いをしていた。
「拡大解釈のし過ぎだよ。風吹。」
「まぁ、確証はないがあいつらはこうでもしないと動かないだろう。」
ため息をしていた。
「職員さん。12時くらいにルー・エバンを呼びつけますのでそれまではお食事を…」
「は、はい。分かりました。」
そして12時過ぎ一つの全校放送がイールド校に鳴り響く
【文学部一年生美食倶楽部の部長ルー・エバン。直ちに生徒部会室にお越しください。】
次回が最終回




