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後輩にライダーにされた俺は異世界に召喚されて熱中症になりそうです。  作者: ふうらいぼう


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敵か味方か!?お肌けおじさん!

さて、佐枝紀子後輩に関して改めて語ろう。彼女と初めて出会ったのは、思い出すようにやってくる部活の技術顧問の山田刑事先生から、「そろそろ筋トレやっちゃいねえ☆」の一言をもらった後に、以前語った通り彼女の教室へ出かけたのがそもそもの発端。


「俺に......体の秘密を教えてくれ! 君の......君の秘密の姿(=研究者としての姿)を......! 魅せてくれ! 俺に......すごい……のだろう!?」と佐枝後輩に目線を合わせてて、両手を握り、息を荒げる俺に対し、ずっ友の遠藤君は親友にして弟子の裏切りに耐えかねたオビワンの様な声で……


「リアルに……リアルに手を出さない事こそが! 僕らの! ただ1つの掟だったのに!(ノД`)・゜・。」


......と、俺に華麗なドロップキックを噛まし、佐藤敦子同輩に関しては......


「あー。ショーシャンクの空にがー。次のアンタの冒険の舞台ってわけねー。あははー。出所後に体験談を取材に行ってやるわー」


......とか言いながら、割とエグイ感じのヤクザ蹴りを延々と俺に噛まし続けてくれた。知っているかな? ヤクザの革靴にはヤベェ感じの蹴り方&靴の種類の秘密があってだね! ある蹴り方を噛まされると、「ひぇ!?」って感じにスパっとなっちゃうのだ!


死にこそしないものの、全身剃刀でスーッとやっちゃったみたいなヤベェ痛みで……あ、すまない。もう、これ以上はムズムズしてきて、語れない……(涙)同じくムズムズしちゃった君は、なんか......めんご☆


ちなみに佐藤同輩はヤクザでもないし、割と良い所のお嬢さんだったりするので、別にヤクザ蹴りでそんな目にこの深山秋穂さんを遭わせてくれたわけではない。わけではないのだが......なんか、蹴り方が異様に上手く、その間上の蘊蓄を延々と俺に語ってくれるのだ。


ふふ……なんかね? もしかしたら自分が知らないだけで、いつの間にやら同じ目に遭わされているのではないかという錯覚を覚えてしまい、同時にあの寝ぼけているようで、実はこっちを死ぬほどジーっと見ている意外に鋭い目で蔑まれると……未知の扉が……(以下略)


しかし、実は俺にだってこの件には言い訳が滅茶苦茶あったりする。なんたって、顧問先生に言われて、さて筋トレのいい方法はどうしようかという事で考えて、佐枝後輩に行き当たり、彼女を発見するのが滅茶苦茶難航したのだ。


一番最初は、空手部の新田孝子先輩......実は遠藤君が好き疑惑が?(うひょう)……が俺に情報をくれたので、「OK☆ 今度ゆるキャンのどの話が遠藤君の琴線に嵌ったのか教えますよ♡」とサムズアップし、走り出した。


つづいて、釣りキチで有名な田中のじい様が、「ああ、先日おいらの腰を治してくれてのぉ?」と話をしてくれたので、これまた全力で佐枝後輩が消えたという駅ビルの中を探し回った。しかし、これまた何故か見つからない。


その内に、優等生で流麗なお嬢さんが俺に声をかけてきたので......一体何のフラグかなと思いきや、なんということか!? 彼女はちょいと前まで、なんかこうコテコテなヤンキー煮詰めたギャルってた、里中瑞枝同輩ではないか......!


え、眼鏡を取ったら美人だったを超越して、一体全体どうなってるのだと思ったら、本人曰く、謎の後輩佐枝紀子後輩を目立っているから焼きでも入れてやろうとした所......


「ああ......♡ あたい......生まれ変わらされちまったんだ……♪ 重いあの日の頭痛から......結構悩んでいたシミまでも……綺麗さっぱり消えている......☆ お前も……お前も、佐枝様を崇拝したいというんだな!あの御方は、もはや年下でも、あたいの女神様なんだぁぁぁ! 貴様も信仰しろぉぉぉぉ!」


......という事で、分からされてしまったとかなんとか。極まった科学ならぬマッサージは、もはや魔法と変わらないとは、この事だね♡


......その内に、だんだん入る武勇伝が都市伝説じみてきて、しかし同時に実在している事だけは確かであり、最後には、実は筋トレそっちのけで佐枝後輩探しが楽しくなってきてしまった結果が、件の台詞に繋がったのだ。


そして最後に燈台下暗しで、校内で発見したのだから! 言いたくもなるだろう……!? 君の秘密の姿で俺を魅せてくれ! 体の秘密を教えてくれ......! 言っても仕方がない事じゃあないか! まあ......今にして思えば、これまた今までも告げた通り、かの佐枝紀子後輩はチンマイが出る所は出てて、ヒッソリ笑ってる系な女子だったものだから。ついでに俺はなんだかんだで体育系男子だったから。


佐藤敦子同輩が、その様子を撮影した動画を俺に見せてくれた時……さながら小学生にプロポーズを噛ます変質者の図そのまんまという事を思い知らされる羽目になり。とりあえず、後になって死ぬほど色々土下座したのは今にして思えば懐かしい思い出である。


それからの話としては、あれだけ何処探してもいなかった彼女はホイホイ校内に出現する様になり、あへ顔ダブルピース事件もそうだが、困った時には佐枝えもん状態で、数多のトラブルで俺と遠藤君を救ってくれて、そしてEP1の改造手術の夜へと話は進むわけなのだが。


しかししかし……ううむ、今現在は、佐枝紀子後輩本人は間違いなく現世に残っていて、今はAI後輩が俺を誘惑だか蠱惑だか、人間を卒業させようと虎視眈々と時を狙っているわけなのだが......。


『自身の理想を体現した腹筋を持つ改造人間』『特に腹筋がライダースーツに包まれていく段取がたまらない』『私は私があの日夢に思い描いた! 興奮したそれを私の物にしてみせる!』『そして更なる高みへ! 私達の新たな夜明けへイキマショウ☆ 夜明けの具体的な内容ですって? ああ、こんな明るい場所で言わせようなんて......女の子にそんな事を言わせるなんてイケナイ人......!』


......ああ、佐枝後輩。実のところ、俺はね? みんなのトラウマネフェルピトーエンドと......その、なんだね? 桃色夢時空な期待は男子高校生として相応にあるのは、間違いないのだが......同時に、君のコズミックホラーでなんだか分かんない感じも、ぶっちゃけ話す分には……見る分くらいまでだったら、そこそこイケる感じではあるんだぜ?


だから......ええと、その。なんだね? 急に乙女な事を言いだしてアレなんだけどね? お、男の子の純情をもうちょっと考えてよ! 改造した後に事を成そうやのうて、事を成してから改造とか、こう……ああ、それはそれで嫌いではないんだけど……! ともかく直球が過ぎると思うんだ!


俺は、そんな事を腹を突き刺す体液という体液が、ぶちまけられる様な......腹痛に耐えながら、そんな事を走馬灯しながら思った。え、どうしてそんな事になったんだって......!?


あははははは! もう分かってんだろうぉ!? どちくしょう......! 食べたんですよ! 俺は......あのお肌けおじさんの卵パンを食べちゃったんですよぉぉぉ!?


え、「食べたら死ぬってエライ目に遭う事は、もう中学時代に勉強したはずなのに? 馬鹿なの死ぬの?」だってぇ!


ああ、魔王怪異とかいうトンチキ概念を知った以上、当然俺もそう思いました! 問答無用で以前の恨みも含めてボコボコにしてやろうと思いましたよぉぉ! でもねえ! お肌けおじさんが語るんだ!


「これは己が闇がある人の臓腑には、特にてきめんに効くパンだよん♡」


ダヨーンみたいな口調だった! 赤塚先生のアレだ! まさにそのまんまだった! そしてヤツは魔王怪異である事を自ら認めた上で、こう告げたんだよ!


「そして、今の君(=俺だな♡)からは、特にやべえ感じの闇があるよーん♡」


ありましたねえ! 十分にありましたともさ!? レイティングの壁を超越したエロスなんだかコズミックホラーだか分かんない物に、アンナさんともども苦しめられていましたともさ!


「今ここで喰っていけば、少なくともその闇によりやべえ感じになる事は無いよーん♡」


アンナさんは、魔王怪異死すべし慈悲は無いで定評のあるフォレスト領の面子だったこともあり、そのまんまお肌けおじさん......ダヨーンなパン屋を火葬しかけたのだが、でも、ダヨーンの瞳が曇りなき眼だった事で攻撃を出来なくなってしまった。挙句にダヨーンから......


「ちなみに、今君を襲っているやべえ闇は、そっちのライダーから出たものだからライダーが喰えば君の貞操は守られるけど……守られるけど……君もそれはそれで喰っておくかよーん?


ただし、今喰っちゃうと……こう、なんだ。おトイレが無い所では......お医者がいる所で食べた方がいいよーん?」


......とか言われたら、やたら動揺し......


「あ、あたしには何のやましい所も……ところ......あたしも……あれらの同類......? いやいや、今大事なのはあたしの貞操......も、そうなんだけど! テツヲ! これはもうあんたは食べる事確定よ!」


......と最後に切れ散らかし、俺にあのパンを食べる事を強要してきたのである! まさに中学の頃の謎が解けた瞬間でもあった。そうか、遠藤君が無傷で俺にクリティカルヒットしたのは、彼よりも俺の方に闇があったからだったのか!


流石遠藤君! マジで遠藤君だぜ! 心の中で俺は彼に拍手を送った。そして同時に俺はアンナさんに不敵に言い放った。


「せっかくだがアンナさん。今は戦いの真っ最中。さっきのダヨーンの言葉からも分かるように、そのパンは喰ってしまうと、穴と言う穴からトイレに関係するものがあふれ出てしまうようなそれになってしまう。


アンナさんには大変申し訳ないのだが、此処で食べるくらいだったら、最上階に行くことを優先すべきと俺は愚考するが」


......完璧な言い訳だった! まさに第三部完という所だと思った! 実際アンナさん&ダヨーンも納得しかけたんダヨーン? しかしだね! その時、あの現象がまたおきてしまったんだよ…...!


エヴァ暴走のテーマソングがまた口から自動再生されてしまったんだ……!


「ちゃーららららーらららららー♪」


アンナさん&ダヨーンドン引き! 俺は俺で何が起こったのか分からず、もはや叫ぶしかなかった!


「何故だ!? 何をしたんだ父さ......じゃなかった、AI佐枝後輩っ!?」


そして、あの声が響いたんだ。AIさんの陶然とした......もう、色気まで感じるあの声が!


『先輩の......外だけでなく内までパッツンパッツンの先輩......! 私は目撃しないではいられません♡ ああ、安心してくださいね、ライダースーツ着用中はしっかりと栓がされますよ♡ 仮にそれを超えてきたとしても、私はしっかり受け入れることができます……♡ 何も……ああ、何1つ恥ずかしい事等ないのですよ?


そうだ、あれですよ。ベルセルクの狂戦士の鎧みたいなものだと思って頂けたら......☆ お腹が痛い時であっても、姿勢を維持する為に、ライダースーツは先輩の体を......ネットリと保護いたしますからね……☆』


栓......だと!? え、ベルセルクの鎧ってそんな機能までは流石について、やめろ! でも食中毒は本当にシャレにならない! やめるんだ!


そして最後、AI後輩はこう告げたのである......!


『ああ、私の声が聞こえなくなることを心配なさっておられる? イケナイ人......大丈夫。烙印もとい祝福は既に貴方の額に捧げられています。声が無いなら……うふふふふ。代わりにもっと素敵でジレッタイ何かを貴方に捧げてさしあげます。まあ、それもいつまで持つかなのですけどね……。さあ、お食事の時間ですよ……☆』


さあ......それでもって舞台は現代に帰ってきた。俺は時々、お腹がキュっとなる度に姿勢が制御され、筋膜が管理され、なんか体から粘っこい体液が流れるのを感じつつ、何故か回復したSAN値カウントを見つめつつ、アンナさんと一緒に最後の階段を登っていた。


流石に申し訳なくなったのか、アンナさんが……


「ちょ......ちょっと流石に決断を早まったかも。ごめんテツヲ。なんだったらそこの階段の隅っこの方で……。一気に炎で飛ばしちゃえば色々大丈夫だし」


......とか、詫びをいれてくる。しかし、俺はそんなアンナさんに指をちっちと振ってみせた。


「なあに、ヒーローは......最終戦前に......おふう、色々やべえ感じになっているもの。それに、あのスッポンポンワールド......ああ、すまない! ワザとじゃない。


君がお嫁さんになれない様な目に遭ってしまうのは、後輩は全く気にしないだろうが、それはそれで俺が悲しい。だから......毒電波から身を守るという意味では正しかったんだ。


それに今、変身を解くときっと腹下しで本気で動けなくなってしまうから、今は変身したまんまで良い」


実際、今変身を解いてしまうと、俺は本気で動けなくなってしまうのは目に見えていた。そんな俺にアンナさんは、「あたしのお嫁さんとかは今気にしないでも」とか、そんな事を言っていたが、最後に......


「フォレスト領に戻ったら、すぐに解毒の魔術を使ってもらおう。王都よりもずっといいはずだから」


......と言った。そんな彼女に俺は仮面の下で笑顔を見せた。そしてついにラストバトルの扉が見受けられた。そこを息を呑み、2人で潜ると……


「あ☆ やっと来たー? いやっほう♪ ラスボス部屋へようこそー☆」


......なんか、そこには金田一みたいなカッコをしたやたら可愛らしいメインヒロインみたいな女の子がいた。おや、これは此処からまさかの探偵ものが……? 俺はそんな事を呆然と考えていた。



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