おじさん討伐攻略組フレンドリーファイヤー事件
あーっはっはっは!\(^o^)/
もう何周したか分からねえよ!?(涙) とりあえずダンテなんて名前のヤツは、ありゃあ絶対デビルメイクライとかから取ったに違いねえ名前だから、おじさんの仲間と見なしお仲間ともどもシバキ倒してやったけどな!?
ついでにチートスタートの代償なのか......オレぁ......オレにはゲームオーバーが無いらしい。永遠に経験値が稼ぎ続けられて結構じゃあないかとか、迷野あたりなら言いだすに違いねえがよぉぉ!
ドット絵が……ドット絵が既に12時間ぶっ続けで脳内を焼き続けてるんだぁぁ! ついでに音楽がもう目を瞑っていても開けていても、「でででーででででででーん♪」で、気が付くと口走ってるんだよぉぉ!?
挙句に、はは、信じられるか......! さっきオレぁ石田彰さんとすれ違ったんだぞ! あの「渚カヲル」で有名な! ご同業さんとのご飯を華麗にスルーする事&歌を歌う事を絶対の禁忌事項にしているという声優さんだ!
思わず「お疲れ様です! 応援してますので頑張ってください!」とか声を掛けようかと思っちまったが、オフだったら申し訳ないので、そっと見送っちまったが。まさか石田さん......オフの時にはこの何だか分からない建物の中で、おじさんの手伝いとかしてたりするの……か!?
え、おじさんと石田さん、実は養成所時代の同期やら謎の設定とか繰り出すのは色んな意味で申し訳ないので、本当にやめろよ……?(汗)
ああ! でもしくじった......! 石田さんに聞けばもしかしたら手軽な脱出口が分かったのかもしれねえのか!? ああ、もう片っ端からうんざりだぁぁぁぁ(´;ω;`)
オレぁ......このタンクトップ&裸足状態であり得る最悪の事態、「ガラスの上を裸足で猛ダッシュ血まみれオチ」だけは回避せねばならないと、途中で拾ったジェットブーツだかを足に履きつつ、天を仰いだ。
オレぁ......この山田昭。ライヘンバッハの滝から持ってきた装備の中でニューナンブとワッパと警棒はなんだかんだで今も維持していた。ついでに向こうの刑事さんからもらった自動拳銃のシグも、1つあり……ちなみに、弾は迷野曰く......
「バグという事で無限に尽きないねっ☆ わーチートぉ♪ ひゅーひゅー☆」
......だそうで、ガチで弾切れが無い。おかげで騎士団だか魔法使いだかを見つけたら、余計な事をする前に散々にバッチバッチ当てまくり、それで始末出来ればラッキーで、ダメなら散々に頭殴った後で壁に叩きつけるなり投げるなりしてトドメを刺しまくった。
ちなみに、本来のお巡りさんのお仕事的には警棒で頭滅多打ちとかやっちゃうと、被疑者死んじゃうかもしれんし。後で訴えられちゃったりする事もあるので基本的には避けるようにする......するのだが。
迷野の持ってくる「うぉっと!?」案件の怪人共は、隙あらばスタンド能力とか普通に使ってくるので、死にたくなきゃ物を考えさせないように、頭をバカスカやるのが堅実だ。この方針に基づくならば、弾無限はありがたかったのだが......
「まあ、その代わりに最上階に至るまでは、この塔からも出られないんだけどね♡」
......との呪いの一言もあった。おい。弾無限と引き換えに、塔から出られないとか......! それ戦術で勝って戦略で負ける的な......ああ、単に新手のコズミックホラーエンドじゃねえかよぉぉぉ!(´;ω;`)
あとは、途中で気づいてしまった! 気づいちまったんだぁぁオレぁ......! これ、恐らくモチーフがドルアーガの塔だ! あれオレもファミコン版トライしたりしたんだけどよぉぉ? オレぁあの手の頭使うヤツとか、大の苦手なんだよぉぉぉ!?(ノД`)・゜・。
大学ノートに方眼紙でマッピングとかしまくってた、初期攻略組の話を聞いた時には、パチンコで破産するのとドッコイドッコイになりかねんデスゲームじゃねえかと、ちびりそうだったわ! 最初は......最初は迷野のヤツがいれば、問題はないって事でドヤったりもしてた。
ああ、そうさ。謎解きは探偵の仕事で捕まえるのが警察の仕事って言うんだったら、アイツが謎を解けば、あっという間にてっぺんまで行けると……そう思っていたのに!
「え? 嫌だよ僕のジョンマクレーン♡ 犯人は「手からビーム出しちゃうおじさん」ってもう明らかじゃん? 後は警察の君がお連れするだけだよっ♪ がんばえー☆」
......ブッコロソウと、割とガチで発砲したんだが、「はっはっはー☆ バーリツ♪ バーリツ♪」で全弾回避しつつ、迷宮のどこかへトンヅラしくさった。挙句に......途中の階層の牢屋じみた所には……なんか妙な石ころがたくさん転がっていて、そこに「きぞくから、きんぞくへ☆」とか変な看板が立っていたが。
はて......? あれは石ころだったのか。それとも金属だったのか。オレぁ走りすぎて、草臥れ果ててとりあえず、近くの壁にズルズルともたれ掛って髪の毛をガシガシ搔いた。
どうにもコイツはよろしくない。あのデビルメイクライなダンテさんを散々に煽り散らかせば、さっさとおじさんが出陣してくるかと思ったのだが、やっこさんは、どうもギース気取りなのか、はたまたドルアーガ気取りなのかはサッパリ分からんが、全く階下に降りてくる気配はない。
挙句に何だか知らんが、ゴルゴムの手先を見つけてボテクリ回そうかと思いきや、なんか近所の小さい子に塔見学をさせているだかなんだかで、「刑事さん、こんな高いところまできてすごいねー?」「すごいー」とか、ほのぼのモードで言われると、どうにも捕まえるのに捕まえられない。
さあて......どうしたもんか。さっきから妙に塔の中に油臭い匂いがする事から逆算するに、最悪の場合は......この壁にさっきの騎士団からかっぱいだ、爆発する魔術が入ってるのを投擲して風穴でも開けてやったら......あるいは。
そんな事をオレぁ考えていた......その時だった。ふと、通信機が鳴ったのだ。色々調べた所によると、この世界の通信機は簡単なトランシーバーとドッコイドッコイという所で、基本的には魔術だかの念話やらや長距離の場合は、昔懐かしい伝書鳩とか飛脚の出番らしい。
ちなみに全く別の分野では、オレたちの世界の先を行ってる物もあるようで......考えても仕方のない事だが、2つの世界が遭遇して戦争とかしたら、どっちが優勢になるのかならんのか。おっと、いかん。おじさんに毒され過ぎてるな。
また、あのダンテとかいう旦那かね? だったら今度こそ、おじさんが降りてきたくなるような煽りを入れてやらねえと。そんな事を考えつつ、オレぁ通信機を取った。すると......
『よう。中で大暴れ中のカウボーイ。まだご存命かい?』
あ、これは直感出来た。さっきのダンテさんとは違って、解するヤツと見た。という事はおじさんに近しいヤツだな! いっよーし。此処は景気づけにダイハード祭りと逝くか!
「なんとかって所かな! さっきも騎士みてえなカッコをしたトンチキを2人ほど片付けた所だ」
......この時、背後で「おいらの事っスよぉぉぉ」とか、変な泣き声がした気がするが、華麗に無視する。ゴルゴムの都合など知った事か。そして暫くの無言の後......
『騎士団の皆さんも良い笑顔してるよ。実はあんたが生存できるか賭けをしているんだ』
へえ、ところどころ、替えてきてるが分かったぞ、コイツぁ......間違いなく履修組だな? ならばもう少し遊んでやるとするか。それにしても騎士団wwwww おじさんめ。単なるビーム好き講じていつの間のか騎士団とか言い出したのか。ジェダイでもあるまいに。こいつは草を生やさざるを得ないww
「オレぁの倍率は......?」
『聞かない方が良い……』
うっひょう♪ まさか警官人生の中で、ダイハード......あ、いやまあ、毎回ダイハードしてるんだが、此処まで原作再現できる日が来るとは思わなかったぜぇぇwww
コイツは......おじさんの手先だろうが、いっちょ畳みかけよう!
「オレぁに2000円賭けといてくれ」
この世界の通貨が何なのか知らんがね。そうさ全員豚箱にぶち込んだら、そこで嫌味と共に金を徴収してくれようか。
『ところで......アンタの事はなんて呼んだらいい……?』
お、そろそろ締めの時間か。はは、何処の誰かは知らんがお前が塔の中にやってきたら問答無用で凹殴りにはしないでやろう。ダイハード好きに悪いヤツは......迷野に関しては人間かどうか疑わしいのでカウント外......いねえし。
「ロイロジャース」
決まった......! 会心の出来だ! さあ、後はアンタの事をアルという事で絞めれば気力が戻ったオレぁまた、このドルアーガだか中富ビルだかの中を走りだせる。そう思っていると通信機の向こうでまた声がした。
『最終確認だ。愛してたと嘆くにはー♪ あまりにも時は過ぎてしまったー♪』
Σ(゜Д゜;)!? な......なんだ……と! 何故だ! 何故それを貴様ら、ゴルゴム風情がこの現場で歌ってくる......! 急なダイハードからの路線変更で動揺しながらもオレぁ反射的に歌った。
「まだ心の綻びをー♪ 癒せぬまま風が吹いてるー♪ お前......お前は誰だ……?」
『あ、やっぱりだ。顧問殿だ! 顧問先生! 俺ですよ深山です! 深山秋穂......』
『あき......? テツヲ? 名前がなんで違うのさ!?』
『あ、え、あー。魔神にも色々あるんだ。そこは理解してほしい。さておいて。顧問先生! 暫く部活に顔見せないで何やってるかと思いきや、異世界でダイハードとは一体全体どういう了見なんですー?』
「そりゃあ、こっちの台詞だぜぇ!? お前こそなんでまた此処に! またぞろ遠藤君と一緒にヘンテコ事件にでも巻き込まれたのかよぉぉ!?
正直、オレぁもライヘンバッハの滝で堕ちて......訳が分からんまま、ここに来たままで正直事情が……あ、さては.....! さてはお前ぇ! 『手からビーム出しちゃうおじさん』の仲間に拉致されたってオチなのか!
オレぁが投降しない場合は、人質のお前ぇを殺すとか......ちくしょう! 愉快な変態かと思ったらド外道でもあったって事か!」
『いえいえ、こっちは現在そのおじさんを討伐するための討伐軍に従軍中で。現在顧問先生がダイハードごっこにいそしんでいるから、攻略の深刻な邪魔になって。陣頭指揮のダンテ王子に関しては、先生、6度ほどシバキ倒した挙句に、煽り散らかしたでしょう……?
今現在、なんか精神的に危ない感じでバカ騒ぎなんですよ。という事で、先生。此処は1つ。ドルアーガの塔RTA記録保持者の俺と組みつつ......出来るだけ攻略情報送るんで。先生は頂上で、おじさんを討ち取ってもらいや......』
「……あれ? もしかしてオレぁ......現地の人の為と思いつつ、思い切り現地の人の障壁として立ちふさがりまくってたってわけか。しかも......おじさんの味方状態で……?」
『まあ......そうなりますが。しかし安心して下さい。哀しいフレンドリーファイヤーだったって事で。この国今はおじさんのテロやらで偉い騒ぎになっていますけど、おじさんを打ち倒せば罪はなんだかんだで不問にしてもらえたりすると思うので。という事で此処は1つ協力をお願いできませんか……?』
さっきまでボコボコにしていた騎士団の皆さん、あれはオレぁと同じ公僕だったというのか!? それを事もあろうにオレぁ...…オレぁ......ジョンウェインにでもなった気分でやりたい放題。
同じ立場でそんなジョンウェインが施設から出てきて、「めんご☆」とか言い出したら、ああ、オレぁ......オレだったらそんなのは間違いなく撃っちゃうと思う!
ああ、なんて日だ。でもこのドルアーガだか中富ビルだかから出るには、なんで此処にいるか分からないが深山君の手を借りる以外にない。オレぁ血を吐くような気分で、通信機に承諾の一言を告げようと立ち上がった時、懐からストンと火の魔術だかが……騎士団からかっぱいだ装備が転がった。
それはそのままコロコロと転がっていき、壁面に達すると勢いよく燃え上がった。はは、まあ、油の匂いがするとはいえ、今まで全く小動もしなかったこの塔がそう簡単に壊れるとは……
ちゅっどぉぉぉぉぉぉん☆
オレぁ......思い切り吹っ飛んで壁に叩きつけられた。慌てて立ち上がると、なんかリサリサっぽい人が「この塔は波紋以外は受け入れないけど、炎を当てられると景気よく燃え上がるわ☆」とか、良い笑顔を浮かべサムズアップしつつ、グライダーでどっかへ去っていく。
おやあ……これは、こりゃあ......オレぁのせい……なのかね……?(汗)




