↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
後輩にライダーにされた俺は異世界に召喚されて熱中症になりそうです。  作者: ふうらいぼう


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
17/31

ライヘンバッハ事件後日談ー君が滝に落っこちた後でー

推理物は「謎が明らかになれば、犯人が警察に逮捕される事」で成立する話だと思うんですよ。ところが、あの金田一ルックのトンチキ女と来たら……なんですか「うぉっと!?」って、上から鉢植えでも落ちてきたっていうんですか!?(ノД`)・゜・。


で、その女ですけど……「謎が解けたからどうだというのだ!貴様のその軟弱波紋…もといニューナンブで俺をどうにか出来るとでも!」とか、言いそうな犯人の時にばっかり出現して、要らん事ばかりするんです! 


「来いよベネット!銃なんか捨てて掛かってこいスタイル」で徹頭徹尾煽る!顔だけは無駄に可愛いもんだから、始末に悪い事この上ない!


犯人丸わかりでも、制圧戦力無けりゃどうにもならん事ってあるでしょう!? だというのに、あの女は……「探偵は犯人を明らかにするのが仕事であって、警察はお連れするのが仕事でしょ☆ がんばえー♡」で丸投げばかりっ!


テロリストは勿論、殺人拳法の当代継承者とか、改造人間とか、姿を見ただけで正気を失う名状しがたい何かとか……っ! そういうのはそれぞれ因縁のある主人公やら、異能を有する秘密の存在とかがどうにかするものでしょう!?(涙)


お巡りさんはそういう主役目立たす為の露払いであるべきでしょうが!最後の事件なんてアレですよ。警視庁充てに「ポリスメン!僕と一緒にライヘンバッハの滝旅行へと洒落込もう☆」とか、訳が分からん絵葉書がやってきまして。


当然、行かないでしょう! そりゃそうだ。大体お前は金田一ルックしてるんだからそれはホームズルックのお仲間にでも任せろやってもんです。でも、大長編ドラえもん風味な前置きに、警視庁上も下も大激震になっちゃいまして。結局オレぁ、トンチキ女への生餌として、滝旅行へ強制連行デス。



あ、滝で事件は起きましたな。現代における『犯罪卿』と呼ばれるヤツが現れました。かの有名なモリアーティー教授にちなんだ異名で呼ばれるヨーロッパの犯罪世界のホープです。


日本&ヨーロッパの合同捜査本部が震撼しました。ん?『滝で探偵と犯罪卿が遭遇したなら原作通り、探偵と犯罪卿が相討ちになってしまうんじゃないですか』って?ま、まあ、相討ちにはなりましたよ?犯罪卿と探偵ではなくて……σ(゜∀゜ )オレと犯罪卿がですけどねえ……!(涙)


「今度も魅せておくれ僕のジョンマクレーン☆」とか、あの女の地獄のサムズアップが今も脳を焼いています。


そりゃあ、ほんの数十分前ですけどな。そもそも『当身投げで一世を風靡した南町の塔の最上階に陣取ってそうな犯罪卿』って何だよ!? 


ありゃ犯罪卿というよりは、闇の帝王とかそういう種類の何かだよぉ……! コナンドイルやのうて、SNK! 赤いキャップとジャケットの陽気な狼さんの持ち所ですよ! はは......そんな事とは露知らず、オレァ......アイツとヨーロッパの飲み屋でジャンプトークが出来るマブダチと......思っちまった......! 前日に......ずっ友になれるんじゃねえかって......!(ずびっ)


しかも……ソイツが……ジャンプ王道路線に刺激を受けて、地獄の鍛錬を続けた結果、手からビームが出せるようになったと聞いた時には……全世界の男の子の夢を体現してみせたのだと理解した時には、衝撃を受けました。


『さあ、マブダチよ! 此処で吾輩の配下になるのであれば、君も手から出せるようになるぞ? もうお巡りさんとか正直面倒くさくね?(´・ω・`)』とか、手を差し伸べられた時には……かめはめ波を、霊丸を死に物狂いで練習したあの頃のオレがぁ……頷いちゃえと大合唱だったっすよ!



惜しい事したなあ……でもオレぁ……ザンギエフ使いでもあるんですよっ! 裏切れねえでしょう!? ビームに屈したら、あの頃のオレを......裏切っちまう!(机に半べそで項垂れる)


苦労したんですってねって、あ、バーボンがサービスで出るんですか? こりゃあ何か申し訳ないなあ。じゃあちょっと頂き……くう、酒の味が染みるぅぅ! 


すいませんね女神様。貴方に愚痴っても仕方ないのに、もう飲まずにはいられない気持ちだったんですよ。はは、あんた聞き上手だ。生前、此処が飲み屋で営業してたら足しげく通ってたかもしれない。


もうね、死んじゃった今となったらどうでもいい話ではあるんですが。あの女……アイツは探偵という名の死神だったに違いないですよ。で……これからどうしたもんでしょうね? 


『君も勇者になれちゃうぞ☆ モテモテハーレム興味あるぅ?』やら『異世界は若い才能を求めている!』やら……やべえ国の徴兵事務所やら、危ないバイトの誘いの様な広告が山と貼ってある彼岸花だらけのこの町で目を覚ましてから、此処が転生案内所だって、散々言われましたけど、ぶっちゃけ今も信じてないんですよ。


ウッキウッキ顔で「いやっほう! チート能力もらえるぅ☆」とか、事務所に入っていく若い子は随分見ましたけど、案内人は全く目が笑っていないなあ。


死後の世界とやらが、こんな全盛期の九龍城じみた有様だというのに、衝撃を受けたって事もありますが、嫌悪感も減ったくれもなく……あれは人間をゴミムシにしか思っていない。会話の余地がないんですよ。生き物とは認識しているが、それが何かでプチって所か。


これは全力で逃げた方が得策だ。後ろ盾も何もない今の状態で……あんなのとは率直に言って関わりたくない。


ああ、女神様、アンタに関しては俺は少なくとも、何かしらの聖職者かなと考えてます。少なくとも他の事務所の呼び込みと同じ匂いはしなかったし、説明に嘘は感じなかった。目の前の人間を消耗品に見ている気配が無いなら、今現在は信じても良いんじゃないかなと。


え、「翼が生えてるだけじゃ、女神として説得力ありませんか?」ですって?


勘弁してください。生前、改造人間やら訳が分からんものを散々見せつけられてるんですから。それくらいじゃあ、残念ながら。何より……職業柄どうしても疑り深くなるんですよ。


とりあえず……転生云々はそれなりに裏どりをして、納得してからにさせて下さい。その上で……そうですねえ、本当に生まれ変わりとやらがあるのでしたら、多くは望みません。転生特典とかも……グリーンマイル方式で、祝福という名の呪いっぽいのもらいそうで、怖いですから。これまた要らんですな。


あくまで、自分の制御出来る範囲の物だけでいい。あとは剣と魔法の中世世界は絶対勘弁してください。人権紙風船の暗黒期やら想像するだけで眩暈がしますし。


出来れば民主主義か君主制だったとしても、立憲君主制の経済と治安が安定した世界でユルフワ系農業スローライフとか期待したいです。って、すいませんね。多くは望まんとか言いながら、結構要求は出るもんだって、あれ? 女神様……何で謎の含み笑いをしているんです?



――「君って男は、アレかな?こんな場所で急に僕の事を「可愛い」とか言い出すなんて……これはアレかい?君は自分が死んだと言っているけれど、それに因んで、死んで(シンデ)からデレた……君は刑事からシンデレラにジョブチェンジしたという事を僕に、積極アピールしたいという事なのかい?」--

「「…」」


先ほどまで、慈愛に満ちた聖女のような顔をしていた女神様から、聞こえてはいけない声が聞こえた気がした。ここは転生案内所であり、死んでないと来られない以上は、あの女が死んだのか? 


いやいや謎を解いた瞬間、マッハで姿を消しやがるあの女が犯罪卿の追手だかに始末される様な事はまず無さそうだし。


大体、アイツ、「僕のジョンマクレーン☆ 波紋だ! 波紋でツララくっつけてロープにするんだ♡」とか言いながら、ツララ手裏剣山と投げやがった鬼畜生だぞ!? 始末されたら万々歳だが、なんにしても並の人間にヤツが倒せるとは思えない。なにより女神様に変装とか、え、マジ……いやいや無いだろう!


「ちょ……おい!オレぁ経済と治安が安定した……ユルフワでノンビリ……!違うよな!?違いますよね女神様っ!」


「ポリスメン?どんなにあり得ない事であろうと、可能性を1つずつ検証し削っていって、最後に残ったのなら、どんなに無さそうでもそれこそが真実なんだよぉ?」


「だからそれ横溝やのうて違うヤツ……!」


絶望のツッコミが俺の喉から捻りだされる中、女神さまは、自身の顔に手をかけ、一気にべりべりと引き剝がした……!


「そうだよ!君の思った通りの人物!探偵(しにがみ)だよ! さっきぶりだね山田昭君っ! 僕のジョンマクレーン☆ ちょっとぉ?僕に断りもなくダイハードからシックスセンスに路線変更って、どういう風の吹き回しだいっ?君に似合うのは『中富ビル』であって、『転生案内所』は場違いも良い所だと思うけどなあ?」



トンチキ女は、さっきまで被っていた女神さまのマスク―妙に生々しいがまさかデスマスクじゃあるまいな?―を腹話術の人形の様にパクパクさせつつ、不満げに頬を膨らせませた。


ついでに懐から、金田一帽子を取り出して頭にチョコンと乗せる。(※仕草だけは最高にメインヒロイン)そして、ふと何か思いついたような顔をしつつ、こっちへ首をカクリと曲げる。


「あ、それとも『ゴーストーニューヨークの幻―』を、ブルースウィリス主演でリメイクするというコンセプト……そうだね、『ゴースト―ニューヨークで撃ち過ぎ―』とかやりたくて、此処に来たという事かなっ? 


だとしたらその体を張った演者魂っ! 実に見事と言わざるを得ないねっ! 生まれ変わり先も、僕が探偵(しにがみ)の誇りにかけて速攻で準備しようじゃあないかっ!」



「うぉっと!?」……絶対偽名に違いない名前、迷野森夜を名乗る女は、すごいすごいとこっちの手を両手で握りつつ、興奮で顔を赤くしつつ、飛び跳ねたりしている。


しかも......


「うふふふ☆ それにしても正体明かすまで、君全然気づかなかったねえ☆ 僕ほどの探偵(しにがみ)ともなれば、女神様の1人や2人、平然と化けられて当然じゃないか? 油断しちゃあ駄目だぜっ♪」とか、口元に手を当てて、可愛らしくクスクス笑ったりもしている。


『ゴーストーニューヨークで撃ち過ぎ―』不覚にも、本当に映画化するなら見に行くかもしれないとか一瞬思いかけてしまったりもしたが、自分が主演で実在の事件にぶちこまれるなら話は別だ。このままでは本当に霊媒師に憑依させられた挙句に、タンクトップ姿でニューヨークで暴れまわる羽目になりそうな悪寒がする。


聞きたい事と言いたい事は山の様にあったが、とりあえずオレぁ......思い立った事を改めてぶちまけてみた。


「人生最後の瞬間に、一番会いたくない顔とエンカウントした……! おめえ......前から人外めいたヤツだったとは思っていたけど、ガチのガチで死神だったか......?(汗) 道理で禄でもない事しか起きんわけだ……!今までの出来事はオレのぉぉ殉職の為の壮大な下準備だったって事かよぉ」


落語の死神冒頭の「私かい? 死神だよ」で死神が出てくるシーンと今の状況が不思議とピタリと一致している気がした。オレは頭を掻きむしる。死神で確定したなら、ダメ元で退去の呪文を実行してみるのも悪くないかもしれない。


もっとも、死神が足元にいる時しか効果がない呪文が、既に死んでる現状で何処まで効くのかもしれたものではないが。トンチキ女はそんなオレに対し……


「あはは☆ 下準備とは人聞きの悪いっ♪ 下準備というよりは、君に対する推し活動だと言った方が良いかなあ? 続編の度に新しいイベントを用意するのはエンターテイナーとしては当然のたしなみという物だろうっ? 


だから、てっきり、今回の滝つぼ落ちはそんな僕に対するとっておきのサプライズだったのかなあと解釈したのだけれど…☆、あ、あとね? 死神と言われたから、死神で通しちゃったけど……惜しいっ☆ 少なくとも僕は死神じゃあないよっ?」


……とクルクルとダンスの様に探偵女は回り、オレに指をビシッと向けて微笑みながら、死神疑惑を否定してきた。


「違う? 惜しい? じゃあ、一体なんだと? もう死んでるんだし今更隠す様な事も無いだろう? 別に驚かんから話せよ聞いてやる」


髪を搔きむしりながら毒づく。ついでに貰ったバーボンをやけ酒でかっこんだ。もう酒の飲み過ぎとか知るもんか。どうせ死んでるんだどうにでもなりやがれ。あ、まなぶくんの......愛犬の世話は......ありゃあ、佐枝ちゃんがとても可愛がってたし、面倒もみてくれるとの事だから良いかな?


そんなオレの人生の後悔を知ってか知らずか、あの女はオレの瞳をジィィィィっと覗き込む。


「…おんやあ☆……知りたいのぉ? 本当に良いのかいっ? じゃあ最終確認で聞いちゃうけどさ、ポリスメン……『そんなSAN値で大丈夫か?』……」



「「…」」


ヤツの後に「人間が知ってはいけない冒涜的な何か」が、露骨に蠢いているのが見えた気がした。これはダメだ。迂闊な返答をした瞬間デッドエンドが確定する。


すでに転生案内所等という訳が分からん場所に召喚されてる時点で、相当SAN値が危ないのにこれ以上聞いたら、「死よりも恐ろしい何かが待っているオチ」になるだろう。はっはっは、なめるなよ迷野ぉ!「うぉっと!?」の特命係に左遷......もとい、出世してからオレぁ、貴様の対処法くらい学習済みよぉぉ!


「あー!? 何だってぇ? 滝から落ちた衝撃でどうも耳の聞こえが悪くてなぁ!?」



難聴系主人公を演じる事で、強引に話の転換を図った。とにかく今のオレの主目的は「ゴーストーニューヨークで撃ち過ぎー」のコンセプトにて生まれ変わる事を逃れる事だ。


トンチキ女が「僕のジョンマクレーンがwww恋愛モテモテ主人公のマネを全力でしてるとか、もうwww草生えるんですけどwww」とか、失礼な事を言っていたのが心底腹が立ったが、それは死ぬ気で忍耐する事にした。


彼女は笑い過ぎて出た涙をぬぐいつつ、まだズビズビ鼻とか鳴らしている。ただ、こんなんでも知り合いがいるならば、話は早い。謎を解く事だけはこの女は電光石火なのだ。この転生案内所とやらに関しても、聞いてしまった方が早いだろう。


(※ちなみに、この時、転がっていた女神様の面がやはりデスマスクっぽすぎて、本当の本当に気になったのだが、激烈に嫌な予感がしたので敢えて黙殺した。いわゆる、『この落書きを見た直後に死ぬ』というヤツだ。バニラアイスに見張られている悪寒といえば分かりやすいだろうか?)


「で、オレぁ......これから『転生案内所と銘打たれた施設が乱立する彼岸花だらけの町』の裏どりをこれからしようとか思ってたわけだが、こんな所で女神様に化け腐って、オレを待ち受けやがったわけだ。お前はとっくにこの街に関しては知っているんだろう? 


オレぁ......死んだら河だか海だかに出た上で、そのまま冥土行きの様な印象を持ってたんだが、一体全体此処は何だ? ……さっき女神様の皮被って話した内容そのまんまと解釈して良いのか?」



実は南米だか東南アジアの奥地辺りの、麻薬組織か何かが有する訳が分からん歓楽街という可能性も相当疑ったが、さっきコイツは「数十分ぶり」と言っていた。ライヘンバッハの滝から、どこぞのジャングルまで数十分は流石に無理だろうし、なにより、犯罪王との戦いでズタボロになっていた俺の体に傷が無い。色々納得行かないし、受け入れたくない部分もあるが、少なくとも此処は現世ではないという事だけは確実だろう。



もっとも、「時刻表トリックだよ☆」とか、「数十分と言ったけど☆ あれは嘘だ♪」とか「改造人間になってるんだから傷なんかあるわけないでしょ☆」とか言われたら、全部ひっくり返るが。……お願いだから、おじさんの胃袋をこれ以上締め付けねえでくれよ……!?



「ん? 転生案内所は転生案内所だからねえ? さっきまでの説明以外に、他にどんないいようがあるのかなあ? なんだったら『ブランニュー☆ワタシ!ラブリートランスフォームオフィス♪』とか、そんな横文字っぽく読んだりすれば良かった? 


えっと、つまる所、……『死んだ人と彼らを品定めしつつ製品に加工したい人でなしがマッチングする会場』が此処ってわけなんだけれど?」


「言い方ぁ!? ある意味地獄よりもヤベェじゃねえか!(汗)」


「まあ、実際事実だからねえ☆ 色々いい繕っても仕方がないっ♪ ほうら......日本のシャーマンの話とかで、神様が身に降りると人生がめっちゃ面倒くさくなるみたいな話って聞いたことないっ?


あんな感じで、本来神様に魅入られるのってメッチャおっかない事なんだよぅ♪ 『欲を捨て世を捨て己を捨て世界に尽くします(キリッ)』みたいな!


ああ、あれだ。アイドルはトイレ行きませんみたいなもんとでも言った方が良いっ? あれを100になっても貫くとかって、超きつそうじゃん?


神様の呼び声ってまさにそういうものだからね☆ だからシャーマンとかはそれを扱うというより、それに適応する為に、「心を維持したまま、ギリギリの線で人間を守るため」に死ぬ気で訓練するんだけど……体を失くしてから、向こうから訓練が無い人に近寄ってきて、しかも権能を嬉々としてくれるって......ねえ、頷くと最後に......最後にどうなっちゃうと思う?」


オレぁ息を呑んだ。ヤツは恐らく中々にシャレにならない話をしている。迷野のヒロイン顔は......ああ、やっぱり思った通りだ。耳まで裂ける様な笑顔。こりゃあ......死んでからも思い知らされたが、間違いなく化物だ。そんなのに魅入られたσ(゜∀゜ )オレ......


「……連れてかれた先で世界に溶けちゃうんじゃないかなあっ☆ 勇者になったーやっほーで、動けば動くほどに与えられた権能がゆっくり身に沁み込んでいき、どんどん天変地異と変わんなくなって、最後に地震雷火事『勇者』って具合だよぉ……?


そうなったら、まあ、神様の手ごまという事で……最後は意識も何か分かんないものとかになっちゃうだろうねぇ♡ でも、それよりも僕も君に聞きたいんだけど……そもそも死んでいない人がそんな事聞いてどうすんの? あ、今気づいたけど、この顔......前の女神君と違うなあ?


あれぇ......? もしかしてお昼休憩とかだったとか......?」


「え」


探偵女の言った事で、なかなかにヤベェ内容が最後にあったのだが、この時のオレにそれに気づく余力は無かった。








評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。