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十社会十パラドックス  作者: 遠藤千和
第2章 ー亜刹編ー
19/22

第19話 「LaGr」

前回初登場の人物・前回情報を公開された人物 (説明)

なし

「それが5月の行事?聞いてかもしれないけど全く覚えがないんだけど。」


「この学園の生徒たちからは「LaGr(ラグアー)」って呼ばれているらしいからな。僕も正直、そこまで聞いたような記憶はない。」


「あ、それは聞いた記憶あるよ。最初に学園についての説明をしてたときに。合宿って言ったけど、どういうものなのかってことはわからない。そもそもなんLaGrって呼ばれてるのかって思うよ。」


「普通に英語で直訳でもしてるんじゃないか?わざわざそんな名前をわざわざいうのは面倒くさいだろうしな。にしても、僕にも何をするのかはわからないな。でも学び育つ合宿って言うくらいだからな。みんなで関わる機会はあるんじゃないか?」


「刹那氏長とかに聞いた方が早そうだね。」


「1年目でわからないことだらけだからな。とりあえず色々また情報を集めるとしよう。現状、他の行事もあるとは言っても目先に関われる機会がないから得られるものからはしっかり得ていきたいよな。」


「そうだね。あとは明日、氏長の誰かに聞いてそれでわかればいいと思う。」


「だが、まだ事件から日にちも浅いからな。体調が大丈夫かという不安はあるが、今のままだと何をするか全然わからないしな。」


「亜夜芽月花でもいいし、とりあえず明日。」


「結局学園に来て週末を終えてしまったな。」


「明日からまた、学園生活が戻ってくる。そんな風に考えたら嬉しいような悲しいような気がするよ。」


「暗限、そんなに普通の学園生活に対して思っている点があるのか?」


「普通でないことに首を突っ込んで解決に導くのが、楽しいだけだよ。」


「(暗限、他の人は何も考えずに接してるのかもしれないが、その正体は脳ある鷹といえるものだ。常人とはとてもじゃないが考えは合わないだろうな。むろん僕にも理解はできない。)そうか…。」


「また、頑張ろうね。豊龍凪紗。」


「あ、ああ。」


ーーー次の日ーーー


「おはよう、凪紗!久しぶりといえば、久しぶりだね!少ししか日が経ってないのに会うたびに久しぶりに思えちゃうよ!」


「若いうちの方が体感長い時間を過ごせるだろうしな、それが正しいことを示してるんじゃないか。」


「暗限さん久しぶりだよね!」


「そうだね、久しぶり。諏訪異黎人はだいぶ元に戻ったようで何よりだよ。生に対しての執着あって生命力高そうだもんね諏訪異黎人って。」


「相変わらず厳しいなー!あ、凪紗…。そういえば、後で話があるんだ!」


「ああ、わかった。(間違いなく、あの話だろうな…。本当に気まずくなりそうなんだが…。)」


「豊龍凪紗、さっき連絡されたんだけど、刹那氏長体調崩したらしいから休みだって。」


「じゃあ、強制的に亜夜芽さんに聞きに行くことになるのか。(亜夜芽さんのところ行ったら、この前の黎人が浮かんで話しにくくなりそうだ…。)」


「亜夜芽さん…のところ行くんだ!俺も何の話かわかんないけど、ついていくよ!」


「私たちの今の行動限界を迎えてきてるから、次の行事を使ってまた繋がりを作るっていう話。」


「次の行事って、他の人がLaGrって言ってるやつのこと?」


「その通りだ。僕らはまだまだ知らないことが多いしな、特にLaGrに関してはほとんど何も知らないから亜夜芽さんに行事があるごとのタイミングで説明をしてもらうかと思っている。」


「毎年共通の行事だったらある程度の説明してもらえるよね。」


「LaGrについてはよく知らないけどさ!勉強が少しずつ進んできてるので嫌なこと思い出しちゃったよ!」


「嫌なことか?LaGrの後にも何かあったっけか。」


「そうだよ!6月の上旬に嫌な嫌なテストがあるよね!」


「嫌なことを思い出したな。」


「そんな大変じゃないって私は思うけど、そんなみんなの中では大変なんだね。」


「暗限さんは頭いいもんね!俺はとても嫌だ!」


「数学だけは……。数学だけは……。」


「豊龍凪紗の数学嫌いはこれ一生治らないね。」


「凪紗みたいな頭いい人って大体理系な感じするけどね!数学苦手っていうイメージは俺でもあんまり持てない!」


「僕はそこまで気にせずにテストを迎えたいと思う。もうテストの、数学の話をするのはやめよう。」


「この学園初の定期テストはどんな結果になるかな!今からでも少しずつ勉強しておいた方がいいのかな!」


「とりあえずだ、放課後、亜夜芽さんのところに行ってLaGrについて聞けることを聞こう。」


「そうだね!」


ーーー放課後ーーー


「長い長い1日はなんとか終わったわけだが……。」


「最近の豊龍凪紗数学に対するアンチ度多少減った?」


「断じてそんなことはないぞ。」


「それはいいとして。またあの教室までまた行って声をかけなきゃいけないね。」


「う……。」


「なんか、俺3年生の教室の所行くの久しぶりかもしれない!」


「亜夜芽さんは大方教室で作業してるからな、自分方の。」


「亜夜芽月花の仕事の出来具合も相当すごいと思うよ。」


「だよな。一先ず、亜夜芽さんはあそこにいるだろうからな、向かうぞ。」


「全然やる気は出ないね。」


「いえーー。」


「全然やる気出てないじゃん。」


「長いよねーこの廊下さーー!」


「遠過ぎて大丈夫かというレベルだよな。」


「よし、3年C組!やっとついたーー!亜夜芽さんのクラス!」


「亜夜芽さん、聞きたいことがあってお伺いしました。」


「あ、久しぶり〜。」


「あっ!久しぶりだね後輩たち!こはだよ!」


「あ、琥珀さんも、久しぶりですね。」


「豊龍くん、君にはいっぱい感謝があるからね〜。なるべく協力できるようにするよ〜。あ、諏訪異くん、豊龍くんにはあの話はした?」


「まだ、してないです…。でもするつもりです!」


「わかったよ〜。無駄に話さないように心がけてね

〜。ま、諏訪異くんなら大丈夫だよね〜。」


「亜夜芽さん、ありがとうございます。この場で話すのでも、いいですか?」


「またなんか進展がある感じなの?こは全然わかんないから聞かせてよ!」


「豊龍くん大丈夫だよ〜。そんな内密な話じゃないなら〜。こはも別に聞いててもいいから〜。」


「そんな内密な内容じゃないので大丈夫です。」


「もしかして学園の行事とかについて〜?」


「まさにそうです。僕たちは次の行事である、LaGrについて聞きたいんです。そして、毎行事ごとにその説明をお願いしたいんです。」


「そういう感じね〜。大丈夫だよ〜。みんなにそういう説明をしてちゃんとこの学園のスタイルについても知ってもらうことも目的だからね〜。」


「あ、ありがとうございます。」


「って、もうLaGrの時期なんだね!LaGr楽しいけど疲れるんだよ!」


「こはLaGrの後いつも疲れ切ってるもんね〜。あ、とりあえず、LaGrについて話せばいいんだね〜?豊龍くん〜?」


「はい、お願いします。この前暗限と現状確認をしたんですけど、あまりにも行き詰まっていので。これで導氏とも関わりを持てないかというのが目的です。」


「ていうかね〜、そもそもみんなLaGrって読んでるけど正式名称はよく知らないんだ〜。LaGrって呼ばれてるからみんなそう呼んでるんだけなんだよね〜。」


「やっぱりそうなんですね。」


「どんなことをする行事なの?」


「6月にテストがあるでしょ〜?そのための勉強とか〜、後は氏の関わりを深める役割もあるよ〜。」


「月花どれもあんまり頑張ってないじゃんいつも!」


「私のことはいいんだよ〜。」


「あの、勉強、ですか?」


「ごめんごめん。そうだよ〜。1日中ずっと勉強するのと次の日はその他交流とか別の特別授業をするんだ〜。」


「合宿って聞いてましたけど、そういう感じなんですね。」


「学園内で寝泊まりするのも結構楽しいよ〜。教室で固まって寝たり、近くの温泉にみんなで行ったりもするんだよ〜。」


「普通に楽しそうだね。氏の交流も少しはできそうなのかな。」


「こはたちからしたら今年からは君たち後輩とも関われるから楽しくなりそう!今まではあんま関わってた後輩もいなかったし!」


「そうだねこは〜。あ、そうそう。氏で交流というかね〜、他学年とも交流するタイミングにはなると思うよ〜。他学年の情報も普通には手に入らないから、少し進展できるチャンスではあると思うよ〜。」


「わかりました、ありがとうございます。聞いた内容の感じ、進展はかなり期待できます。」


「導氏については、まだわかってないことが多いんだよね〜?」


「まだ関わりが何もないですからね。」


「私からしてもね〜、導氏の氏長はよくわからない人だよ〜。たまに氏の責任者で集まって話す会議があるんだけど〜、その時にも堅い人だな〜って感じるくらいだよ。」


「まだ、なんとも言えないですね。今回でできるだけ関わりを掴みにいきますが、そこまで強制的に関係を作りに行ってもしょうがないと思います。導氏のどこに、元凶の後継者がいるかわかりませんし、慎重に行動しなきゃいけないので、急げば急ぐほどいい結果になるとは決まってませんし。」


「確かにそうだね〜。」


「LaGrまではあと1週間くらいですよね?」


「そうだよ〜。LaGrは土日にやるって決まってるんだよ〜。気づけば、もう1週間は切ってるね〜。」


「5日後にはLaGrってことですよね。なら、それまでは刹那さんと協力して情報を集めるの徹するのがいいと思います。」


「関われそうな人を探して多少人脈を広げるってことだね〜?」


「それが今できる1番いい手段だよ。刹那氏長を呼んで、大変だけど情報処理しようよ。」


「わかったよ〜。」


「ていうか、亜夜芽さん、刹那氏の刹那さんと関わりあるんですか?」


「奏菜ちゃんは優しくていい人だからね〜。少しの関わりはあるよ〜。」


「(刹那さんはあそこまで亜夜芽さんのことすごいっていうもんな。やっぱり多少は関わりあったのか。)」


「だったら大丈夫ですね。導氏とはあんまり関わりないんだったら刹那氏とも関わりがないと思いました。」


「そこは大丈夫だよ〜。」


「あ、あのさ!」


「どうしたんだ、黎人?」


「さっき、言うって言ってたこと。」


「(完全に気まずくなるじゃないか、これ。)」


「(諏訪異黎人、この前の出来事ついに話すのかな。)」


「実は、知ってるかもしれないけど…。亜夜芽さんと付き合ったんだ!」


「え、そうなの!?」


「ちょっとこは!」


「ごめんごめん!月花が遂にかーと思って!」


「え、どうしたの凪紗とか暗限さん、反応思ったより、薄い?」


「いや、なんでもない。おめでとう、黎人。2人の中で問題が解決して何よりだ。」


「私も、おめでとう。」


「あ、ありがとう!あ、あと他言はしないでほしい!」


「わかった。」


「こはも言わないようにする!」


「(大丈夫かな、この人。)」


「とりあえず、LaGrに向けた情報処理だね。チャンスを逃さないように。」


ーーー→ continue to next story




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