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お姉様の婚約式も無事終わり、お姉様はダンジョン用の自分の家を封鎖されてしまい、伯爵家にて嫁修行のため、あちらで過ごすことになった。
なのにお姉様は、私がお菓子を焼くと子爵家に戻ってくる。
伯爵家で焼いてもらって!と言ったら「なんか違うんだ」とのこと。
「リリィは、ちょうど学園帰りの時間にお茶してるしさ」むー。ちゃっかりルー兄様もいる。
食べ終わると同時に伯爵家の使いから連れ戻されるお姉様。
「ルー兄様、文官登用の勉強は捗っていらっしゃるの?」
「頑張ってるさ。だからこその甘いものだろう?リリィが前に話してとじゃないか。頭を使うには糖分が必要って」
確かにいくら食べても太らないルー兄様。勉強頑張っているんだな。
「俺はこの、二層になってるチーズケーキも好きだ。コーヒーにも紅茶にも合う」ああ、前世の小樽にあった有名な店のアレンジケーキね笑笑
チーズスキー。ブレない兄様。
そこに王妃様ホットラインが。
「少し時間も出来たでしょう?料理長に天むすを教えてあげて欲しいの!なんか伝わらないのよ!フォークとナイフ使う天むすなんてひどくない?執務の間にほうじ茶といただきたいのよ!」
おう、心の叫びか。
「ついでに小豆をこし餡にして○福もお願い」ついでの方が手間がかかるじゃん!餅米は王城にあるらしい。
では、こちらではこし餡の準備と天むすも作っちゃおうかな。登城する前の日から餅米は水につけておいてもらおう。
めんどくさいなぁ。餅をつく器材あるのかしら。
最悪、私の店の餅の器材を持ち込もうかな。あ、今後も王城で作れないと駄目だ。うーん。王妃様に任せよう!
学園の準備も王妃様が手配してくださり、プチ社交もお姉様の婚約式でなんとかなってきた気がする!
あとは制服の採寸くらいかな。
王妃様からのミッション。転生者を探せ。こないだ、中華街でバクラヴァを見てたこ焼き?と叫んでたひとはどうなったかな。
探してどうしろとは言われてないから、ニーンニンニンに報告するだけ。
いっそ、中華街の隣に東方村を作って転生者ほいほい作ろうかしら。
私も王妃様も和食を満喫できるし。
まだまだ和食の材料は輸入に頼っている。王妃様は王領地で米や味噌、醤油を作れないか、模索中らしい。
さて、天むす。幸い、我が家には王妃様が仕入れた米と醤油など準備万端。小エビも伯爵領からいただいたものが冷凍庫にたくさんあるし。
試しに作ってこようかな。
ひと口に天むすと言っても、超高価なものから、店によって味が違う。
王妃様の求める天むすはどんなものかニーンニンニンにホットラインで聞いてみる。
王妃様からのお返事は、名前は忘れてしまったけど赤い包装紙に箱には5個の天むす、きゃらぶきが付いていたとのこと。よし!あれだ。あれなら何とかなる!
あー、前世で出来たてをイートインで食べた思い出が。くう。食べたくなった。早速、厨房へ突撃だ!
王妃様「きゃらぶきも欲しい」




