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「奥様は王妃」を満喫中  作者: アン・メリー
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いよいよ明日はリリィ商会3店舗目になる和菓子屋さんオープン!


「あやめ屋」と風魔法で掘りながら書いた木の看板。職人さんにニスを塗ってもらっていい感じの色合いが出ている。


店の周りには王妃様から「祝・あやめ屋様」と書かれた、胡蝶蘭に赤くない色合いの薔薇(赤字をさける意味合いかな)や百合、季節の花がアレンジされたスタンドの開店花が送られた。

両親、伯爵家の伯父様からも。

この慣習、この国にはなかったはずなので、珍しいのか、すでに人だかりが出来ている。あ!チラシ作ってまこう!


花泥棒はいない。王妃様、伯爵、子爵家の名前にニーンニンニンが警備にあたってる笑笑


今日はプレオープン。

伯爵家の派閥の夫人、令嬢を招待した。マーガレットちゃん、そしてお友達とマーガレットちゃんの憧れのお兄様もね。後で紹介してもらおう。楽しみ!


一番乗りはお姉様。婚約式の準備で忙しいのでは?と聞いたところ

「ウィルと伯母様、お母様に任せた!後で文句は言わないって、一筆書かされちゃったけど!」って笑って入店。

2番手はルー兄様。この2人、試食で食べたお団子、大福、あんみつのとりこになっている。肉好きなお姉様には珍しい。

「この甘じょっぱい団子と甘い豆の汁美味しい!」はあ、そうですか。

2人とも、やっと中華街に満足出来たらしい。


アル兄様も領地から出てきて婚約者のドロシー様とご一緒にいらしてくれた。

ドロシー様の伯爵家からも開店花が!ありがとうございます!

「ふふ、素敵なお花を選びました。なかなか素敵にアレンジしていただきましたの。それに、新しい甘味ですわね!母が喜んでました。後から参ると思いますわ」と微笑まれた。


さすがに王妃様はいらっしゃることができないので、ニーンニンニンがお団子とかを作る側からどんどん重箱に詰めていた。

1段目、みたらしとよもぎあんこの団子。2段目、大福、豆大福。

3段目、おいなりさん。ほかにおかきの袋を何個か。

陛下とお二人で緑茶やほうじ茶(これも王妃様が近隣国からゴリ押しで輸入した。大丈夫かな〜)と召し上がり、残りは侍従や侍女に下げ渡すとのこと。


ご来店のお客様にご挨拶しながら「お品書き」と書かれたメニューの説明をする。

ホールスタッフは和風にしたかったけど、メイド服にした。

可愛い感じにレース多様。色合いも華やかに。

和菓子屋にはそぐわない。ケーキ屋か?だけど、若いスタッフには好評。

働きたい若いスタッフの面接はニーンニンニンに一任。ついでにスパイや王家に害さない人の洗い出しも行ったらしい。


お姉様とアル兄様のおかわりが止まらないため、お帰りいただいた笑笑

後で屋敷に準備させますからって。


伯母様とお母様、先日お知り合いになったカーター夫人とフローラ様もご来店。絵付きのお品書きをお見せしながらメニューを説明。

「この、お汁粉とはなんですの?」

とカーター夫人。

「小豆という前を甘く似て、お餅というものを焼いたものを入れたものです。『塩昆布』といつこちらも輸入品の珍しいものを付け合わせにしております。お汁粉は甘いので、箸休めといいます。ぜひお試しを」


フローラ様は

「どうしましょう、選べません。お勧めはございますの?」とお品書きをガン見する。

「あんみつなどいかがでしょうか。寒天というゼリーに似たものが入った甘味です。季節の果物も入っております」

「そちらにします!」おう、即決。


カーター夫人はお汁粉とほうじ茶、フローラ嬢はあんみつと緑茶をオーダーした。


「お持ち帰りもできますが、日持ちしないものばかりでござします。ただ、おかきという餅菓子が日持ちします。

こちらは陛下もお気に召していただいております」せっかくの権力は使わせてもらおう。


伯母様やお母様は勝手にオーダーなさってるから問題なし。2人席4、4人席4の広いのか狭いのかわからないところだけど、とりあえずやってみようって感じ。

これもアンテナショップと、雑貨店が人気だからできること。黒字なんだ。ふふふ。


カーター夫人とフローラ様が食べ終わった様子。箸もあるけど、基本、スプーン。

「お汁粉.美味しいわ。この塩昆布?と交互にいただくと更に美味しいわ。ほうじ茶は初めていただきましたが、とても合うのね」と、カーター夫人。好感触!

「とても美味しいですわ。この四角の寒天?ゼリーとは違う食感で面白いわ。蜜とこの白い丸いもの。果物と美味しいわ」

「白いのは、白玉という、米粉から作られたものです。お茶とともに輸入品です。本日なご招待ですので、色々ご賞味くださいね」

きゃあっとばかりにフローラ様がお品書きを再度ガン見。


ニーンニンニンが王妃様ホットラインを持ってきた。

「重箱はどのくらい用意があるかしら。あと、おかきを宰相が気に入ってしまって、団子と大福が文官にも広がってしまったの」王家以外はお店に来てもらった方が良さそうだな。

「重箱は10セットくらいしか用意されていません。輸入品でしたじゃないですか。おかきはどなたかお使いいただければお持ち帰りいただけます」

ニーンニンニンに託す。入れ違いでニーンニンニンが王妃様から

「おいなりさんを陛下がもう少し食べたいそうよ。豆腐を作れるようにして良かったわ!よろしくね!重箱後でニーンニンニンに渡しとくから!」

太客ゲットでいいのかな?


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