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「奥様は王妃」を満喫中  作者: アン・メリー
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王妃様は、これから夏に向かうこの時期にクリスマスマーケットを爆誕させることは断念したようだ。

寒いからこそ、楽しめるものもある。一年中楽しめるクリスマスショップを先に検討する方がいいかな。


お姉様とルー兄様は時々中華街に行かれて、それぞれ楽しんでいるらしい。


今日はルー兄様が気に入った、私以外だれも食べないバクラヴァと皆が大好きなエッグタルトでお茶の時間。


エッグタルトはすぐにタウンハウスでも作れるようになり、料理長自ら中華街に足を運んだそうだが、お姉様が望まれたケバブとトルコアイスを見た瞬間に固まってしまい、料理長が家令にお姉様にお詫びするにはと相談していた。

お姉様は勝手に買いに行きますよ。気にしない気にしない。


バクラヴァも、お手上げ状態らしい。こちらも私かルー兄様しかいただかないので大丈夫、買いに行くから!と慰めておいた。


アル兄様から、文官の間で、バクラヴァとケバブサンドが流行っていると聞いた。文官の間では肉肉しいのがたまらないらしい。バクラヴァは疲れた頭の栄養になるのか。月餅派もいるらしい。

月餅イケるなら和菓子も大丈夫そうじゃない?商会で和菓子屋オープンを検討してもいいかな。「陛下お気に入りのおかき」もそこで売ろう笑笑

どちらにせよ、文官にお菓子を配る妖精の出番は無さそうだ。


王妃様から街ごと貸し切られ中華街を楽しまれた話がニーンニンニンからきた。「昼だったけど、夜市も楽しいわ!」ぶらり王妃様散歩。


バクラヴァをたこ焼きと叫んでたという、みなし転生者についての情報は入ってこない。


ルー兄様とお茶をしているとお姉様がやってきた。今日は学園帰りにダンジョンに潜らないらしい。


「前に話した、やたらリリのことを聞いて来る騎士科のやつを調べてるのかな。こっそりニーンニンニンが学園に潜入してるよ。うわ、またあの甘いの食べてる!ルシア、私には何かつまめる軽食を頼むわ」

すぐさま並ぶサンドイッチやスコーン、ミートパイ、チーズ盛り合わせ。スコーンは私もいただこう。


「リリ、中華街によりより売ってた。麻花って書いてあったよ。トルコアイスは面白いな、これからの季節に人気が出そうだ」


ほんとに中華街通ってんだ〜。私、まだ一回。しょんぼり


「今度、ウィル達と行こうかって話してたんだ。今度こそ肉料理制覇するんだ!リリ一緒に行こう」

海産物が特色の伯爵領に嫁ぐお姉様、すごい心配。


「ウィルが海鮮の使われ方を見たいらしいから、海鮮料理はウィルとリリに任せるよ」

うん、ブレないお姉様。

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