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「奥様は王妃」を満喫中  作者: アン・メリー
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王妃様がクリスマスマーケットをご所望されている。


クリスマス。問題。この国の教会との関係はどうするのだろう。前世の日本の宗教行事への大らかさは許されるのかしら。


我が国は日本同様に四季があり、新年を祝い、春の息吹を祝い豊穣を願う祭りがあり、夏には吉祥や厄祓いと涼味を目的としたランタン祭りがあり、秋の豊穣祭、冬は一年の邪気を払い、民が一年健康で過ごしたことを祝い、また新年への祈る祭りがある。

王家が主催するが、ほとんどは各領地の特色に合わせた祭りがそれぞれ行われるのだ。


そこにクリスマスマーケット?うーん。

ニーンニンニンが王妃様ホットラインを持ってきた。

「深く考えずに「ニュルンベルク」「ドレスデン」「シュトゥットガルト」のクリスマスマーケットみたいな感じの屋台を作って台湾夜市みたく時季を問わずにやっちゃいましょう!」


え〜。中華街が爆誕するのだから、クリスマスマーケットも勝手に生えるのかしら。


本当に、あの中華街は驚いたわ。どこの国からやってきたのか。百合街って名前回避されてよかったけど、中華とは?ってドロシー様が首を傾げられてた。うん、気にしない我が兄姉達がすごい。


外交はわからないけど、王妃様にお伺いしたところ、働いてる人たちには店舗に自宅や寮を備えて、労働者雇用の支援策につなげたらしい。

没落した貴族の領民の働き口を王家が救済した形になったとアル兄様が話していた。あと、スラム街対策も兼ねてって。炊き出しの時に働けそうな人たちをチェックさせてたんだって。

うー、やっぱり没落しちゃう貴族ってあるんだね。領民みんなが農家や酪農だけじゃないものね。タウンハウスや領地の屋敷の下働きの人たちかな〜うん。わからない。


うちの領地や伯爵領しか知らないからな。我が家の気質のままの領民。のんびりしてるのに、こだわりがすごい。なんだろう、あの人たち。お姉様、ルー兄様、ヘンリー、テオがいっぱいいる感じがすごい。埋没してる私みたいな人もいるんだろうな。


王妃様は本場ヨーロッパのクリスマスマーケットは行かれたことがなく、とても憧れていらしたそうだ。外交ついでに、これから探して観光してくればいいのに。

王都、万博化計画発動してんのか。


日本でも色々見たけど、やっぱり基本的な規模が違う。週末のみ開催とかにしないと、難しいかなぁ。


ベルギーやオーストリアのクリスマス市も楽しかったなぁ。シェーンブルン宮殿前で飲んだグリューワインのカップやアルコールのない子ども用のキンダーブッシュも美味しかった。あれ、リンゴっぽかったな。


飲み物もワインだけでなく、ビールやココアもあり、食べ物だってソーセージだけじゃなく美味しいじゃがいも料理やチョコ、焼き菓子、アドベントカレンダーも色々。コレクションしたあのカップ、大事にしてたな。ウィーンかどこかで食べた屋台のピザみたいなの美味しかったなぁ。


あ!ドレスデン⁈

蝋燭のクリスマスピラミッド作るの?


いや、考えるのやめよ。


どこかの地方だったか忘れちゃったけど、キリスト誕生の馬小屋を再現したクリッペだっけ?あれに本物のヤギとかいて、笑いすぎてお腹痛くなったなぁ。ヤギが赤ちゃんキリスト抱っこしてるマリア人形近くのワラをモッシャモッシャしてて。あれ、食べて大丈夫だったのか笑笑


オーナメント売るのかな。オーナメント飾るモミの木慣習ないでしょ、うちの国。うーん。


蜜蝋で作った蝋燭とか素敵だったし、巨人が出てくる有名な漫画のモデルになったというネルトリンゲンのクリスマス市で買ったガラスペンも素敵で何本も買ったなぁ。


とりあえず、思いついたことや思い出したクリスマス市の特色をつらつらと書いてニーンニンニンに託す。

屋台の屋根ひとつから地域の特色あったもん。さすがに王妃様でも無理でしょう。


とりあえず、今日はバクラヴァでお茶にしよう。甘すぎてルー兄様以外ノーサンキューされた。


中華街にてバクラヴァを見て「たこ焼き⁈」って叫んだって人がいたらしい。ニーンニンニン、王妃様にご報告してください。


まだたこ焼き、我が国にないものね。王妃様の仕掛けだったりして笑笑


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