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やっと、学園準備をお母様と行い始めた。同じく来年入学予定のマーガレットちゃんは、ほぼ終わっておりプレ社交とそれに伴った婚約者選定にも母君が主に(ガツガツと)勤しんでいるらしい。
マーガレットちゃんは、伯爵家狙いの上昇志向母君を持て余していることを隠さずに従兄弟たち、伯爵家の野郎連中の情報収集を『お母様に言われた』とため息つきながらされていた。
ちなみに私からの情報は全く役に立たない。お姉様と冒険者パーティを組む伯爵家嫡男など、とてもじゃないが外聞が悪すぎる。
ルー兄様と同じ年の伯爵家長男は、脳筋。なのに嫡男教育は順調だって。顔も悪くない。どちらかというと整った細マッチョ。
パッと見イケメンのルー兄様の方がマーガレットちゃんママ的には感触が良かったらしいが、子爵家次男はちょっと…だったらしい。ルー兄様は食いしん坊で、趣味と能力が食に全振りしている。王妃様とダック組めばいいと思う…ダメだ!その場合、こき使われるのは私という未来しか見えん。
ルー兄様はアル兄様みたいにお好きな方とかいないの?と聞いてみたが、文官試験に忙しくてそれどころじゃない!こないだのチョコシューとおかきが勉強のお供に良かったから、また作ってくれ!との何とも不毛なやり取りになってしまったが、文官になろうとしていると聞いて安心した。
お姉様については、お母様と叔母様の話し合いで長男のウィリアムと、とりま婚約をさせるかと、お二人ともため息をつきながらお話しされていた。仮にも伯爵家嫡男なのにな〜。
そこに王妃様ホットラインが
「とても良いご縁だと思うわ。血は近いのが気になるかも知れないけど、よくあることだし、子爵家は子沢山だけど、子爵ご本人はひとりっ子だから、縁戚を強固にするのもいいと思うわ」ときた。王妃様、暇かな?おせっかいおばさんなのかな?
この内容(日本語)を清書し、両親に見せてみた。
「うーん、イリスが伯爵夫人?黙ってニコニコしていれば良いのか?」
お父様もひどい。たまたま領地からやってきたアル兄様は
「いまさらでしょう。学園での二つ名は冒険者令嬢や荒稼ぎ令嬢です。将来的に同年代のご婦人方にもにらみがききます。王妃様の縁戚云々も、私もドロシーとの縁ができましたし」
さらにひどい扱い。
じゃ、本人たちに聞いてみようと、伯爵家にて2人を呼び出し、婚約について話してみると、2人ともまんざらじゃない様子だったとのこと。ただし、冒険者は続けたいとのこと。
伯父様は頭を抱えられ、嫡男教育も順調だから、油断してた!とのこと。
学園帰りに姉私物のタウンハウスからダンジョン行っていたため、近いとはいえ領地にいらっしゃる伯父様はスルー状態だったらしい。
お二人の婚約式の話が急上昇し、私の学園準備が放置状態になった。
お母様から「ヘンリーと双子ですってことにして学園は再来年にしましょうか…」
お母様、あれだけ茶会やらして来年学園に行かなかったら問題でしょう!
そこに王妃様ホットラインが
「1年間の猶予!素晴らしい!双子ってことにできるか所轄にそれとなく聞いてみるわ!」
わー!ニーンニンニン、我が家の情報、王妃様にチクらないで!?




