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マカロンは無事に料理長が作れるようになったところで、王妃様からホットラインが。
「パティシエかパティシエールの人材育成できないかしら」いやいやいや、学園準備のために来てる12歳の子どもに頼む内容じゃないでしょう!
王妃様は和食などは詳しかったらしいが、お菓子は作ったこともなかったらしい。こないだ、硬くなり干からびたお餅が廃棄処分になりそうになったものを細かく割り、おかきを揚げて差し上げた。これには陛下も「執務中にいい」と好評だったらしい。
「あなたの前世、気になるわ〜」とのホットライン。そうやって私ができることを聞き出そうとされる。
学園の準備!そして社交!王妃様の趣味に付き合ってたら学園が始まってしまう。それでなくとも週一に登城(厨房)し、たまに伯爵家に料理指導に行っているのだ。
前世は料理もお菓子も作るのが大好きだった私。食べたものはだいたい自分で再現できた。ま、前世のネット社会の恩恵だが。
お母様が招待されたお茶会にご一緒した時に同じ子爵家のお友達ができた!嬉しい!
ちょこちょこ王都の散策をしているという彼女、マーガレットちゃんは金髪碧眼の美少女。
少しおっとりしてるのもいい!最近のガツガツした大人連中に嫌気がさしていたのだ。末弟に会いたいな〜。
マーガレットちゃんと王都でお買い物の約束や刺繍会といったお茶会にて、私の人脈に広がりをみせないか、マーガレットちゃんのお友達情報も聞いてみる。
「お母様がなるべく伯爵家のお友達をとおっしゃるの。お茶会でお話しできたらと思っているうちに終わってしまうの」
おう、マーガレットママは上昇志向だね。
「お隣の男爵家のダリアちゃんも同じ歳よ。仲良しなの。」
あ、いいなぁ。幼馴染ってやつかな。
「ダリアちゃんのお兄様のルシアン様が無口だけども、お優しいの」
!こ、これは憧れの恋バナか??
王妃様の18禁の話とか従兄弟や兄達のどうでもいい会話じゃなく!
「でも、なかなかお会いできないの。学園生で寮に入っていらっしゃるから。」
少し頬を赤くしてモジモジ話すマーガレットちゃん!素敵。
お姉様もこういったところがあってもいいと思うの。モテるのは、「姉御!」って感じの冒険者からばかりだし。従兄弟は崇拝者から舎弟に落ち着いたらしい。やはり、孤高のワンローズ。
「他のお友達の皆さまは、リリィ様とご一緒のお茶会でも、参加なさってたか覚えてないとおっしゃるのよ。」
プンプン!と言った感じで私のために怒ってくれるマーガレットちゃん。ごめんよぅ、いじわるフィルターかかってんだわ。
王妃様との繋がりがあることや、商会のことは高位貴族や学園でも噂になるくらい周知の事実になっている。これ以上面倒ごとはごめんしてるの!




