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白きオオカミを追いかけて.3




 次の間へと進んだキョウスケたちの前には、まるで挑戦者を拒絶するかのような、 “巨大な石壁”が立ちはだかっている……。




 慌ててキョウスケの元から離れ、スクナが空高く舞い上がる。




「コ……コレハ……キ、キョウスケ様ッ、大変デスッ!!!!」




 そこは彼女が怯えるほどの、長い、長い道のりが待ち構えていた。



 ――奥が見えない!


 

 スクナにとって、人が暮らす世界は果てしない。

 だがこの“地下世界”は、それよりもさらに広い。



 そう思ってしまうほどの、壮大なスケールで満ちている。

「なんだァどうしたー、おーいスクナァ!」




       「出口ガ……ありませヌ……」




「なんだってー? ここまでゼンゼン聞こえねえー」

「ヤ、ヤストラ様! 出口が、出口がどこにもないのデス!!」




 姿なき声は続いている。



「――若者よ。ならば手先の(わざ)になど頼らず、迷い、悩み――道に何度もぶつかり、己の手で修正するがいい。さあ、深き迷宮をいざ進め。我は最奥にて、その方らを待つ」




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