散歩の千二百七十三話 神様への帰国報告と王城での話し合い
僕たちは、さっそく祭壇前に並んで神様に祈りを捧げます。
「皆のもの、良くぞ聖教皇国より戻られた。教会を代表して感謝申し上げる」
祈りを捧げ終わったところで、教皇猊下が僕たちにお礼の言葉を言います。
非常事態というのもあり、今回はこれで終わりました。
「じゃあ、僕とスーは王妃様と一緒に王城に行くからね。シロ達も巡回を頑張ってね。他の人は、屋敷でガイちゃんたちの側にいてね」
「「「「「はーい」」」」」
皆に声をかけて、僕とスーは王妃様と共に大教会の建物から出ました。
すると、屋敷に行っていた若馬とシマちゃんがちょうど戻ってきました。
「キュッ」
「あのね、屋敷は全然平気だって」
シロが通訳してくれたけど、余程凄い攻撃じゃないと普通の屋敷でも壊れないよね。
屋敷の無事も確認できたので、僕たちは改めて王城へと向かいました。
「流石に、今日は貴族街も巡回が厳重ですね」
「あれだけの事があったからのう。きっと、暫くは巡回も厳しくなるはずじゃ」
王妃様の乗った馬車の襲撃と僕たちの屋敷への襲撃という、ダブルで大きな事件がありました。
ゲス枢機卿一派の残党の件もあるし、いずれにせよ巡回は厳しくなりそうですね。
王城にも到着したけど、やはり王城も警備は厳重でした。
僕たちも、兵の護衛を受けつつ応接室に向かいました。
「先ずは、皆が無事で良かった。あの馬鹿どもは、繋がっている背後の組織も含めて厳しく調べるとする」
おお、応接室で会った陛下もガチギレしていますね。
勿論、王太子様もかなり怒った表情をしています。
「実は、公式行事への参加差し止めに加えて、改めてスーが主犯の家の嫁になることはないと拒絶した。そのことで、奴らは逆恨みをした可能性がある。自分勝手で周りの事を考えない馬鹿者だったがな」
「確か、以前よりもスーが嫁に行く事はないと言っていたのですよね」
「自分たちの勢力の力を伸ばすのと、シュンが力を得るのを防ごうとしたのだろう。どうせ、頭に血が昇って碌な事を考えなかったのだろう。あんな暴走する貴族がいること自体が国益を削ぐ事になる」
陛下は、バッサリと主犯を切り捨てた。
王妃様も王太子様も、陛下の意見にうんうんと頷いています。
僕もスーも、似たような貴族を見てきたからなあ。
「謁見時に、今回の事に言及する。かなり厳しく言うつもりだ」
貴族派などは、未だに自分たちは選ばれた存在だと思っているんだよね。
陛下が釘を差しても、果たしていうことを聞くのかかなり不安です。
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