散歩の千二百七十二話 更に襲撃を受けた場所が…
「お義母様、ご迷惑をおかけし申し訳ありません」
「スーのせいではないのじゃ。確かにスーの馬車も立派じゃが、どう考えても王家の馬車と見間違う方がおかしいのじゃ」
王妃様の言う通り、何であの五人の貴族は護衛付きの王家の馬車を襲ったのだろうか。
その辺りを見分ける力すら、あの五人には無いのかもしれない。
そして、ここで馬に乗って急いでやってきた兵からとんでもない報告がもたらされたのです。
「はあはあ、ほ、報告します。スーザン殿下の屋敷が、魔法による攻撃を受けました。幸いにして被害はなく、襲撃犯は全て捕縛しました」
「「「「「えっ!?」」」」」
あの、うちの屋敷に魔法を放ったのは、どこのどいつでしょうか。
屋敷はエンシェントドラゴン様の加護を受けていて、ウロコの加工物などもあるから簡単な悪意のある魔法などを弾きます。
でも、被害がないだけで攻撃を受けた事には変わりありません。
ガイちゃんやブレアちゃん、リルムちゃんみたいに幼い子もいます。
正直なところ、流石に僕も頭にきました。
「これは、予想以上に大問題になったのう。恨みがあるとて、屋敷を攻撃するのは異常じゃ。主犯の五人は、まともな精神ではないのう」
勿論、王妃様もかなり頭にきています。
一方、スーは屋敷の状況をかなり気にしていますね。
「ブルル」
「キュッ」
そこで、シマちゃんが若馬に乗って屋敷に向かう事になりました。
シマちゃんと若馬はとても強いし、万が一別の襲撃犯がいても撃退できます。
「「ブルル……」」
そして、うちの馬二頭も直ぐに大教会の周辺の巡回を始めました。
勿論、軍の兵や聖騎士も厳重警戒です。
「念のために、町中も巡回するのじゃ。民に被害を出してはならぬ」
「「「「「はっ」」」」」
王妃様は、軍の兵に巡回の指示を出しました。
きっと、シロ達も報告が終わったら巡回に加わるはずです。
「そのためにも、速やかに報告を終えねばならぬ。やる事はキッチリとやらなければならぬぞ」
「「「「「はい」」」」」
僕たちは、王妃様の後をついて大教会に再び入りました。
確かに、やる事はキチンとやらないと駄目ですね。
「王妃様、ご無事で何よりです」
「うむ、教皇猊下には心配かけたぞ。もっとも、妾は心配しておらん。てんでバラバラな襲撃じゃった」
教皇猊下が、直ぐに王妃様に声をかけました。
もしかしたら、襲撃犯の中には対象を間違えていると気がついた者がいたのかもしれません。
主犯の五人は、最後まで勘違いしていたけど。
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