散歩の千二百六十四話 侯爵家に立ち寄ります
西の辺境伯領から王都への帰路も、いよいよ終盤に差し掛かりました。
僕達は、行きでも立ち寄った侯爵家に向かいました。
「王妃様、皆様、ご活躍は我が領にも届いておりますぞ」
侯爵様は、物凄くニッコニコですね。
それだけ、ゲス枢機卿一派が壊滅したのが嬉しいのでしょう。
「しかし、やはり奴らの残党には気をつけないとなりませぬな。我が領でも、愚かな事をしようとした馬鹿を取り押さえました」
「うむ、妾もしばし警戒が必要じゃと思っておる。王都も、軍と聖騎士団が合同で巡回しておるぞ」
侯爵様の懸念も、王妃様の対策も、僕はよく分かります。
西の辺境伯領でも妨害行為をしようとしたゲス枢機卿の残党がいたし、破れかぶれで何かをしてくる可能性があります。
当面は、奉仕活動などは警戒しないといけませんね。
「しかし、これでスーザン殿下とシュンの結婚も決まったようなものだ。後は、いつお披露目するかですな」
「本当に、ようやくじゃ。王都に着いて暫くしたら、謁見が行われるはずじゃ。そうしたら、色々と事が動くじゃろう」
ニンマリとする侯爵様に対し、スーは顔を真っ赤にしています。
王妃様も上機嫌で話をしているし、本当にもう間もなくだろうね。
「シュンの功績はとても大きい。帝国ともそうだが、単に友好を深めるのではなく更に強固な連携となった」
「うむ、妾もそう思っておる。皆が、シュンを高く評価しておる。シュン自身は、特別な事をしたと思っていないみたいだかな」
王妃様の言う通り、僕自身は特別な事はしていない。
ひたすら料理を作っていた気もするけど……
友好関係に寄与できたのなら、それはそれで嬉しいです。
「「「「「パクパクパク」」」」」
なお、フラン達は出されたお菓子を美味しそうに食べていました。
この辺は、まだまだ子どもですね。
シロは、アオとシマちゃんと一緒に話を聞いていますね。
こうして侯爵との話も終わり、僕達は再び屋敷を出て王都に向かいます。
「やはり、ゲス枢機卿一派の残党への対応は暫く必要ですね」
「奴らは、平気で民を攻撃するのじゃ。テロ行為も平気で行うじゃろう。残らず捕まえなければならぬ」
馬車内でも、王妃様はゲス枢機卿一派の残党対策について言及していました。
そうなると、シロの町中での巡回も継続する事になりそうです。
うちの馬が張り切って同行しそうだけど、あくまでもやり過ぎには注意ですよ。
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