散歩の千二百六十三話 通信用魔導具でお話です
そして、道中はこんな事もありました。
「ガイちゃんとブレアちゃんは、今日も元気かな?」
「「あい!」」
通信用魔導具の通話機能で、時々王都にいる子どもたちと話をしています。
勿論、ちびっ子達が王城に遊びに行った時限定ですけどね。
「あのね、ホルンはここまで勉強したよ」
「むー、僕も負けないもん!」
そして、ホルンも勉強のライバルであるジェフちゃんと勉強の進捗について話していました。
ジェフちゃんも、式典に参加したりで小さいのに忙しいんだよね。
「あと少しで帰るから、みんなも元気で待っていてね」
「「「「「はーい」」」」」
今日は、スーが最後に話して終了です。
でも、通話機能が付いて本当に良かったですね。
「とはいえ、シュン達が大きな魔力を持っているからこそじゃ。ここまでクリアに話し声が聞こえるには、大きな魔力が必要じゃ」
王妃様曰く、僕とスーは何気なく話しているけどそれでも凄いという。
王妃様も他の人も普通に話していたから、全然気にしていなかった。
「聖教皇国でも、王都と普通に話せたのじゃ。テストは成功じゃが、相手は限られるのう」
この通話機能はまだ研究段階なので、これからグレードアップするそうです。
僕としては、もう十分に便利なんだけどね。
「この旅も、新機能の良いテストになったのじゃ。後は、魔導具師に任せるのじゃ」
王妃様は、ポチポチと通信用端末を扱いながらこう締めました。
僕も、普通に旅をしながら仕事ができているし、本当に便利になったよね。
「じゃあ、みんなは王都にいるジェフちゃん達に負けないように勉強を頑張りましょうね」
「「「「「「えー!?」」」」」
勉強を提案したスーに対し、ちびっ子達は聞いていないよと不満そうにしています。
でも、せっかく馬車内で勉強ができるのだから頑張らないとね。
「勉強を頑張った人には、昼食時にシュンさんがオヤツをあげますよ」
「「「「「がんばるー!」」」」」
おやつの話を聞いた途端、ちびっ子達はやる気満々になった。
スーよ、僕はなんにも話を聞いていないんですけど……
「スーも、案外やるね。シュンさんを尻に敷いているよ」
「スーは、シュンさんの事を分かっているからね」
ケーシーさんとテルマさんは、スーと子どもたちのやり取りを見てそんな事を言っていました。
スーも、以前よりも意見を言うようになったし、それはそれで良いと思います。
では、僕は何かオヤツを考えないといけませんね。
読んでいただき、誠にありがとうございます
ぜひブックマーク、下の評価を5つ星よろしくお願いします!
作者のモチベーションも上がります!




