散歩の千二百六十二話 楽しみながらの帰路です
西の辺境伯領から王都への旅も、とても順調に進んでいます。
うちの馬のパートナーになった牝馬も旅に慣れてきて、馬車が進む速度も中々です。
とはいえ、聖騎士団もいるので無理な速度では進みません。
道中、しっかり休んで馬の健康にも気を使います。
「あの、休憩の度にお茶会も行えるのは予想外です」
「というか、シュン様が活躍し過ぎて私達の存在が薄れています」
アヤとアイだけでなく、リアーナさんの侍従もある意味変な文句を言ってきました。
とはいえ、流石に今はみんなに任せていますよ。
僕も、流石にそのくらいは分かりますよ。
「道中の昼食で、コース料理が出てくるとは思わなかった。普通なら、携帯食で済ますぞ。携帯食も、不味くて硬いんだよなあ」
ヘーベル枢機卿様は、昨日の昼食を思い出して苦笑していました。
王妃様もいるし、ちゃんとした食事を提供した方がいいと思っただけですよ。
王妃様は、平然と昼食を食べていました。
「勉強を頑張った子どもたちに、三時のおやつまで作っています。その、美味しかったですけど……」
「「「「「美味しかった!」」」」」
苦笑するスーに対し、ちびっ子たちは満面の笑みで返事をしていました。
といっても、作ったのはグレープだけなんですよね。
「シュンがいると、それだけ旅が快適になるということじゃ。土魔法で簡易宿舎をつくれるので、たとえ野営になったとしても快適じゃ」
王妃様は、優雅に紅茶を飲みながらそんな事を言っていました。
僕も、みんなにできるだけ快適な旅をしてもらいたいと思っていました。
「あの、快適というレベルではないです。馬車も最新式で揺れが少なく、幌馬車にも快適なコタツという魔導具があります。私は、もっと大変な旅を想像しておりました」
シャーリーさんは、かなり戸惑いながら話していました。
でも、ケーシーさんとテルマさんは、僕の旅の準備などを知っていたので苦笑するばかりです。
フランたちもいるし、旅は快適に過ごした方が良いと思います。
うちの馬も常に周囲に気を配っているし、アオも聖騎士団の馬の治療もします。
馬が元気じゃないと、旅も成功しません。
では、そろそろ休憩も終わりです。
お茶の後片付けをして、馬車に乗り込みます。
辺境伯領から王都まで半分まで来たし、ここからも気を引き締めて旅を続けないといけないですね。
読んでいただき、誠にありがとうございます
ぜひブックマーク、下の評価を5つ星よろしくお願いします!
作者のモチベーションも上がります!




