散歩の千二百五十五話 みんなとても頑張りました
「おっ、やっているな」
ここで、ギルドマスターが部下を引き連れながら様子を見に来ました。
メンバーがメンバーなだけに、色々と気にしていたみたいですね。
すると、ズーンと落ち込んでいるヒャッハーな冒険者に目を留めました。
「シュン、何でコイツはこんなに落ち込んでいるんだ?」
「その、持っている武器の手入れをしていなくて色々な人に怒られました」
「はあ、新人冒険者あるあるだな。武器は命を預ける相棒なのに、メンテナンスを怠っている馬鹿がいるんだよ」
ギルドマスター、周りにいる冒険者に聞こえるようにわざと大きな声で喋っていないですか。
ヒャッハーな冒険者は、もうしくしくと泣き始めているよ。
「ったく。ほら、こっちこい。道具屋に連れて行ってやる」
「はい……」
ということで、ヒャッハーな冒険者はギルドマスターと共に訓練場を後にしました。
お店の人にトドメを刺されるような気がするけど、ここは頑張ってもらいましょう。
「えい、やあ!」
「いい感じだよ。もっと踏み込むといいよ」
その他の新人冒険者は、ほぼ問題なく武器講習が進んでいきました。
手合わせも順調に進み、無事に講習の全スケジュールが完了しました。
「これで、講習は終わりだよ! お疲れ様!」
「「「「「ありがとうございました」」」」」
新人冒険者は、僕達に挨拶をして訓練所から受付に向かいました。
僕達も、後片付けをして受付に向かいます。
すると、予想しなかった事が起きたのです。
受付に、先程とは別の新人冒険者が並んでいたのです。
「ギルドマスター、もしかしてもしかすると……」
「シュンは勘がいいな。講習のおかわりだぞ」
僕達も、二回連続の講習になるとは思いませんでした。
とはいえ、こればかりは仕方ないでしょう。
僕達は、休憩を取りつつもう一度部屋に向かいました。
「「「「「ただいまー!」」」」」
「みんな、おかえり」
お昼前になり、僕達はようやく屋敷に戻る事ができました。
まさか、三回も講習をやるとは思いませんでした。
エミリア様には連絡してあり、ケントちゃんにとっても良い経験になると言っていました。
「みんなも、とても頑張ったと聞いているわ。美味しいご飯ができているわよ」
「「「「「わーい!」」」」」
いっぱい動いたから、きっとお腹ペコペコですね。
元気よく、食堂に向かいました。
「スー達は、午後は赤ちゃんの面倒をみる訓練ね。こちらも頑張りましょうね」
「「「「「はい!」」」」」
午後の予定も決まったけど、先ずはお腹一杯にならないと。
僕達も、ちびっ子達の後を追って食堂に向かいました。
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