散歩の千二百四十二話 あっさりと捕まった不審者
シロと馬が周囲を警戒していたら、何かに気がついたみたいですね。
「あっ、物陰からこっそりと見ている人がいるよ」
「ブルル」
直ぐに不審者目掛けて突撃を開始し、聖騎士も慌てて付いていきました。
あちらは暫くお任せして、何かあったら動けばいいですね。
「「「「「もぐもぐ、おいしー!」」」」」
お昼になったので、交代で皆も昼食にします。
孤児院の子ども達にも聖教皇国風のトマトスープは好評で、おかわりする子もいますね。
スー達も昼食を食べる中、こんな情報が聖騎士から僕達にもたらされました。
「報告します。先ほど捕まえた不審者は、ゲス枢機卿一派の残党でした。何かを企んでいる可能性が高く、現在辺境伯領の軍の基地にて聴取中です」
恐らく、シロと馬が捕まえた不審者の件ですね。
何かをする為に、様子見をしていた可能性が高そうです。
すると、この方がスッと立ち上がりました。
「それなら、儂が尋問に立ち会おう。孫がいる教会で何をしようとしたのか、じっくりと話を聞かないとならないな」
先代様、素敵な笑みを浮かべてニヤッとしないで下さいよ。
あと、尋問じゃなくて聴取ですよ。
そんな事は気にせずに、先代様は馬に乗って護衛と共に軍の基地へと向かいました。
「えーっと、辺境伯家の人がケントちゃんとトリアさんだけになっちゃったけど、大丈夫かな?」
「問題なかろう。そもそも、シュン達は辺境伯領の者にも顔が知られておる。それに、ケントにとっても良い機会じゃ」
僕の不安に、王妃様は全く気にしていません。
確かに、やる気満々なケントちゃんに町の人もニッコリとしています。
僕達以上に、ケントちゃんは町の人達に人気がありそうですね。
すると、今度はホルンがあるものを作り始めました。
「あー、まんまる焼きだ!」
「前よりも上手になったよ」
もうまんまる焼きは辺境伯領の大人気となっていて、ケントちゃんも大好物だった。
ホルンは前よりもずっと料理が上手になっていて、勿論まんまる焼きも上達しています。
「「「「「パクッ、おいしー!」」」」」
ケントちゃんだけでなく、孤児院の子ども達もまんまる焼きの試食をして満面の笑みになっていました。
では、新たにまんまる焼きを炊き出しのラインナップに加えましょうね。
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