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【コミカライズ化】異世界のんびり散歩旅  作者: 藤なごみ


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1228/1262

散歩の千二百二十八話 聖教皇就任の式典の日です

 聖教皇就任の式典の日となり、僕達は朝早くから準備して大聖堂に向かいました。

 早く行かないと、町の人達が大勢大聖堂に押し寄せて動けなくなるからです。


「「「「「あっ、昨日会った人だ!」」」」」


 大聖堂に入ると、孤児院の子ども達が僕達を出迎えてくれました。

 どうやら、孤児院の子ども達も式典に参加するみたいですね。

 なお、うちの馬は警備は任せろと言わんばかりに大聖堂の入口でドーンと構えていました。

 アオとシマちゃんも暫く馬と一緒にいるそうで、聖騎士と共に不審者への対応をするそうです。


「えっと、僕達は席についていればいいんですよね?」

「はい、その通りになります。何かありましたら、お声がけさせて頂きます」


 シスターさんにも念のために確認したけど、ほぼ座っていれば良いみたいですね。

 王国だと最近は式典を運営する事が多かったから、何だかとても新鮮です。

 シロ達も、孤児院の子ども達と仲良さそうに話をしていますね。


 ズドドドドン!


「「「「「えっ!?」」」」」


 そろそろ町の人も大聖堂内に入ってくるかなと思ったら、突然大聖堂の外で大きな物音がしたのです。

 この音って、魔法が放たれる音じゃないかな。

 すると、聖騎士が僕達やその場にいたシスターさんに何があったか報告をしました。


「報告いたします。ゲス枢機卿一派と思われる者が、『選挙は無効だ!』と大騒ぎしておりました。すると、大聖堂に住んでいる小動物が現れ、一斉に聖魔法を放って騒いでいた者を吹き飛ばしました。皆様がお連れしているスライムにより、犯罪者だと判明しております」

「うむ、何も問題はないのじゃ。そやつは、随分と小動物に嫌われておるのう」


 王妃様は、上機嫌で聖騎士に返事をしていました。

 確かに、この程度の事なら全然平気ですね。

 もしかしたら、小動物から総攻撃を食らったゲス枢機卿一派は、前に小動物をイジメていたのかもしれません。

 後で、シマちゃんに聞いてみましょう。


 ザワザワザワ。


「いっぱい人が入ってきたね」

「凄く沢山だよ!」


 その後は特に問題は起きず、町の人達も次々と大聖堂の中に入ってきました。

 アオチェックが入口で行われているけど、僕も定期的に探索魔法で変な反応がないか確認しておこう。

 でも、その前に勘の鋭いシロが異変を見つけちゃうと思うけど。

 こうして、式典前の時間が過ぎていきました。

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