散歩の千二百二十七話 みんな上手にできたかな?
昼食後も孤児院での花飾り製作も無事に進み、孤児院の子ども達も良いものができました。
早速、みんなで大聖堂に向かいます。
トトト。
「「「「「できたよー!」」」」」
「おお、よくできたのう。これなら、神様も喜ぶはずじゃ」
孤児院の子ども達は、ちょうど祭壇前にいた聖教皇猊下に笑顔で力作を披露していました。
聖教皇猊下も、ニコリとしながら子ども達の頭を撫でていました。
早速、シスターさんが子ども達の作った花飾りを祭壇に飾っていきます。
「うわあ、一つだけレベルの違う花飾りがありますね……」
「誰が作ったのか、一目見て分かります……」
シスターさんが、僕をチラチラと見ながら花飾りを祭壇に飾っていました。
そんなに凄いものを作ったとは思っていないんですけどね。
何にせよ、これで明日の準備は終わりです。
「明日は、来賓として席に座っていればよい。こうして無事に新聖教皇猊下の誕生を祝うことができるのも、間違いなくソナタたちのおかげだ。改めて礼を言おう」
「「「「「どういたしまして!」」」」」
元気のよいシロ達の返事に、聖教皇猊下もニンマリとしながら頭を撫でていました。
僕達も、何とか明日を迎えられてホッとしています。
この後は式典の準備があるそうで、幹部クラスの聖職者と話をしていた王妃様と共に聖騎士団の基地に向かいました。
「明日の朝は、早く出発するよ。みんなも、寝坊しないようにね」
「「「「「はーい!」」」」」
お風呂に入ったちびっ子たちは、僕に元気よく返事をしていました。
リース作りで集中していたのか、もう眠そうにしているのもいますね。
そんな中、僕に文句を言っている人がいました。
「シュンの作ったハンバーグが出るのなら、妾も退屈な話し合いなど出ずに孤児院に行ったのじゃ」
王妃様、ジト目で僕を見ないで下さい。
予備にと思ったハンバーグも、結局腹ペコな孤児院の子どもたちに食べられちゃったんですから。
また今度の機会にして下さいよ。
えっ、駄目?
聖騎士も、僕の作ったハンバーグを食べたい?
「シュンよ、諦めるのじゃ。食の恨みは怖いぞ」
王妃様、満面の笑みで僕に言わないで下さい。
僕は、トホホと思いながら厨房に向かいました。
間違いなく、この世界に来てから一番ハンバーグを作ったかも。
そんな事を思いながら、ひたすらお肉を挽肉にしていたのでした。
読んでいただき、誠にありがとうございます
ぜひブックマーク、下の評価を5つ星よろしくお願いします!
作者のモチベーションも上がります!




