散歩の千二百二十二話 エンシェントドラゴン様と大聖堂へ
「エンシェントドラゴン様、大聖堂の位置は分かりますか?」
「うむ、何も問題はない。竜のネックレスがあるのだからな」
念の為にエンシェントドラゴン様にフランたちの位置を尋ねたけど、そもそも王国から聖教皇国までやってきているのだから何も問題なかった。
と言うことで、僕達も馬車に乗り込んで王都へと戻って行きます。
ズドドドド。
「「ブルル!」」
「だから、ドラゴンと速度を競わなくていいの!」
うちの馬は、結構なスピードで街道を突き進んでいた。
眼前には、王都に向かって飛んでいくエンシェントドラゴン様がいました。
本当に、うちの馬は負けん気が強いなぁ。
こうして、僕達を乗せた馬車はあっという間に聖都に到着しました。
「「ブルル」」
「負けて悔しいとか、そういう事を言わないの」
大聖堂に到着すると、うちの馬は先についていたエンシェントドラゴンに少し悔しがっていました。
そんなエンシェントドラゴン様の前には、聖教皇猊下をはじめとした大聖堂の聖職者はみんなひれ伏さんばかりでした。
「あっ、前に会ったドラゴンだ!」
「本当だね!」
「うむ、息災で何よりだ」
フラン達は、エンシェントドラゴン様と仲良く話をしていました。
でも、トリアさんとジョディーさんは目の前の大きなドラゴンにかなり驚いていますね。
「此度の愚かな者への対応、見事である。しかしながら、愚かな者は必ず現れる。今後も十分警戒するように」
「勿体ないお言葉、ありがとうございます」
エンシェントドラゴン様に、聖教皇猊下が代表して返事をした。
すると、大聖堂にいた人達の胸元が光り輝いたのです。
「我の加護を授ける。邪悪な者は、近寄る事も出来ないだろう」
「過分な贈り物を頂き、本当に感謝申し上げます」
「「「「ありがとー!」」」」
僕達が貰った物と同じネックレスだから、効果は抜群でしょう。
フラン達もお礼を言い、エンシェントドラゴン様は満足そうにしていました。
「それでは、我はこれで帰る。シュンにスーよ、また遊びに来るとよい」
「「「「「ばいばーい!」」」」」
バサッ、バサッ、バサッ。
エンシェントドラゴン様はシロ達の元気な見送りを受けながら空高く飛び上がり、あっという間に王国方面へと飛んで行きました。
移動時間も含めて一時間くらいだったけど、かなり濃密な時間だった。
「では、応接室へと移動しよう。皆も疲れているだろう」
「「「「「はーい!」」」」」
聖教皇猊下の声に、シロ達は元気よく返事をしました。
僕達も、流石に休まないとね。
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