散歩の千二百十六話 まだ準備運動レベル?
「ふふふ、怖気付いているみたいだな。骨竜よ、奴らを襲え!」
「「「グルル……」」」
ダッ、ダッ、ダッ。
ゲス枢機卿は、下衆な笑みを浮かべながら骨竜に指示を出した。
骨竜は勢いよく走り出したけど、何というかいつもうちの馬の速さに慣れているからなのか、かなり遅く感じるぞ。
「「ブルル!」」
シュイン、ズドドドド。
すると、そのうちの馬が腕試しだと魔法障壁を展開して骨竜に突っ込んでいった。
あーあ、もう結果が見えてしまった。
バッシャーン!
「なっ!?」
折角ゲス枢機卿が呼び出した骨竜が、馬と激突して粉々に砕け散ったぞ。
骨竜の胸元にあった闇の宝玉まで粉砕したので、粉々になった骨竜はピクリとも動かなかった。
ズドドドド。
「「ブルル!」」
「わあ、来るな!」
あっ、馬が魔法障壁を展開したままゲス枢機卿目掛けて突っ込んでいったよ。
あっという間に終わったかと思ったら、ゲス枢機卿もタダでは終わらなかった。
「くそっ!」
シュイン、スッ。
「「ヒヒーン!」」
ゲス枢機卿は、短距離転移魔法で丘の上に逃げた。
馬は逃げるなど嘶いているが、流石に丘の上には突撃できなかった。
「くっ、こうもあっさりと骨竜が壊されるとは。しかし、骨竜はこれだけではないぞ!」
「「「「「グギャー!」」」」」
サッ、シュイーン。
ゲス枢機卿が右手を上げると、また宙から複数の骨竜が現れた。
でもこれって、さっきと同じ骨竜じゃないかな?
数だけは、三十体はいるみたいだけど。
「ふはははは、流石にこれだけの数は相手にできないだろう! いけー!」
ゲス枢機卿は、これだけの数の骨竜がいれば僕たちを倒せると思っているみたいだ。
だが、残念ながらゲス枢機卿の思惑は大きく外れる事となる。
「はっ、せい!」
「浄化魔法も効きます!」
「しろぱーんち!」
僕達に取ってみるとやはり骨竜の動きは遅かったので、各人が骨竜を粉砕していった。
うん、聖騎士でも余裕で倒せるし聖魔法も効果抜群だった。
「もう終わりか? これでは、妾たちの準備運動にもならんぞ」
「はぁ!?」
結果的に、全ての骨竜は一分もかからずに全滅していた。
念のために浄化魔法をかけたので、もう動き出す事もないだろう。
王妃様もかなり暇そうにしていたが、ゲス枢機卿は信じられないという表情だった。
えーっと、もうこれで終わりかな?
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