散歩の千二百話 執事との激闘
「「「へぁ……」」」
「しっかりして下さい。直ぐに治療しますね」
「チッ」
玄関では、臨時の救護所が設けられてシャーリーさんとシマちゃんが忙しそうに治療していました。
使用人がバッタバッタとたおれていて、しかも少し反応がおかしかったです。
間違いなく、あの邪悪な波動を長期間浴びていた影響ですね。
浄化や状態異常解除魔法も念入りにかけられてから、使用人は治療施設へと運ばれました。
更にしおしおになった男性も複数運ばれてきたけど、これは間違いなく魔獣化の薬の影響でしょう。
こちらも、念入りに浄化と治療をします。
そして、何で僕が臨時救護所の近くにいるのかというと、実はこの人と戦っていたからです。
ガキン、ガキン!
「ぐっ……」
「流石シュン様、更に強くなられておりますね」
何と、何回も対戦している執事が、二階の階段から降りてきたのです。
その執事から、邪悪な宝玉の反応がありました。
他に動いている邪悪な宝玉の反応はなく、つまり執事が邪悪な宝玉を持っていたのです。
というか、これは……
「あなたは、邪悪な宝玉をエネルギー源にして動いているんですね」
「流石シュン様、その通りです」
激しく斬り合いながらも、執事は僕に返事をしたのだ。
動く人形というのは前々から分かっていたけど、まさかの真実に僕はかなりビックリしていた。
ガキン!
ザッ……
「ふうふう、何でこんな強敵を相手にしているのに僕だけが残っているのだろうか……」
「ふふふ。それは、皆様がシュン様を信頼しているのですよ」
少し距離を取って息を整えるけど、僕の周囲には王妃様達やヒョードル様達はいなかった。
僕が一番執事の事を知っているという事を言い、みんな屋敷内の捜索に移ってしまったのです。
馬も、執事は自分の相手ではないと一階の廊下をパカパカと歩いて行きました。
シュッ、ガキン、ガキン!
「私は、命令を受けて動く人形です。こうして、皆様を止めることが私の現在の使命です。特に、チームの頭脳であるシュン様を食い止める事ができれば、かなり大きな成果と言えましょう」
執事はそう言いながら、再び僕と高速戦闘を開始しました。
とはいえ、やはり執事はかなり強い。
一筋縄では行かないぞ。
うーん、あっ、そうだ。
あの方法が使えるか試してみよう。
「はああ!」
ガキンガキン!
僕は、執事に一気に接近した。
そして、斬り合いをしながらタイミングを見計らっていたのだった。
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