散歩の千百九十九話 突入作戦開始です
ヒョードル様は、連れてきた聖騎士に指示を出した。
「ゲス枢機卿の屋敷に突入する。浄化のための聖魔法を準備するように」
「「「「「はっ」」」」」」
というのも、既にアオが得意の鍵あけでゲス枢機卿の屋敷の門を開けていたのだ。
そして、門番がかなりふらふらだったので、スーが治療していた。
間違いなく、あの邪悪な波動を長期間浴びたためだろう。
「あっ、玄関に像が邪悪な宝玉を持って……」
シャキン、パラパラ。
「普通に物理攻撃が効くな。これなら、邪悪な宝玉を壊すのも容易い」
ヘーベル枢機卿様、自ら剣を手に邪悪な宝玉を壊さなくても良いと思いますよ。
いつの間にか邪悪な宝玉が増えていたので、屋敷の周囲にあるものは片っ端から破壊しました。
シュッ、ボキャン!
「「ブルル」」
あの、柔らかすぎるって文句を言わないの。
馬が、蹴り一撃でヘンテコな像ごと邪悪な宝玉を壊すなんてありえないんですからね。
「よし、では屋敷の浄化を開始する」
「「「「「はっ」」」」」」
シュイン、ぴかー!
「「「「「うぎゃー!」」」」」
浄化魔法が放たれると、何故か玄関ホールから複数の叫び声が聞こえてきたのだ。
ヒョードル様は、念のために状態異常解除魔法も聖騎士に放たさせた。
シュイン、もわーん。
「えっと、玄関ホールの反応は全く動かないですね。というか、かなり弱々しい反応です」
「つまり、既に自爆したというわけじゃな。アオよ、玄関も開けるのじゃ」
アオは、王妃様に敬礼をしてから再度玄関の鍵開けを行った。
ガチャガチャ、ガチャ!
ギギギ……
「「「「「げはっ……」」」」」
玄関を開けると、複数の人物がおじいさんみたいにしおしおになって倒れていました。
もしかしたら、玄関が開いた隙に僕達を襲うつもりだったのかもしれません。
でも、完全に作戦失敗ですね。
厳重に拘束されてから、治療を受けて運ばれて行きました。
「えーっと、玄関ホールに二つ邪悪な宝玉……」
「シロぱーんち!」
ボキャン。
シュシュ、パラパラ……
「浄化の影響か、切っても何にも手応えはないのう」
シロ、王妃様、まだ確認作業中ですよ。
ゲス枢機卿が屋敷内に邪悪な宝玉を増やしても、結局は本格稼働前みたいですね。
さてさて、探索魔法っと。
シュイン、もわーん。
「うーんと、執務室、二階の大部屋、寝室、食堂にもあるっぽいです。あと、動いている反応もあります」
「なら、各部屋を探して一気に潰せばいい。出入口は、確実に警備するようにしよう」
ヘーベル枢機卿様が、僕の話を聞いてあれこれ指示を出しました。
ではでは、先ずは反応のあるところに向かいましょう。
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