散歩の千百九十八話 いよいよゲス枢機卿の屋敷への作戦をします
翌朝、聖騎士団の施設ではある意味大変な事が起きていた。
「「「「「ごふっ……」」」」」
「おい、担架を持ってこい!」
「治療は、拘束してからだぞ」
うちの馬が朝の散歩に行ってくると言って外に出たら、ついでに聖騎士団の施設を襲おうとしたゲス枢機卿一派をノックアウトしたのです。
更に大聖堂にも散歩に行って、これまた大聖堂を襲おうとしたゲス枢機卿一派を叩きのめしたのです。
そのおかげで、聖騎士団の施設はノックアウトされたゲス枢機卿一派を連行するのに大忙しでした。
「「ブルル」」
準備運動にもならなかったと言っていたけど、そういう話じゃない気がしますよ。
早くゲス枢機卿の屋敷を壊したいと言っているけど、屋敷は破壊しないですよ。
「相変わらず、規格外の馬だ。懸念していた事を、こうもアッサリとクリアするとは」
「しかし、これで堂々とゲス枢機卿の屋敷を強制捜査できますな。私どもも、腕が鳴りますぞ」
ヘーベル枢機卿様とヒョードル様が、とても良い笑顔で話をしていますね。
どうやらゲス枢機卿一派は、襲撃に失敗したばかりか反撃の大義名分を僕達に与えたみたいです。
僕たちもしっかりと朝食を食べて、いよいよ出発です。
「大聖堂にも襲撃があったから、頑張って聖教皇猊下やシスターさん達を守ってあげるんだよ」
「「「「「はーい!」」」」」
フランたちは、やる気満々で僕たちに返事をしました。
ジョディーさん、トリアさん、シャーリーさんもちびっ子達についているし、暴走する事はないですね。
早速、若馬の引っ張る幌馬車に乗って大聖堂に向かいました。
「ふふふ、遂にゲス枢機卿のご尊顔を拝めるのじゃ。とても楽しみじゃのう」
王妃様、愛剣の手入れをしながら言うセリフじゃないですよ。
何というか、とても怖いです。
さて、僕たちも身支度と武器を確認して馬車に乗り込みます。
パカパカパカ。
「えーっと、悪い人をぶっ飛ばして、悪い玉を壊せばいいんだね」
「うむ、その通りじゃ。至極簡単な任務じゃ」
「頑張るぞー!」
シロも王妃様も、そう簡単に言わないで下さいよ。
何が起こるか、全く分からないんですからね。
とにかく、何とかして主犯のゲス枢機卿を捕まえないといけないですね。
「状況はどうだ?」
「はっ、異常ありません。何も動きはありません」
早速ゲス枢機卿の屋敷前に到着したけど、何というか邪悪な気配がもう弱々しくなっていますね。
監視していた聖騎士も、本当に何にもなかったとヒョードル様に報告していました。
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