散歩の千百九十六話 各国からの原本が到着しました
遂に、各国からの投票原本が到着し始めました。
王国からも、ヘーベル枢機卿様の一団が今日到着するそうです。
王国は聖教皇国に次いで票数が多いので、かなり重要な存在だそうです。
「はい、次の方どうぞ」
「お次の方もどうぞ」
そして、大聖堂ではまたまた聖都の住民向けに炊き出しが行われていました。
今日は治療は程々予定なのでスー達が全力でゲス枢機卿の屋敷を浄化し、僕の魔力は温存されました。
まさか、全力で炊き出しの仕込みをするとは思わなかったけど……
スープは、この前作ったスパイスたっぷりのトマトスープです。
「こうやって握るんだよ!」
「三角に握るのがコツなんだよ」
そして、焼きおにぎりも提供する事になりました。
ホルンとヴィヴィがシスターさんにおにぎりの握り方を教えていて、スー達もどんどんとおにぎりを握っていきます。
握ったおにぎりは、特製醤油ベースのタレを塗ってアオが職人芸で焼いていきます。
シャーリーさんやトリアさんも上手に焼きおにぎりを焼いていて、どんどんと町の人に配られます。
そんな食欲をそそる匂いが漂う大聖堂の前に、遂にこの人達が姿を現しました。
「おお、良い匂いがしたかと思ったら、やはりシュンの作る料理か」
馬車からヘーベル枢機卿様が姿を現したけど、まさか僕の料理だと匂いだけで当てるだなんて。
そして、たまたま様子を見に来た聖教皇猊下にヘーベル枢機卿様をはじめとした王国聖騎士団が膝をつきました。
「王国聖騎士団団長ヘーベル、只今到着しました」
「うむ、遥々遠路より大義である。所定の手続きを取ったら、お主らも休むとよい」
「はっ」
聖教皇猊下の体調を聞いていたのか、ヘーベル枢機卿様をはじめとした王国聖騎士団は特に動揺していませんでした。
そして、大聖堂の中に入って三十分程で再び炊き出しの所に戻って来ました。
全員に、炊き出しのスープが配られました。
「うむ、やはりシュンの作る料理は格別だ。まさかこのトマトスープが、ここまで美味くなるなんて」
「全くですな。シュン殿は、帝国に来られた際にもピリ辛の激旨料理を作られておりましたぞ」
少し前に帝国からの使者も到着し、ヘーベル枢機卿様と僕の作った料理について語り合っていました。
他の国からの使者は、何でこんなに美味しい料理を平然と食べていられるのという疑問の表情で王国と帝国からの使者を見ていたのでした。
単に、僕の作った料理を食べた事があるかないかだけな気がしますけどね。
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