散歩の千百九十一話 結局簡単に制圧です
取り敢えず、聞けるだけの情報は聞けたかな。
他の人達に確認しても、もう大丈夫みたいですね。
一応優秀な魔法使いみたいだけど、多分物理攻撃系には弱そうです。
すると、この三頭が戦うと名乗りを上げたのです。
「「「ブルル!」」」
「ははは、弱腰の主人の為に代わりに馬が相手とは。こりゃ傑作だ!」
いやいやいや、馬三頭だなんて明らかに過剰戦力なんですよ。
うちのは、普通の馬じゃないんですからね。
ナイ元司祭は大笑いしているけど、多分数分後にはどうなっているだろうか……
シュイン、ブオン。
「はっ?」
ドギャーン!
「ほげーーー!」
ドサッ。
「ブルル」
あっ、若馬が雷魔法系の身体能力強化魔法を使って、魔法障壁の突進でナイ元司祭を思いっきり跳ね飛ばしたよ。
残像を残すほどの素早い動きだから、ナイ元司祭が一瞬で対応できる訳もありません。
クルクル回ってから地面に叩きつけられたナイ元司祭は白目を剥いて気絶していたけど、何とかギリギリ生きているみたいだ。
パカパカパカ。
「ブルル」
「うむ、よくやった」
若馬は、王妃様の所に行って頭を下げていた。
王妃様も、若馬の頭を満足そうにしながら撫でていた。
「ナイ元司祭は、魔法使い向けの拘束をしてから治療を」
「「「「「はっ」」」」」
直ぐに、ヒョードル様が聖騎士に指示を出した。
ナイ元司祭はポーションを適当にかけられた程度だったけど、それでもだいぶ息を吹き返したみたいだ。
「となると、帰りに屋敷に向けての浄化を行えばよさそうじゃのう」
「私達も頑張ります」
「「「「「頑張ります!」」」」」
王妃様の方針に、スー達も威勢良くこたえていました。
逆を言うと、あと数日でゲス枢機卿の屋敷に突入する事が可能です。
そして、ここで気になった事が。
若馬はともかくとして、他の馬二頭がいません。
えーっと、もしかして……
バキン、ボカン!
「「「「「ギャー!」」」」」
あっ、もしかして大聖堂の裏手に集まっているゲス枢機卿一派を叩きのめしているのかも。
というか、間違いなくうちの馬ですね。
「「ブルル」」
うちの馬はかなりつまらなそうに引き上げてきているけど、本気で戦える様な相手なんてほぼいないんですから。
あなた達が馬からUMAにならないように、僕達も気をつけているんですからね。
最新作もよろしくお願いしますm(_ _)m




