散歩の千百八十四話 一日もふもふしていました
「あら、シュン様は動物に好かれるのですね」
僕の方にリスやモモンガが乗ったままなので、シスターさんに色々言われちゃいました。
すると、シスターさんはこんな事を言ってきました。
「大聖堂に住む動物は、神の使いだと言われております。そして、かなり警戒心が高いのです。ここまで、大聖堂に住む動物に好かれる人は初めて見ました」
いやいや、動物に好かれているのは僕だけではないですよ。
モモンガなんて、フランやスーの肩にぴょんと飛び乗っていますよ。
応接室に移動して、色々と話をします。
「元々明日は奉仕活動の予定でした。ですので、皆様方が奉仕活動に参加されても何も問題ないありません」
「妾も、先程枢機卿から聞いた。是非とも、美味しい食事を提供して欲しいとのことじゃ」
王妃様、僕の顔を見てニヤニヤしないで下さいよ。
シスターさんの指示を聞いて、普通通りにすればいいんですよ。
「あと、数人体調不良の方が治療に来られました。中には催眠香の影響と思われる方もおりました。今日一日は、治療を行います」
「うむ、少しでも多くの人を治療せねばならぬ。引き続き、治療をするように」
スーの報告を報告を聞き、王妃様も満足そうにしていました。
えーっと、僕も治療をした方がいいかな?
「シュンは、そのまま草取りじゃ。このままでは、大聖堂の中に動物が溢れてしまうぞ」
「「「「「ふふっ」」」」」
あの、スーたちもそんな目で僕を見ないで下さい。
今も、もふもふしてくれとリスが膝の上にいるんですから。
モモンガは、いつの間にか王妃様の肩に乗っていました。
ある意味、勇気のある行動だぞ。
「では、この後も頼むぞ。妾は、引き続き枢機卿と話をしてくるのじゃ」
「「「「「はい!」」」」」
こうして、この後の事も決まったのでそれぞれ動き始めました。
なのに、フランたちが僕の後をついてきたのです。
「「「もふもふしてからー」」」
いや、僕は普通に草取りしていただけですよ。
そして、再び大聖堂の庭で草取りを始めると、隠れていた動物が一斉に集まってきました。
「「「もふもふー」」」
野ウサギを撫でてご機嫌なフランたちを見ながら、僕は草取りを続けます。
「キキッ」
中にはとても小さな猿が僕の服にくっついていて、時々現れる虫を食べていました。
こうして、一日草取りをしながら過ごしていきました。
そして、スーたちも交代で僕の所にきて、小動物をもふもふしていました。
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